毎年10月に開催される韓国・釜山国際映画祭。1度の映画のお祭りは、当然ながら韓流イケメンたちも大集合。ということで、大御所からフレッシュなかわい子ちゃんまで、現地でキャッチしてきました~。これまでの出演作と新作情報、併せてごらんくださいませ!
超小顔とつぶらな瞳……高校生役もイケる「奇跡の27歳」
イ・ウォングン
1991年生まれ 185cm
高い身長と長い手足、「干し首?」と思うほど小さい顔につぶらな瞳と、これ以上ない満点の笑顔――大人になる直前の少年の魅力が、いままさに炸裂中のイ・ウォングンは、ええっ!ウソでしょ!の奇跡の27歳!!
遅咲きのデビューは21歳の時、大ヒットドラマ『太陽を抱く月』で演じた皇太子付きの警護武士ウンの少年時代。ここから『ファントム』の天才ハッカー役、『グッド・ワイフ 彼女の決断』の新人弁護士役、『推理の女王』の警察官役などで人気を獲得。11月に日本でも公開される新作映画『女教師~シークレット・レッスン~』では、その"年上キラー"な可愛さで、2人の女教師を魅了する高校生(25歳で……)を演じ、大胆な濡れ場もやっております~。この12月からドラマ『知り合いかもしれない』がCS衛星劇場で放送予定。
ノーブルな顔立ちの若手実力派No.1「韓国映画界の皇太子」
イ・ジェフン
1984年生まれ 178cm
色白でツルンとした肌、キリリと涼しい眼もととすっと通った鼻筋――その育ちのよさそうな顔立ちから、『秘密の扉』など時代劇の皇太子なんかがすっごくよく似合うイ・ジェフン。注目を集めたのは、『高地戦』で演じた朝鮮戦争激戦地のカリスマ兵士と、『建築学概論』のヒロインに翻弄されるモテないシケた大学生役。つまるところシリアスからコメディ、イケメンから3枚目まで、なんでも演じられる実力を兼ね備えた若手俳優。
「ハズレ」が少なく「無駄打ちしない」いという作品選びのクレバーさも抜群。クッソ生意気なプロファイラーを演じたサスペンス『シグナル』は、昨年のあらゆる賞を総ナメにした大ヒット作に。
No.1女優シン・ミナと共演の連続ドラマ『明日、あなたと』、コメディ映画『アイ・キャン・スピーク』、朝鮮独立時代のアナキストを演じる『朴烈』など、2017~18年も新作が目白押し。楽しみ~!
今やハリウッドでも大活躍!不動の「キング・オブ・韓流」
イ・ビョンホン
1970年生まれ 177cm
『マグニフィセント・セブン』『G.I.ジョー バック2リベンジ』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』など、今やハリウッドでもガンガン活躍する、ご存じ元祖韓流スター。
広い肩幅と締まったウェストを常にキープする肉体派でありながら(ついでにスキのないファッションも素晴らしく)、英語とフランス語を操る知性派。演技力も圧倒的で、韓国の二枚目スターには珍しく悪役もいとわず、でもこの人が悪役をやると「この人、寂しい人なのかも……」と思わせることができるのがすごいところ。
柔らかくて深みのあるバリトン・ボイスにもうっとり~。この11月に日本で公開される新作は、カン・ドンウオン、キム・ウビンの若手ふたりを従えて極悪実業家を演じる『MASTER マスター』。主演最新作『漢南山城』は日本では来年公開予定。
「百万ドルの笑顔」と大人の余裕の包容力
キム・レウォン
1981年生まれ 182cm
その人気を決定づけた大ヒット作『屋根部屋のネコ』で演じたのは、お金にだらしないお調子者の超わがままお坊ちゃま――なのに、この人が演じると妙に無邪気でなんだか憎めず、ついたあだ名は「百万ドルの笑顔」。
ストイックなイメージの俳優が多い韓国芸能界で、大きな身体と優しい表情で、どこかゆったりとした余裕を感じさせるのもこの人ならでは。そして韓国で人気の俳優さんに多い、低くてめちゃくちゃいい声もスーテーキー!
悪の匂いを発散する刑事を演じた『Mr.ソクラテス』、ヤクザ役を演じた韓国ノワール『江南ブルース』など、男っぽい作品も悪くないのですが、やっぱりこの人の魅力はラブストーリー。近作『ドクターズ 恋する気持ち』では、複雑な境遇に育ったヒロインを、あのほわーんとした笑顔と包容力で優しく優しく包み込む年上男を演じ、胸がキュンキュンします~!
