米大統領選で民主党のジョー・バイデン前副大統領が勝利を確実にしたことを受け、ドナルド・トランプ大統領の「MAGA(Make America Great Again、アメリカを再び偉大な国に)」の時代は終わりを迎えようとしている。

バイデン”次期大統領”は選挙結果を受け、トランプ大統領の「MAGA」キャップをまねたようなキャップをかぶる姿を披露。自らが率いる新政権の時代が始まることを知らせたものとみられる。

次のファーストレディとなる見込みとなったジルは、夫ジョーの勝利が伝えられた11月7日(現地時間)、「Dr. and Vice President Biden Live Here」(バイデン博士とバイデン副大統領はここに住んでいます)と書いたボードを夫婦で掲げる写真をSNSに投稿。

その写真ではジルが、ボードにかかれた「Vice(副)」の単語を手で隠し、「大統領」に見えるようにしている。

この写真の主な狙いは、「副」の単語を隠して「大統領」にしたことに注目を集めることだったとみられる。ただ、実際には多くの人が、それよりもジョーがかぶっている帽子に関心を持った模様。

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帽子に書かれているのは「WE JUST DID. (私たちはやってのけた)」と「46」(トランプは第45代大統領、次の大統領は「46代目」となる)。

TwitterとTikTokのユーザーたちはこれを、「MAGA」キャップがアメリカ国内に溢れていたこの4年間に対する賢い反応の仕方とみている様子。Twitterにはこの帽子について、次のようなコメントが投稿されている。

「この4年間、私を不快にさせてきた人たちを不快にするために、この帽子がほしい😂」
「バイデン・ストアはこの『WE JUST DID. 』キャップを発売してくれるの?」

ただ、これに関連して多くの人たちがショックを受けたのは、この帽子をバイデン陣営がまだ発売していないこと! おそらく発売は時間の問題だろうけれど…。

帽子を巡るジョークはさておき、バイデン候補はこれまで、アメリカを団結させるとの考えに基づいた選挙活動を展開してきた。大統領選での勝利が確実になった後の最初の演説では、「私は分断ではなく団結を目指す大統領に、赤い州と青い州ではなく、合衆国だけを見る大統領になることを約束します」と述べている。

ジョー・バイデン ジル・バイデン ドナルド・トランプ 大統領
WIN MCNAMEE//Getty Images

さらに、国民に対して次のようにも語りかけている。

「トランプ大統領に投票したすべての人たちが今夜、落胆していることは理解しています。私自身も何度か負けたことがあります。ですが、今こそお互いにチャンスを与えましょう」
「お互いを敵として扱うのをやめなければなりません。対立する人たちも敵ではなく、アメリカ国民です」
「アメリカを癒すときです。選挙活動は終わりました」

民主党も共和党支持派も、いつか『WE JUST DID. 』キャップで一致団結する日が見られるかも?

※この翻訳は抄訳です

Translation:Hearst Contents Hub


From: ELLE JP