ネイルアートを取り入れたり、網タイツやシースルーの洋服を着用するなど、ジェンダーレスなファッションを楽しむことで知られるハリー・スタイルズ(26歳)。そんなハリーを男性初の単独表紙として迎えた<Vogue誌>が、スカートやドレスを纏ったハリーの芸術的な写真の数々を公開したところ、一部から「男らしくない」などの批判が寄せられることに…。

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「子どもの頃から派手なドレスが好き」で「洋服は楽しむためにある」と話しているハリー。そんな彼の自己表現法に意を唱えた1人は、著名な保守派の作家キャンディス・オーウェンズ氏。

彼女は「強い男性のいない社会は成り立たない。東洋はそのことを知っている。西洋では、子どもたちにマルクス主義を教えていると同時に、男性はフェミニンになっている。これは単なる偶然ではなく、明白な攻撃です。男らしい男性を復活させましょう」とツイート

realcandaceo
@RealCandaceO//Twitter

同ツイートは10万件以上のいいねを獲得している一方で、多くのセレブが反論。

たとえば『終わりで始まりの4日間』や『Scrubs〜恋のお騒がせ病棟』などで知られる俳優ザック・ブラフは、「男の子や男性は『男らしく振舞いなさい』と言われ続けてきたんです。でも人生は短い。なりたい自分になろうよ」とハリーを擁護。

また、俳優のイライジャ・ウッドは「男性の定義をはき違えていると思います。男性は“男らしさ”だけでできているのではない。むしろ、“男らしさ”なんてまったく関係がない」と反論。

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女優でアクティビストのジャミーラ・ジャミルは、過去の西洋男性とハリーを比較。

「ハリーは、とっても男らしいと思います。だって、大昔に、自信のない女性嫌いで同性愛に反対の人たちが考えた“男らしさ”に囚われず、自由なんだから。ハリーは104パーセント完璧です」
「さらに時代を遡れば、カツラを被って、メイクを施して、タイツを履いてフリルを着てた人たちを男らしいと呼んでいた時期もありました。もしかしたら、そういった“強い男性”が復活してきたのかも」
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他にも「スカートやドレスを着るには度胸がいる。あなたの言っている“男らしい男性”が持っていないかもしれないほどの度胸が」などとツイートするセレブもおり、ハリーを応援する声が続々と増えている。

残念ながら渦中のキャンディスは「次に執筆する本は『男らしい男性を復活』にする」とツイートするなど、一歩も引かない様子。また、SNSではスコットランドの民族衣装であるキルトや、スーツを着る女性などをあげ、男性らしさ・女性らしさについての議論が続いている。