これまでも自身のボディイメージとの葛藤についてオープンに語ってきた、人気シンガーソングライターのビリー・アイリッシュ(19歳)。そんな彼女が、10代の頃から見始めたポルノが自身の身体と考え方に与えた影響について明らかに。
12月13日(現地時間)に、ラジオ番組『The Howard Stern Show』に出演したビリー。そこで、ポルノに早くから興味を持ったことで、性生活と精神的な健康が損なわれたと自身の経験を告白。
「正直言って、昔はたくさんポルノを見てた。11歳くらいのときに見始めたの」
ポルノの“性的なイメージ”はビリー自身を「一人の男性」のような気分にさせたそうで、数々の悪影響を及ぼしたとコメント。
「ポルノは私の脳を破壊してしまったと思うし、ポルノにたくさん触れたことで信じられないほど打ちのめされた気分になった」
また金縛りや夜驚症に悩まされるのは、過激なBDSM(事前の同意に基づいた力関係の総称)に触れたことが根源だと考えているというビリー。そんな彼女は、自身の過去の経験を語り、ポルノの“間違ったイメージ”に対し警鐘を鳴らした。
「『暴力的なもの以外は見れない。魅力的とは思えない』という状態にまでなっていたの。当時の私は処女だったから、何もしたことがなかった。それが問題になって最初の数回のセックスでは、良くないことでさえ断れずにいたの。そういうものに私は惹かれるはずだと思ったから」
「ポルノがこれほどまでに愛されていることに怒りを覚えるし、それでいいと考えていた自分にも腹が立つ」
さらにビリーは、ポルノの描写によって身体がどのように見えるべきかという認識が変わってしまったことについても明らかに。
「ポルノに登場する女性器は、とんでもなくクレイジー。あんな女性器はない。女性の体はあんな風には見えないしね。私たちはポルノで見るような風にはならないの」
ポルノが自身に与えた“間違った性に対する考え方”について語ったビリー。そんな彼女は、今年2月にラッパーのブランドン・クエンション・アダムスと交際していたことを告白。同番組では、自身のデートライフについても次のようにコメント。
「私は“シリアルデーター(デート魔)”じゃない。だから誰とでもイチャつくことはないね」
また名声を手に入れた今、デートすることは難しいと感じているとも語った。
ポルノは、あくまでもフィクションであり、現実の世界では違うものだとしっかり理解するのが大切。そして必ずお互いに性的同意をとり、自分が“嫌だ”と感じたことには「ノー」と言う、言われた側もそれを受け入れて相手が嫌がることはしない…そういった当たり前のことができているか、今一度改めて考えたい――。