ハリウッドで成功してから大学に入学&復学したセレブ25人
学び直しに年齢なんか関係ない!
名声を手に入れても、教育を受ける情熱を持ち続けたセレブたち。エマ・ワトソンからオプラ・ウィンフリーまで、ハリウッドでの成功を手に入れたあと大学に通ったすばらしいスターたちを<コスモポリタン アメリカ版>からご紹介します。
エマ・ワトソン
『ハリー・ポッター』シリーズの撮影が終了したあと、アメリカのブラウン大学に入学し、5年間在学。さらに2011年にはオックスフォード大学のウースターカレッジにヴィジティング・スチューデント(訪問留学生)として入学。2014年5月にブラウン大学を卒業、英文学の学士号を取得しました。
「在学中、よく批判的な電話をもらった」そうですが、「みんなの注目の的になる環境から離れて、自分自身を見つめ直す場所が必要だったの」と、2017年に<インタビューマガジン>に語っています。
アナ・パキン
11歳で出演した映画『ピアノ・レッスン』でアカデミー主演女優賞を受賞、二人目の最年少受賞記録となったアナ・パキン。2001年にコロンビア大学に入学。
『Xメン』、『あの頃ペニー・レインと』などの映画に出演、女優業に専念するため休学しました。同時期に、同じく女優のジュリア・スタイルズも通学していたそう。
コール・スプラウス
2005年にドラマ『スイートライフ』に双子の兄ディランと共に出演し、ディズニーチャンネルデビュー。
2011年に『スイートライフ』が終了すると一時休業してニューヨーク大学に進学。ガラティン・スクール・オブ・インディビジュアライズド・スタディーに学び、地理情報システムと衛星画像の分野で学位を取得。のちにインタビューで、大学時代はフォトグラファーとしてアルバイトも経験したことを話しています。
卒業後俳優業に復帰、青春ミステリードラマ『リバーデイル』に出演してイケメン俳優として人気爆発。共演女優リリ・ラインハートとの熱愛・破局報道でも注目されています。
ディラン・スプラウス
双子の弟コールと共にニューヨーク大学ガラティン・スクール・オブ・インディビジュアライズド・スタディーに学び、2015年に卒業。在学中はビデオゲームに夢中になったほか、アルバイトも経験。
のちに自身のTumblrに、レストランの給仕係として働いていたことをを書いています。当時<E!>には、お金のために働いているわけではないと語っていますが、「あまりに気前よくビデオゲームにお金を使ってしまうので」とも言っていました。
カリフォルニア在住時に出会ったはちみつ酒ミードについて、在学中も調査・研究を進めていたというディランは、醸造所を大学時代の友人と共同で立ち上げ、2018年から自身のブランド「All-Wise」のミードを製造・販売しているそう。
ヤラ・シャヒディ
アメリカのテレビドラマ『Grown-ish』で注目を集め、そのスピンオフである『Blakish』に出演中の彼女は、2017年にハーバード大学合格を公表。出願時に、かのミシェル・オバマに推薦状を書いてもらった、ということでも注目を集めました。
女優業のほか政治活動も展開中のヤラは、自身がアフリカとイランの血をひくことから、有色人種の権利向上のための活動をしているほか、ティーンエイジャーに政治の現状と選挙の力を伝えるための団体「Eighteen x 18」も設立。
大学生活と女優業や政治活動を両立させ、2019年には映画『サン・イズ・オールソー・ア・スター 引き寄せされる2人』の主演をつとめました。
ナタリー・ポートマン
