ディズニー・チャンネルで放送された人気ドラマ『リジー&Lizzie』に出演し、14歳にして一躍スターになった俳優で歌手のヒラリー・ダフ(35歳)。彼女は<オーストラリア版 Women's Health>のインタビューで、10代で得た名声が原因で「摂食障害」に悩まされた過去について明かしました。
幼くしてショービズの世界に足を踏み入れ、14歳で脚光を浴びることとなったヒラリー。17歳のときに自分自身の体との関係が悪化した時期について振り返りました。
「それまで歩んできたキャリアのせいで『私はカメラの前に立っている』『女優は痩せている』という意識に捉われてしまうんです」
現在の彼女は自分の体に対して自信をもつことを、当時よりもポジティブに捉えているそう。「体の外側だけを良くしようとするのではなく『私は強い』と思えるようなことに取り組みながら、自分の健康に感謝しています」と語りました。
「一緒にいて楽しかったり健康やボディ・ポジティビティについて同じような考えをもっていたりする人々と過ごし、十分な睡眠とバランスの良い食事をとっています」
ヒラリーは、2014年の<Health>誌のインタビューで、17歳当時は(157cmの身長に対して)体重が約44kgだったと告白したことも。
「必要な栄養素を摂っておらず健康でなかったため、よく手が痙攣していました」
ヒラリーは「女優は痩せているもの」というイメージに苦しんだと明かしましたが、摂食障害患者の支援団体「Beat」のトム・クイン氏によれば、摂食障害で悩む人たちに対してメディアが与える影響は大きいと言います。
「メディア業界はしばしばより細い体を“理想像”として表現しますが、それは摂食障害に苦しむ人々にとって非常に大きなダメージとなりえます。摂食障害は複雑な精神疾患であり、患者全員が自分の体に否定的になってしまうわけではありません。しかし、こうした体型の“トレンド”は、すでに心が弱まっている誰かにとっては、体型に関する目標を達成しようと有害な行動に出るきっかけとして作用することがわかっています」
「非現実的な体の理想を達成しようとすることは、すでに弱っている人が初めて摂食障害を発症する一因にもなりうるんです」
注目を浴びることでプレッシャーを感じていたと話したヒラリー。3児の母となった今、自身の変化さえも愛し自信を取り戻した彼女の今後の活躍も楽しみですね!