チャールズ国王は即位後、ロイヤルファミリーを取り巻く環境を一新させるため、ためらうことなく行動に出ている。そのなかには、故エリザベス女王に長年仕えた専属のドレッサーを、女王が与えた住まいから“追い出す”ことも含まれていたもよう。

『タイムズ』紙のバレンタイン・ロウ記者(王室担当)の著書、『Courtiers』(廷臣たち、の意味)のペーパーバック版が出版されたことを受け、同紙に掲載された抜粋のなかで、明らかにされた。

その抜粋によると、チャールズ国王は“女王の親友”と呼ばれた側近のアンジェラ・ケリーさんに、これまで暮らしてきたウィンザー城に近いホーム・パークのコテージから退去するよう命じたという。

「権力者たちは、王室が無料で貸与した住居にケリー氏が住み続けることには、あまり前向きではありませんでした」「交渉が行われ、シェフィールドに住む彼女の孫たちの家の近くに、国王が住宅を購入して提供することが提案されました」

また、ある関係者はこう話しているという。

「アンジェラは、誰にでも好かれるタイプではありませんでした。それでも国王は、彼女をホームレスにするつもりはなかったのです。ただ、彼女の“隣人”ではいたくなかった、ということではないでしょうか」

the state funeral of queen elizabeth ii
Chris Jackson//Getty Images
アンジェラ・ケリー氏

チャールズ国王がまったく新しい家をケリーさんに買い与えたのは、親切な対応。ただ、それでもこれは、やはり不自然な感じが残る話といえる。ロウ記者は、ケリーさんがこの時期、少しとげのある文章をインスタグラムに投稿していたと指摘している。

「さよならを言う準備をしています。とうとう新しい家に引っ越します。私がようやく、マイホームと呼べる家です」

そして、これに対してコメントしたある友人に、ケリーさんは次のように返答していたという。

「仕事用の電話は、もう使えなくなってしまったの……新たな冒険に出るのを、楽しみにしているわ」

instagramView full post on Instagram

From COSMOPOLITAN US