1999年、映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の公開後、18歳でハーバード大学に入学し、2003年卒業、心理学の学士号を取得 。その間も『あなたのために(原題:Where the Heart Is)』、『ズーランダー』、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』などの映画に出演。
2015年、ハーバード大学の卒業式でスピーチを行い、次のように語りました。
「今日私は1999年に入学したときと同じような気持ちです。あのとき私はハーバード大学に入ったのは間違いだ、ここにいる誰もが自分よりも優秀だ、と感じていました。話をするときには必ず、自分がバカな女優ではないと証明しなくてはならない、と感じていました」
メアリー・ケイト・オルセン
スプラウス兄弟同様、双子の子役としてブレイクしたオルセン姉妹。妹のメアリーは、ニューヨーク大学ガラティン・スクール・オブ・インディビジュアライズド・スタディーに学びますが、ファッションデザイナーとしての仕事と、姉と共同経営しているプロダクション、Dualstar Entertainment Groupの仕事に集中するため、休学することに。
90年代から2000年初頭に大活躍したオルセン姉妹はともに女優業を引退。メアリーは大学にも復帰することはありませんでした。
アシュリー・オルセン
妹とともにニューヨーク大学に入学した当初、ふたりはニューヨークのウエストヴィレッジのペントハウスを73億ドル(約7800億円)で購入したことで有名になりました。
ふたりの弁護士でありマネージャーのロバート・スローン氏が2004年に<ロサンゼルス・タイムズ>に語ったところによると「寮に入らない選択をした理由はビジネスのせいというよりも、ほかの学生の生活を守るためです。昨年ふたりが寮を見学したときに、数分で人だかりができてしまったもので」。
アシュリーも大学を休学後、復学することはありませんでした。
アメリカ・フェレ―ラ
アメリカは2002年に南カリフォルニア大学に入学しましたが、脚光を浴びた大人気ドラマ『アグリィ・ベティ』の主役に抜擢されて休学。同ドラマでゴールデングローブ賞、エミー賞の主演女優賞、全米映画俳優組合賞を受賞、その後映画『旅するジーンズと16歳の夏』とその続編に出演。
大学に復学し、2012年に国際関係論で学士号を取得し卒業。「10年かかったけれど、ついにやったわ! すばらしい気分」とツイート!
クレア・デインズ
『若草物語』で映画デビュー、『ロミオ+ジュリエット』で一躍人気となったクレアは、1998年にイェール大学に入学、心理学と美術を専攻。2年後に女優業に復帰した際、2018年4月、ハワード・スターンのラジオ番組で、充実した学生生活を送っていたと語りました。
有名人であったものの、通常の学生と変わりない生活を送っていたとか。
「友達とお酒を飲んだり 、ゲーム『マリオテニス』をやったりしていたわ」
ダコタ・ファニング
映画『アイ・アム・サム』で数々の賞を受賞、『メラニーは行く』、『シャーロットのおくりもの』に出演し天才子役として活躍。
ドラマ『フレンズ』に出演後、ニューヨーク大学ガラティン・スクール・オブ・インディビジュアライズド・スタディーに入学。「映画で描かれた女性像と文化」いうテーマで女性学を勉強していたそう。
リベラル系ニュースサイト<デイリー・ビースト>に次のように語っています。
「映画の中で女性は、男性から評価されているとか、男性について論じでいるとか、男性のせいで傷心であるとか、男性のおかげでしあわせになったとか、そんな姿で描かれることが大半で、それ以外の女性ってほとんど目にすることができないと思うの。このことについて考えるのはとても興味深いことだし、事実だと思っているわ」
そんなダコタは、2016年に無事に卒業!
