パワフル!セクシャリティを公表した38人のLGBTQ+セレブ
レディー・ガガやクリステン・スチュワート、アップルのCEOティム・クックなど、プライド月間に知りたい絶大な影響力を持つ著名人たち!
6月はLGBTQ+の権利について啓発を促すプライド月間。自らのセクシャリティを公表し、世界をけん引し続ける有名人たちの堂々と生きるその姿に、勇気づけられる人も多いはず。シンガー、デザイナー、政治家、スポーツ選手など、さまざまなフィールドでグローバルに活躍するLGBTQ+の38人にフォーカス!
クリステン・スチュワート
トップバッターは、『トワイライト』シリーズのヒロイン、ベラ・スワン役で一躍ブレイクしたクリステン・スチュワート。
同シリーズで共演したロバート・パティンソンと交際後、ヴィクシーモデルのステラ・マックスウェルらと付き合うなど“恋多き女”として知られ、現在は2021年11月に婚約を発表した女性脚本家のディラン・マイヤーとラブラブ♡
これまで自身のセクシャリティについて多くを語ってこなかったクリステンだけれど「LGBTQ+コミュニティのために声を上げることは喜び」として、最近ではバイセクシャルであることをオープンに。
リリ・ラインハート
人気ドラマシリーズ『リバーデイル』で知られる俳優のリリ・ラインハートは、2020年夏にバイセクシュアルを公言。幼い頃から女性にも恋愛感情を抱くことを理解していたリリは、家族や近しい友人にはそのことを伝えていた。
しかし、有名になってからは異性との恋愛が公になっていたため、メディアに「注目を集めるためのウソだ」と言われることを懸念して自身のセクシュアリティを明かさなかったと『FLAUNT』のインタビューで話している。
カーディ・B
2021年にノーマニとのコラボ曲『ワイルド・サイド』 をリリースしたカーディ・B。MVのなかでノーマニと裸で戯れる描写があり、それが“クィアベイティング(実際に本人はクィアではないにも関わらず、性的指向の曖昧さをほのめかし、注目を集めるマーケティング手法)”だと話題になった。
これに対しカーディは、これまでも複数の女性と関係を持ってきたバイセクシュアルであることを赤裸々に話しており、男性と結婚(夫は同じくラッパーのオフセット)したことは、過去の女性との経験を否定するものではないとTwitter上で反論している。
ダヴ・キャメロン
2020年夏に自身のInstagramライブ中にクィアであることを公表したダヴ・キャメロン。ファンにクィアベイティングを指摘され、セクシュアリティについて明かすことを選んだという。
翌年、クィアコンテンツを配信する『ゲイ・タイムズ』の表紙を飾ったダヴは、インタビューで当時の心境を振り返った。
「カミングアウトするのはとても勇気のいることでした。でも、ある日(公表することを)決めたんです。なぜなら、私はすでにカミングアウトしたかのように振舞っておきながらそうしていなかったことに気付いたから」
ビービー・レクサ
2021年の『ゲイ・タイムズ』のインタビューで、シンガーソングライターのビービー・レクサは特定のラベルを貼っていないとしたうえで、自身の流動的なセクシャリティについて以下のように語った。
「女性と付き合ったことがあるかと聞かれたら、答えはイエス。それも有名な人ね。誰とは言わないけど。女性と恋に落ちたこともあるけれど、今は男性と交際しているわ」
ミーガン・フォックス
2009年、『エスクァイア』誌にバイセクシュアルであることを明かしたミーガン・フォックス。「人は皆バイセクシュアルとして生まれてきて、社会的なプレッシャーに基づいて潜在的に(行動を)選択するのだと思います」と独自の見解を明かしている。
2020年に映画のセットで出会ったマシン・ガン・ケリーと2022年1月に婚約している。
ホールジー
