ジジ・ハディッドが自身の華麗なるバッグコレクションを披露し、ワードローブと同様に羨望の眼差しを注がれています。
今週投稿した2つのInstagramのストーリーズで、ジジは「雨の日に、バッグの収納棚を再整理！」とキャプションを添え、なんとも豪華な棚をシェア。
2020年に誕生した娘のカイが受け継ぐことになるとみられる、「シャネル」や「プラダ」、「ルイ・ヴィトン」などのデザイナーズバッグは、90個ほどにも及ぶ模様。
と、ここで気になってしまうのは、このバッグコレクションの総額がいくらなのかということ！
そこで、ジジのバッグコレクションにどれほどの価値があるのか、また、彼女が自身のコレクションをどう考えているのかを知るために、ラグジュアリーブランドアイテムのリセールプラットフォーム「セリエ・ナイツブリッジ（Sellier Knightsbridge）」の共同創設者で、ハンドバッグの専門家でもあるハヌシュカ・トニ氏に解説してもらいました。
トニ氏は、「ジジのバッグコレクションは、明るいポップな色、そして『プラダ』、『ヴァレンティノ』、『シャネル』といったブランドで構成されていて、自分の好きなアイテムにフォーカスしているところが興味深いですね」とコメント。
「投資価値の高い『エルメス』や『シャネル』のバッグで占められているカイリー・ジェンナーのコレクションとは異なり、ジジのコレクションには、様々なブランドのバラエティに富んだアイテムが見受けられます」
「これらを見ていると、彼女は自分の好きなものを買い、変わったスタイルにも躊躇せずトライしていることがよくわかりますね」
ジジのパンチの効いた独自のスタイルは、色とりどりのバッグにも反映されているのがわかります。ここからは、各アイテムの「リセールバリュー（再販売価格）」について、価値の高いものから見ていきましょう。
「彼女のコレクションのなかで最も価値の高いバッグは、『ルイ・ヴィトン』の“クラウド トランク”ですね。これは、2020年秋冬メンズコレクションのもので、リセールバリューは約5000ポンド（約78万円）です」とトニ氏。
「同じく、『ルイ・ヴィトン』の“ミュルティ･ポシェット･アクセソワール”も見受けられました。これは比較的最近のモデルで、最も人気のあるキャンバス地のバッグの1つです。ブランドが生産枠を削減したため、ますます入手困難になっています。そのため、このバッグはリセール時に2000ポンド（約31万円）以上で販売されることが多く、当初の店頭価格よりも高くなっています」
「最後に、私たちの目を引く『ルイ・ヴィトン』のバッグは、クラシックなクリーム色にゴールドの金具をあしらった今年の新作“クッサン”ですね。ブランドからのギフトの可能性もありますが、こちらのリセールバリューは約2200ポンド（約34万円）です」
「また、ジジは明らかに『プラダ』のファンのようです。バッグが5つほど見受けられますし、どのバッグもリセールで700ポンド（約10万円）ほどの価値があります。ジジが所有している『プラダ』で興味深いのは、白の“ガレリア サフィアーノ”のようなクラシックなものと、白のモンキープリントのボウリングバッグのように、一風変わったモデルが混在していることです」
「続いてシャネル。ライトブルーのスパンコールのクラシックタイプのものや、それよりも小さいネイビーのパテントのクラシックタイプのものがありました。この2つのバッグは、リセール市場でそれぞれ3000ポンド（約46万円）を超えることもあります」
「彼女が『ヴェルサーチェ』好きであることも明らかですね。フューシャピンクの“ラ・メドゥーサ”が、赤い“アイコン”バッグと一緒に置かれていますが、それぞれ約1400ポンド（約21万円）と約1100ポンド（約17万円）で再販されています」
「次に（引き続きポップな色使いを中心に）、2019年秋冬のitバッグに移りましょう。大ヒットした『アレキサンダーワン』×『ブルガリ』の限定ベルトバッグで、今でも非常に人気の高いミントグリーンのタイプです。ヘイリー・ビーバーなど、他のセレブたちも愛用していて、このモデルは約1500ポンド（約23万円）で再販されています」
「続いて、リセール価格が約700ポンド（約10万円）の『ミュウミュウ』の“ダリア”、約500ポンド（約7万円）の『ヴァレンティノ』の赤い“Vリング”サドルバッグ、そして約400ポンド（約6万円）の『ロロ・ピアーナ』の“オデッサ”は2つありました。もしジジがこのモデルのオーストリッチバージョンを持っていたら、1つあたり約1000ポンド（約15万円）でリセールできます」
「ジジのコレクションには、ニッチなブランドのバッグもたくさんあります。リセール市場で1つあたり400ポンド程度の価値があります。こうしたバッグが約35点あったので、単純計算で総額1万4000ポンド（約210万円）の価値があると考えられます」
「また、楽しい要素もあります。リセールで約500ポンド（大きなモデルは約1000ポンド）の値がつく、『ロエベ』のキュートな“エレファント”バッグや、約800ポンド（約12万円）で再販されている『バルマン』のジャカードモノグラムのクラッチなどもありました」
「以上をふまえ、私たちは、ジジのバッグコレクションの総額は、リセール市場で3万5000〜4万4000ポンド（約540～約680万円）の間だと予想します」
つまり、家の頭金程度で、私たちもジジに負けないくらいのバッグをコレクションできるということ。とはいえ、ラッパーのドレイクが集めている膨大な量の『エルメス』の“バーキン”に比べると、ジジのコレクションは、むしろ倹約しているようにも見えてしまう…？
夢のバッグコレクションを目指して、貯金に本腰を入れるときがきたのかもしれない。
※この翻訳は抄訳です。
Translation: Masayo Fukaya