タイラ・バンクス
スーパーモデルとして活躍後、リアリティ番組『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』の製作総指揮・司会者としてさらなる活躍を続けるタイラ。
2012年、ハーバード・ビジネス・スクールの修了式の写真をアップし「すばらしい瞬間」とツイートしました。
タイラが修了したのは経営者向けのプログラム「OPM(Owner/President Management Program)」。さらに2019年、修了生むけのプログラム「OPM Renew」を受講するためにハーバード・ビジネス・スクールに戻ったそう。
アシュレイ・ジャッド
大学入学前からモデルの仕事を始めたアシュレイ。サスペンス映画『コレクター』、『ダブル・ジョパティ』など女優としても活躍。仕事のため中退したが、17年後ケンタッキー大学に復学、2007年にフランス語専攻で学士を取得しました。通信講座などを活用しての卒業だったよう。
2010年、ハーバード大学で公共政策の修士号を取得。さらに2016年、48歳になったアシュレイは、超難関として有名なカリフォルニア大学バークレー校公共政策学部博士課程に入学したと公表。
自身のFacebookビデオで、博士号取得を目指しており、調査研究に励み、よりよい社会を構築するために貢献できる人材になりたいと話しました。
オプラ
アメリカで知らない人はいない存在となっているオプラ。奨学金で入学したテネシー州立大学の2年生のときに、CBSからのオファーを受け、大学在学中に地元テレビでおなじみの存在となりました。仕事との両立が難しく、1975年に卒業するはずが1単位足りずに学位取得は断念。
1987年にはシカゴを拠点とし、その後たいへんな長寿番組となる『オプラ ・ウィンフリー・ショウ』がスタート。テレビの女王オプラは、1987年にテネシー州立大学の卒業式でのスピーチで次のように語りました。
「今日の依頼をいただいたとき、私はこう言いました。『私は全国放送の自分の番組をもち、映画を製作し、オスカー賞のノミネートを受け、自分の会社Harpoを設立しています。けれども、卒業に必要なあと1単位を取得することができなければ、卒業式でのスピーチはお受けできません』と。そして私は、履修科目の課題を修了し、最終課題レポートを提出して、晴れて学位をいただくことができたのです」
オプラはスピーチ・コミュニケーションとパフォーミング・アーツでの学位を取得しています。
ジョセフ・ゴードン・レヴィット
子役としてキャリアをスタートし、1992年に『リバー・ランズ・スルー・イット』で映画デビュー。2000年に俳優業を中断、コロンビア大学に入学し、文学、歴史、フランスの詩を専攻しました。
彼は当時<AV Club>にこのように語っています。
「テレビ番組『サード・ロック・フロム・ザ・サン』は大好きな作品だし出演できてとても光栄に思ってる。でも、6年はかなり長くて、演じることが楽しめなくなっていたんだ。いったん離れてみて、前よりは自己中心的ではなくなったと思う。これまでにない形で世の中とのつながりを持ちたいと思うようになったときが、俳優として復帰する時なんじゃないかな」
2004年に大学を中退、芸能界に復帰し、その後は監督としても活躍しています。
エヴァ・ロンゴリア
大人気ドラマ『デスパレートな妻たち』のファイナル・シーズンに出演中の2013年、カリフォルニア大学ノースリッジ校からチカーノ学の修士号を取得。
修了式当日、「誰でも、学ぶのに、年をとりすぎたとか忙しすぎるとかってことはないわ!」とツイート。
ジョディ・フォスター
映画『タクシー・ドライバー』、『フリーキー・フライデー』に出演後、イェール大学に入学。1985年に文学で学士号を取得。
<ニューヨーク・タイムズ>によると在学中に映画を5本とり、期末論文は締め切りの2週間前に提出、成績はオールAだったという。1997年には同大学から名誉博士号を授与されています。
ブルック・シールズ
子供モデルとしてキャリアをスタート、映画『プリティ・ベビー』、『青い珊瑚礁』、『エンドレス・ラブ』で世界的な人気を集めた後に、プリンストン大学に入学、フランス文学を専攻。1987年に卒業しています。
2014年には、子供時代から大学時代、その後を回想する自伝『There Was a Little Girl(原題)』を出版し話題となりました。
ジェームズ・フランコ
カリフォルニア大学ロサンゼルス校在学中に演劇に興味を持ち、中退。2002年に映画『スパイダーマン』で世界的に有名となるも、2006年に大学に復学、英文学を専攻し、2008年に優秀な成績で卒業。
その後も、2010年にはコロンビア大学で英文学修士号を、2011年にニューヨーク大学で映画制作の修士号を取得。さらにブルックリン・カレッジではフィクション・ライティングを、ウォレン・ウィルソン・カレッジでは詩を学び、2010年にイェール大学で英文学修士を取得後博士課程に進学。
高校やカリフォルニア大学、ニューヨーク大学などで教鞭もとっているそう。
カーリー・クロス
2017年、<フォーブス>で「最も稼いだモデル」7位(900万ドル、約10億円)にランクインした彼女。2015年にニューヨーク大学ガラティン・スクール・オブ・インディビジュアライズド・スタディーに入学。
自身が運営する13歳から18歳の女子向けの教育を提供する団体「Kode With Klossy」や、YouTubeチャンネルなどで、コーディングについての教育機会の提供に努めているそう。