2015年のデビュー当初からバイセクシュアルであることを公言しているシンガーソングライターの ホールジー。2017年には女性同士の恋愛を描いた楽曲『ストレンジャーズ』をリリース。
デュエットの相手に、「ケイティ・ペリーは?」は打診してきたエージェントに対し「(セクシュアリティが)ストレートなシンガーではダメ」と断固拒否したというエピソードも。
最終的には、フィフス・ハーモニーの元メンバーで、2016年に『ビルボード』に掲載されたドナルド・トランプ前大統領の支持者に向けた手紙のなかでバイセクシュアルであることをカミングアウトしたローレン・ハウレギが抜擢された。
このように、LGBTQ+コミュニティへの細かな配慮も欠かさないのが、コミュニティからの支持が熱い理由かもしれない。
ウィロー・スミス
ウィロー・スミス、ジェイダ・ピンケット・スミス、エイドリアン・バンフィールド・ノリスの親子3世代が贈る、ビデオ・オンデマンド・サービスFacebook Watchのトークショー『レッド・テーブル・トーク』で、ウィローは自身のセクシュアリティについて言及した。
「女性も男性も平等に愛している」とバイセクシュアルであることを話し、将来的には「女性ひとり、男性ひとりと(同時に)付き合いたい」と、多夫多妻制にオープンであることを告げた。
エイバ・フィリップ
自身のInstagramアカウントでセクシュアリティについての質問に答えた、俳優リース・ウィザースプーンの娘、エイバ・フィリップ。
具体的に自身のセクシュアリティにラベルを貼ることはしなかったが、「女性と男性どちらが好きか」との質問に、ジェンダーに関係なく「その人」に惹かれると回答した。
サラ・ポールソン
2005年のトニー賞授賞式で、当時の恋人チェリー・ジョーンズが受賞したことに興奮してキスしたことで女性と付き合っていることを間接的に“カミングアウト”してしまったという俳優のサラ・ポールソン。彼女は、2015年の『Dallas Voice』のインタビューで以下のように振り返った。
「私は若くて、恋をしていました。それ(キス)が何を意味するのか考えもしなかった。ただあの瞬間自分にとってウソのない行動をとっただけです」
また、「男性とも女性とも付き合ったことがありますが、それはとてもパーソナルなことなんです。結局のところ、愛は愛です。ときに意外な人と恋に落ちることがありますが、それはなんて素晴らしいことでしょう」と話し、セクシュアリティについては「定義していない」そう。
現在は、32歳年上の俳優ホランド・テイラーと2015年から交際中。2023年1月には、80歳を迎えた彼女のバースデーをお祝いするメッセージをInstagramに投稿している。
ダン・レヴィ
俳優ダン・レヴィは、俳優でコメディアンの父ユージン・レヴィと企画制作を務め、親子役として出演し、大ヒットを収めたシットコムドラマ『シッツ・クリーク』で有名。
作中で同性愛の男性、デヴィッドを演じた彼は、実際のセクシュアリティも注目を集めていた。2020年に出演したトーク番組『Watch What Happens Live with Andy Cohen』で両親にカミングアウトしたときのことについて質問され、「18歳のときにランチを食べていて、母にカジュアルに聞かれ、イエスと言いました」と話した。
その場にいたという父ユージンは、「ずっと(同性が好きなことには)気づいていたけど、ダンが話す準備ができるまで待っていたんだ。お母さんは待てなくなって聞いちゃったんだけどね」とコメディアンらしく笑いを誘った。
レディー・ガガ
世界の歌姫レディー・ガガはバイセクシャルであることを2009年にカミングアウトし、テレビ番組でも「過去に何度か女性と付き合ったことがある」と告白している。
昔はレズビアンクラブにもよく行っていたそう。「ママになりたい」という望みを覗かせる今は、男性とデートすることが多いけれど、性別の垣根はガガ様の生きざまには関係ないもよう!
