体毛を剃るも剃らないも個人の自由である一方で、薄着になる季節に向けてボディケアに気合いを入れたいという人も少なくないはず。
この記事では、自宅で簡単＆気軽に使える家庭用脱毛器（光美容器）について、そもそもどのような美容機器であるかの解説やメリット、使用時の注意点を、代官山クリニックの院長で皮膚科医の蘆田英珠先生に伺いました。おすすめの手頃な光美容器もご紹介します。
【INDEX】
家庭用脱毛器（光美容器）とは
蘆田先生は、家庭用脱毛器（光美容器）について「光を照射して毛根にダメージを与え、毛を目立ちにくくする機器」と説明。
「ワックスやクリニックでの施術に比べて痛みが少ないため、痛みが苦手…という人でも安心して使うことができます」
一般的な光美容器の種類として、「レーザー方式」と「IPL方式」を採用しているものがあります。
レーザー方式
照射幅が狭く、メラニンの黒にピンポイントに反応。短期間で効果が見込めるけれど、痛みが出やすいのも特徴のひとつ。
IPL方式
光の照射角が広いため、レーザーに比べると効果はゆっくり。全体的に肌質も整えながら効果を得られる利点が。
光美容器に永久脱毛効果はないけれど、毛が細くなる、生えるスピードが遅くなるなどの“抑毛”“減毛”効果は期待できるのだそう！
光美容器の
メリットと注意点
光美容器のメリット
思い立ったときに自宅ですぐお手入れができる光美容器。使うことのメリットとは？
自分のペースに合わせたケアが可能
「いちいち予約をとってクリニックに通うのは時間も手間もかかるもの。子育てや仕事での昇進といったライフステージの変化を経ながら忙しい日々を送る人にとって、スキンケアと同じように家庭で手軽にでき、毛周期に合わせてマイペースにケアできるのが、光美容器の魅力です」
痛みが少なくスキンケア効果も！
「脱毛に、“痛い”“高い”といったネガティブなイメージをもつ人も少なくないはず。クリニックでは短期間で効果を出すため1回ずつの照射が高出力となり、そのぶん痛みや肌トラブルの不安を感じることも。IPL方式の家庭用光美容器なら効果はゆっくりで永久脱毛効果はないですが、痛みも少なくスキンケア効果も期待できます」
さらには「ワックスやクリニックでの施術に比べ、中長期でみたときの経済的負担が少なく済む」のも注目すべきポイント！
光美容器を使用する際の注意点
では、光美容器を実際に使う際の注意点は？
「事前の処理として、光で照射する部位の毛をかみそりやシェーバーで除毛してください。剃り残しがあると照射したときに毛に熱が加わり、においが発生することがあります。肌トラブルにつながる恐れがあるため、毛抜き、ワックス、クリームの使用は避けましょう」
使用の頻度については、「初めて光美容器を使う場合、最初の2～3カ月は2週間に1回程度が好ましい」と蘆田先生。
「初めて脱毛器を使う人なら、最初の2～3カ月は2週間に1回程度、それ以降は必要に応じて1カ月に1回程度のケアを。ケアの間隔がかなり空いてしまった…という場合は、2週間に1回程度の使用頻度に戻すのがおすすめです。タイミングを忘れてしまいがちな人は、パーツごとに分けてルーティンを決めると、飽きずに続けられると思いますよ」
また、同じ部位に毎日使うことはできないそう。
「脱毛器は成長期の毛にしか反応しないため、毎日照射しても効果は変わらないどころか肌に負担がかかります。毎日同じ部位に照射することがないように気をつけてください」
光美容器は、どのタイミングで使用しても問題ないのでしょうか？
「生理前や生理中には痛みを強く感じることもあります。その痛みが特に問題ないのであれば、使用してもOKです」
ただ、日焼け直後を含め、肌トラブルを感じる際や傷がある場合は避けたほうが良いとのこと。使い方を間違えると火傷のリスクもあるため、以下を守って正しく照射して。
- カラーチャートを確認し、自分の肌の色と光美容器の出力レベルを調整する
- 照射間隔を必ず守る（必ず1週間以上あける）
- 日焼け後、湿疹のある肌など、炎症のある肌には照射しない
光美容器の選び方
「初めて光美容器を使う」という人が商品を選ぶ際にチェックすると良いポイントを、蘆田先生に聞きました。
「初心者の人には、続けやすいシンプルな機能の商品がおすすめです。痛みは人により体感の差があるため、出力レベルが調整しやすいものからスタートするのが良いでしょう」
編集部おすすめの光美容器
ここからは編集部がおすすめする3万円以下の光美容器を紹介します！
イージーに操作できるから初心者も安心！
ReFa BEUTECH EPI
30,000円（税込）
問い合わせ先：MTG
Tel.0120-467-222
ミニマルなサイジングで全身ケアが叶う！
ドクターエルミス ヌード
19,800円（税込）
問い合わせ先：ディノス
Tel.0120-111-555
お話を伺ったのは…
代官山クリニック院長 蘆田英珠医師
