キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子の長男、ジョージ王子は7月22日(現地時間)、10歳の誕生日を迎えた。つまり、未来のイギリス国王である王子が生まれてから、早くも丸10年が経過したことになる。

皇太子一家が「ちょうど10年」という節目を迎えたことを機に、キャサリン皇太子妃が第1子であるジョージ王子の出産にあたって、いくつかの“厳格なルール”を課されていたことが伝えられている。

もちろん、王室に「規則」があることは、すでに多くの人が知っていること。そして、ロイヤルメンバーの誕生が一大事であることを考えれば、そうしたルールがあったとしても、それほど驚くことではない。

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その規則のひとつは、「赤ちゃんの誕生を最初に知るのは、エリザベス女王でなくてはならない」というもの。女王が報告を受けるまで、「他の誰にも出産したことを知らせてはいけない」とされていたそう。

この厳格なルールのために、キャサリン皇太子妃は自分の両親や家族、友人たちの誰にも、王子の誕生をすぐに知らせることができなかった。

また、『マリ・クレール』誌によると、そのとき分娩室にいたほかの人たちにも、秘密厳守を誓うことが求められていたという。

記事はこの王室の決まりについて、「将来の君主が誕生したことは、まずは在位中の君主に報告することとされている」と紹介している。

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では、亡きエリザベス女王はどのようにして、ジョージ王子の誕生を知ったのだろうか――?

「現在の次期国王」であるウィリアム皇太子が、特別に暗号化された電話回線を通じて祖母の女王に電話をかけ、誕生を報告したとのこと。

そのほか皇太子夫妻は、王位継承者となる自らの子の名前の決定に関して、女王の承認を得る必要があったという。

……幸い、「ジョージ・アレクサンダー・ルイ」という名前のチョイスは、“大正解”だったとみられている。

From COSMOPOLITAN UK