サム・スミス
シンガーソングライターのサム・スミスは、2014年のデビューアルバム『イン・ザ・ロンリー・アワー』の発売を前に『The FADER』のインタビューで収録されている曲のひとつが片思いをした男性について歌ったものだと告白した。
その後に出演したトーク番組『エレンの部屋』では、このことについて「僕は4歳のときにカミングアウトしてるからあれは別にカミングアウトとは思っていないんだ。ただ、リリースする前に言っておきたかった」と語っている。
また、俳優でアクティビストのジャミーラ・ジャミル率いるInstagramアカウント『I WEIGH』による2019年のインタビューでは、「僕は女性でも男性でもなくて、その間のどこかなんだ」と、ノンバイナリーであることも明かした。
カーラ・デルヴィーニュ
相手の生物学的な性やジェンダーに関わらず、その人そのものに惹かれることを意味する「パンセクシャル」。以前、雑誌『ヴァラエティ』のインタビューで、自分のセクシャリティについて語ったカーラ・デルヴィーニュは、「私はこれからもずっとパンセクシャル。“彼ら”とか“彼”、“彼女”と定義づける人もいるけれど、私はその人そのものに惹きつけられるの」と話した。
ベラ・ソーン
2019年の『Today』によるインタビューで、それまでバイセクシュアルだと公言していた俳優のベラ・ソーンは、自身がパンセクシュアルだということに気づいたと打ち明けた。
「パンセクシュアルが何かということをとても分かりやすく説明してくれた人がいたの」と気づきに至った経緯を話し、「女性であろうが男性であろうが関係なく、その人の人間性が好きなの。その人そのものが好きなだけよ」と語った。
ベラは2021年にイタリア人ラッパーのベンジャミン・マスコロとの婚約を発表したものの、2022年6月には婚約が解消されたと報道されている。
ジャミーラ・ジャミル
Netflixオリジナルシリーズ『グッド・プレイス』のタハニ役で知られる俳優でアクティビストの ジャミーラ・ジャミル。2020年にヴォーギングのリアリティ番組『Legendary』の審査員に選ばれたことで、LGBTQ+コミュニティではないと批判されたことを受け、自身がクィアであるとの認識をTwitter上で表明した。
また、「クィアとしてカミングアウトしたかったの?」というTwitterでのファンからの質問に「(クィアの)領域ではあるけれど、どちらかというと男性に惹かれることの方が多いわ」と回答している。ちなみに、交際中のシンガーソングライター、ジェイムス・ブレイクとは2023年で9年目。
レベル・ウィルソン
オーストラリア人俳優のレベル・ウィルソンは、2022年6月に自身のInstagramでファッションデザイナーのラモナ ・アグルマとの交際をオープンに。
「ずっとディズニーの王子様を探していた。でも、私に本当に必要だったのはディズニーのお姫様だったのかもしれない♡」とコメントし、LGBTQ+を象徴するレインボーの絵文字と「love is love(愛は愛)」のハッシュタグを添えた。
2022年11月には、第1子となる娘のロイス・リリアンを代理母出産で迎えたことを公表。そして今年2月、ラモナとディズニーランドで婚約したことをシェアした。
リル・ナズ・X
ラッパーでシンガーソングライターのリル・ナズ・Xは、2019年のプライド月間の最終日に自身がゲイであることをTwitterで公表した。
2020年の『ガーディアン』のインタビューでは「本当のことをいうと、“秘密”は墓場まで持っていくつもりだった…とにかく頑張って(ストレートであるように)演じていた。そうしないといけないと思っていたんだ」と打ち明けている。
アンバー・ハード
ジョニー・デップとの結婚前、女性とも交際歴のあるアンバー・ハード。2008年からの4年間は、アーティストのタシア・バン・リーと交際していた。
2010年、GLAAD(グラード)の25周年記念イベントで「私はひとつのカテゴリーに自分を当てはめていません。これまで男性と円満な交際をしてきましたし、今は女性と付き合っています。私は自分が好きな人を愛します。重要なのは(交際している)その人です」と話している。