新作は事故死した母親の死の真相を追うサスペンス『犠牲復活者』、シン・セギョン共演で12月から放送予定恋愛ドラマ『黒騎士』。
『白夜行』でウツに!?ストイックな役作りの美形実力派
コ・ス
1978年生まれ。177cm
コ・ス、ってそれホントに名前ですか?と言いたい気持ちは置いといて。能天気な兄ちゃんを演じてもバカになりすぎない、「捨てられた子犬」のような憂いを含んだ瞳がステキなコ・ス。モデルとして活躍中に出演したMVで「あのイケメン誰!?」と話題になり、ドラマ『グリーンローズ』『クリスマスに雪は降るの』で人気を獲得。
近年は映画を中心に活躍し、今では押しも押されぬ実力派俳優。兵役後の復帰作、東野圭吾原作の『白夜行』では、ヒロインを愛するがゆえに利用しつくされ堕ちてゆく男を、まさに「ドハマり」で演じていますが、役にのめり込むあまりうつ病の症状が出ちゃったんだとか! 見た目通りの繊細さとストイックさに萌えます~。
昨年出演した久々のドラマ『オクニョ 運命の女』は現在NHK-BSにて放送中。最新作はイ・ビョンホン主演の『南漢山城』。全然関係ないけど、3人の子持ち!
次世代スターの座は確実!「国民の弟」
ユン・チャニョン
2001年生まれ
ポコちゃん(ペコちゃんの彼氏)みたいなポワンとしたあどけなさが、まだまだ可愛いユン・チャニョンは、いま最も売れている子役(といってもすでに高校生)スターのひとり。
2013年のデビュー以来、「売れっ子俳優が演じる役の子供時代」で人気ドラマ(『モンスター 私だけのラブスター』でカン・ハヌルの、『華政』でソ・ガンジュンの、『六龍が飛ぶ』でピョン・ヨハンの!)に切れ目なく出演。ユ・スンホ、ヨ・ジングなど、今や大スターになりつつある元天才子役たちの枕詞だった「国民の弟」という称号もゲット。業界の「次世代のスター」のお墨付きを得て、5年後10年後が今から楽しみすぎる。
「ヌナ(お姉さん)ファンが多いです」とか、可愛すぎ~!!!
キラキラで熱血。SHINeeの「カリスマ・ミンホ」
チェ・ミンホ
1991年産まれ 181cm
「カリスマ・ミンホ」ことチェ・ミンホは、SHINeeのメンバーの中でも最も演技に力を入れている一人。目鼻立ちの整った顔に、スラリと高い背、陽性の華やかさなど、デビュー当時から「アイドルに必要なすべてを持っている」と言われてきたゴールデンボーイ。
プロサッカーチームの監督を務める父親仕込みなのか、「芸能人運動会」などでついつい燃えちゃう熱血ぶり、全力ぶりには、「いかにも男の子!」な可愛さも。
当然ながら運動神経も体力も抜群で、昨年の映画祭出品作『アンダードッグ 二人の男』では、息も上がらずに走りまくっていた姿が印象的でした。映画出演最新作『人狼』でも特別機動隊員を演じる予定。もちろん『花郎』でキラキラなイケメンぶりもステキ~。
どこから撮っても死角なし!の「彫刻美男」
チャン・ドンゴン
1972年生まれ 180cm
素人カメラマンが写そうが、光が暗かろうが、早朝撮影だろうが、「どこからとってもチャン・ドンゴン」、要するに必ずカッコよく写る死角なしの絶対的美形は、「彫刻美男」とも呼ばれる由縁。にもかかわらず、礼儀正しさと人柄の良さでも有名な人。
『ブラザーフッド』『タイフーン』『マイ・ウェイ 12,000キロの真実』など過酷な撮影の映画で泥まみれになるが大好き、そしてラストで雨に濡れながら死ぬのが大好きなのは、汚れた美形がより美しく見えることを知っているからに違いない(たぶん)。
来年はドラマ『スーツ』(アメリカのドラマのリメイク)と、ヒョンビンと共演の映画『猖獗』が公開予定。こちらは自身初の時代劇で、ゾンビもの。(ゾンビ役じゃない、と思うけど!)
少女マンガまんま!?悲し気な切れ長の瞳の「韓国の宝」
カン・ドンウォン
1981年生まれ 186cm
185cm越えの長身と愁いを帯びた切れ長の瞳。そのまんま「悲しい目」という役名の刺客を演じた『デュエリスト』で大ブレイクしたカン・ドンウォンは、イケメンだらけの韓国映画界でも唯一無二の美しさを誇る存在。現在日本で公開中の『MASTER マスター』の撮影中にはその顔にガラスの破片が刺さる!という事故が起こり、監督が「国の宝に傷をつけてしまった」と大慌てだったとか。
まるで少女漫画の主人公のようなビジュアルで、身体だけ大人になってきた行方不明になった少年を演じた『隠された記憶』や、愛情不足をこじらせたまま大人になった悪役を演じた『群盗』など、"心は少年のまま"という役を演じたら右に出る者はいません。
こういうキャラクターは、もしかしたら韓国より日本の観客の方に愛されるかも……ってことが関係しているのかいないのか、今年は伊坂幸太郎原作の『ゴールデンスランバー』、押井守原作の『人狼』と、日本の原作の映画化作品2本を撮影中。
※こちらは映画祭に現れたもののキャッチできず……。写真は『MASTER マスター』で来日中、舞台挨拶のもの。