超一流パフォーマーは、いつだって観客の前でベストを尽くすもの。毎回素晴らしい舞台を作り上げるアーティストでも、特に印象深く、いつ観返しても感動せざるを得ない特別なパフォーマンスというのはあるはず。コーチェラでのビヨンセが記憶に新しいけれど、アーティストの調子、舞台のセッティング、観客の盛り上がり、曲の良さ…全てが完璧に整って生まれた、ミュージシャン達の奇跡のパフォーマンスをまとめました。何回観ても感動すること必至です！
クリスティーナ・アギレラ in＜ストーリーテラーズ＞（2010年）
名曲『ビューティフル』など、悩みを抱える人に寄り添う歌が広く支持されているクリスティーナ。彼女がアメリカのTV局・VH１の音楽エンターテイメント番組＜ストーリーテラーズ＞で披露した『ファイター』のパフォーマンスは、彼女のパワーと魅力が炸裂。恋人に散々傷つけられた女性が強くなっていく、そんなたくましい歌詞を力強く歌い上げています。彼女の心の叫びのような激しさだけれど、音程も声量も完璧。ヘア、メイク、ファッションまでもが素晴らしい！
リアーナ in＜ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー＞（2012年）
2012年の＜ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー＞のパフォーマーとして登場したリアーナ。素晴らしい歌唱力を披露しただけでなく、ヴィクシーエンジェルやモデル達に囲まれても、全くひけをとらない妖艶な美しさ！ この年リアーナは、パラリンピックの閉会式でも印象的なパフォーマンスで世界中を魅了しました。
ケイティ・ペリー in＜ワン・ラブ・マンチェスター＞（2017年）
＜マンチェスター・アリーナ＞でのアリアナ・グランデのコンサートで起きた自爆テロの犠牲者の追悼のため、事件からたった2週間後にコールドプレイ、ジャスティン・ビーバー、マイリー・サイラス、リアム・ギャラガーらを迎えて行われたコンサート＜ワン・ラブ・マンチェスター＞。そこで、ケイティは大ヒット曲『ロアー』を全身を使って熱唱！ 観衆を勇気づけたい、という思いが伝わってくるパフォーマンスです。
アデル in＜ロイヤル・アルバート・ホール＞2012年
失恋した事のある人なら号泣必至のアデルの名曲『Someone Like You』。このロンドンの＜ロイヤル・アルバート・ホール＞でのパフォーマンスでは、本人だけでなく観客も感極まって涙を流していたよう。ピアノと歌だけ、というシンプルさが逆に胸にグッときます。よく見ると、歌っているアデルは裸足！
マドンナ in ＜スーパーボウル・ハーフタイムショー＞（2012年）
スーパーボウルのハーフタイムショーは、過去にもマイケル・ジャクソン、ビヨンセなど、数多くのアーティストの語り草になるパフォーマンスが生まれた場だけれど、このマドンナの2012年のショーは歴史を題材にしているという意味でも、記憶に残ったという意味でも「歴史的パフォーマンス」！ ローマ帝国のグラディエーターに扮した金色の衣装をまとったダンサー達や綱渡り芸人を従えてマドンナが登場。ヒットソング『ヴォーグ』に合わせて、年齢を感じさせないダンスを披露するという、エンターテイメント要素盛りだくさんの圧巻のパフォーマンス。この大舞台の中心で圧倒的な輝きを見せたマドンナは、史上最高のエンターテイナーの一人だと証明したと言えるかも。
ジェニファー・ロペス in ＜アメリカン・ミュージック・アワード＞（2013年）
こちらもステージでは圧倒的な存在感のJLo。過去にはラテン音楽界のスーパースターである元夫マーク・アンソニーの舞台に登場し、夫を完全に喰ってしまったことも（笑）。この＜アメリカン・ミュージック・アワード＞でのパフォーマンスでは、単なるラテン音楽界の大御所、故セリア・クルスの過去のヒット曲を歌うトリビュートかな、と思いきや、最後はやっぱりJLoのセクシーなパフォーマンスに会場全体が大興奮。この衣装を考えた人、天才です。
ジェシー・J、アリアナ・グランデ、ニッキー・ミナージュ in ＜アメリカン・ミュージック・アワード＞（2014年）
ジェシーとアリアナとニッキーが同じステージで歌う…ってどう考えても対立して絶対うまく行かなさそうなのに、結果的には三者三様の魅力が最大限に活かされてしまった（！）、奇跡のステージ。動画の途中で出てくるロードがジェシーと一緒にノリノリで歌い踊っているのがかわいい！
レディー・ガガ in ＜スーパーボウル・ハーフタイムショー＞（2017年）
そして、レジェンドと言うより、もはやアンビリーバブルなのが、2017年のレディー・ガガのハーフタイムショーのパフォーマンス。宙釣りに始まり、アクロバット、激しいダンス…しかも口パクに頼らず徹頭徹尾、自分のボーカルで貫き通す度胸は、もはや超人レベル。現在は線維筋痛症で活動停止中だけど、いつかまた元気な姿を見せて欲しい。
