歌手・女優として活躍するジェシカ・シンプソン(43歳)。“第二のブリトニー・スピアーズ”と呼ばれ注目を浴びた彼女ですが、キャリアを通して体型に対する批判や言及も繰り返されてきました。
そんなジェシカはこのほど、米ニュース番組『アクセス・ハリウッド』に出演。そこで、さまざまなイメージが未だつきまとうことを自分の子どもたちがメディアで知って“困惑している”と明らかにしました。
ジェシカは2014年7月、元NFL選手のエリック・ジョンソンと再婚。その後、3人の子どもを授かっています。同インタビューでは、子どもたちからメディアが報じている自身のボディイメージについて聞かれ、答えるのに苦労したことを告白。
「子どもたちは、未だに私が世間に詮索されているのを見て、とても混乱しています。彼らは、『全然理解できない。どうしてママのことをきれいだって言わないの? ママはきれいだよ』と言ってくれます」
「(メディアでの扱いが)良くなっていると言えたらいいのですが、未だに変わっていないんです」
2020年2月には、幼少期の性的虐待やアルコール・薬物依存症、過去の恋愛や離婚などの半生を赤裸々に綴った自伝本『Open Book(原題)』を出版。その中で、メディアから受けた減量へのプレッシャーについても明らかにしています。
またアルコール依存で苦しんでいた時期の写真を、翌年にInstagramで投稿して話題に。投稿した2021年からちょうど4年前に撮影したという写真のキャプションには「とても自分とは思えない」と添え、自尊心を取り戻すべくアルコールを絶つに至った心境を長文で綴りました。
「(中略)アルコール中毒や依存症というレッテルには、多くの偏見があります。私が本当にやらなければいけないのは、失敗や痛み、一度“壊してしまった”こと、そして自暴自棄になった事実を受け入れることでした」
「飲酒自体が問題ではなかったのです。問題は私自身でした。自分を愛していなかったし、自分の力を信じていませんでした。でも今はそうではありません」
<TODAY>が報じたところによると、最新のインタビューでは体重の増減を経験したことが“ユニークな視点”を与えたと語ったジェシカ。
「あらゆるボディサイズを経験してきたのは、素敵なことでした。すべての人や女性の気持ちが理解できる気がするし、誰もがファッションやテイストで引けを取らないってわかったよ」
さらに、この経験は子どもたちに自己肯定心を育むよう教える際にも生きているといいます。
「子どもたちに、『自分に対してどう感じるかで大切なのは、あなたのどう思うかだけだよ』って教えています。誰かのために着飾らないで。誰かのようにならないでいい。他の誰かをインスピレーションにすることはできるけど、本当に自分とは“別のサイズ”になる必要はないんです」
困難な時期を乗り越えたジェシカだからこそ、子どもちや周りの人へ自分を愛することの大切さを伝えられるのではないでしょうか。彼女の声が、より多くの人に届くといいですね。