努力が無駄になったと感じる瞬間についてジョークを交えて訴える「#allthatwork」が、TikTokでトレンドに。
同テーマで1万件以上の動画が投稿され、様々なセレブなども参加するなか、モデルや俳優として活躍し、さらに社会での女性の身体の扱われ方について綴った書籍を出版したこともあるエミリー・ラタコウスキーも、この動画トレンドに参加。
女性のファッションと知性を結びつける風潮について、皮肉を込めた動画を投稿している。
モデルとして世界中の雑誌で表紙を飾っているほか、水着ブランドを友人と立ち上げた起業家としての一面も持つエミリー・ラタコウスキー。
アクティビストであることを公表しており、女性の身体やフェミニズムに関する自伝『My Body』を2021年に出版している。 同書は、米国ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー作品に選ばれ、エミリーは名実ともにベストセラー作家となっている。
そんなエミリーが「#allthatwork」で嘆いたのは、女性のファッションと知性を結びつける社会の風潮について。
「エッセイ集がベストセラーになり高い評価を得ても、胸の谷間を見せるたびに『美人だけど“お馬鹿”』と呼ばれてしまう」
動画のコメント欄には、「あなたの本は、まさにそういう風潮について書かれているのにね」や「勝手に言わせておけばいいよ」「フェミニズムについての論文を書いたときに、あなたの本を参考文献として引用させてもらったことがあります」「私を変えてくれた本！」など、書籍を称賛する言葉や共感の声が寄せられている。
