これでぽっこりお腹にさよならできるかも!
むくみに悩む女子は多いはず。生理前や塩分の多い食事をした後、顔や手足がむくんだり、ぱんぱんに張ったお腹の心配をするのは辛いもの。「水を飲むのも怖い」と思ってしまう人もいるのでは?
ひどいむくみの場合は高血圧や腎臓疾患の可能性があるので、まずは医師に相談を。でも、特に病気なわけではないのに、どうもむくみやすい…そんな場合はどうしたらいいの?
ナトリウム(塩分)を多く摂取すると、血液は塩分濃度を下げるために血管に水分を取り込み、それがむくみの原因となってしまうそう。「一般的に野菜や果物には水分とカリウム、マグネシウム、カルシウムなどが多く含まれています」と語るのは、米国登録栄養士であり、グッド・ハウスキーピング研究所で栄養部長を務めるジャクリン・ロンドンさん。「中でもカリウムは、体内から塩分を排出する働きがあります」。
そこで、むくみ解消に効果がある野菜や果物をコスモポリタン イギリス版からご紹介。野菜や果物には薬のような効果はないものの、穏やかに体調を整えてくれるはず。
古代ギリシャおよび古代ローマの時代から、アスパラガスは利尿効果の高い野菜として知られていたそう。アスパラガスに含まれるアスパラギン酸には利尿作用があり、むくみ、リウマチに効果的なんだとか。ちなみにアスパラガスを食べた後の尿の独特な臭いは、消化後に硫黄含有化合物に分解されるアスパラギン酸から来るものなので、心配無用だそう!
ビーツにはカリウムが多く含まれるので、体内から水分を排出するのに役立つそう。ビーツ独特の色を与えるベタニン(色素)には、炎症が起きているときに血中に増加するC反応性タンパクのレベルを下げる効果もあるとされており、抗炎症作用も期待できるのだとか。
キャベツはいわゆる「水太り」を解消すると言われている野菜。かつて一世を風靡した「キャベツスープダイエット」は、キャベツの利尿作用と、食物繊維の豊富さ、水分含有量を利用したダイエット法。古代ローマ人にとってキャベツは二日酔い時の回復食であり、またアルコール依存症の人が、体からアルコールを抜くための食材として使われたんだとか。ちなみに赤キャベツにはアントシアニンが含まれるため、抗炎効果もあるそう。
古代ギリシャの医師であるヒポクラテスは、体内の過剰な水分を排出するためにセロリを勧めたと言われているそう。実際、現代科学でもセロリに含まれるフタリド類に利尿効果があることが確認されているんだとか。
ネイティブアメリカンはクランベリーの利尿作用を知っており、壊血病(塩分過多が原因だと信じられていた)を含む多くの病気の治療のためにクランベリーを使っていたのだそう。クランベリージュースには尿路感染症やその他の泌尿器系疾患の予防と治療効果があるとされ、世界中の女性たちに愛飲されているものの、その効果の是非は研究によって分かれているよう。
他にもクランベリーは、その抗菌効果や、カリウムを排除することなく利尿効果が得られることでも知られています。
キュウリには硫黄と共に尿酸を除去するために腎臓を刺激し、排尿を促す効果があるシリカ(ケイ素)が含まれています。また水分とカリウムを多く含み、ナトリウム含有量は少ない野菜。炎症性酵素の生成を抑制し、腫れを抑えてくれるそう。キュウリのスライスを瞼の上に乗せると、腫れぼったさが引くはこの効果によるものなんだとか。
ニンニク特有の匂いのもとである硫黄化合物アリシンは、薬として用いられていることで知られています。また、学術誌『International Journal of Pharmaceutical Sciences and Research(医薬品科学と研究の国際ジャーナル)』は、ニンニクに利尿効果が発見されたと掲載しています。さらにニンニクは、強力な抗酸化物質でもあり、脂肪の分解を助けてくれるのだとか。
パセリは、特にお茶として飲むことで、むくみ解消に効果があると昔から言われてきたそう。また、パセリに含まれるカリウムが腎臓内でのナトリウムの再吸収を抑え、これにより尿量が増加し、お腹の張りを軽減するのに役立つんだとか。
92%が水分であり、またカリウムを多く含むスイカも、利尿作用があることで知られています。血管を緩めて血流を改善し、体液が近くの組織に漏れないようにする効果のあるアミノ酸を含むため、水分を体内に溜め込むことを防ぐのだそう。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 宮田華子
COSMOPOLITAN UK
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