ボディアクティビストとして、ポジティブなボディイメージを広めているモデルのアシュリー・グラハム。ファッション業界のサイズ・ゼロ基準を上回る、サイズ18のアシュリーは先日、『ニューヨーク・マガジン』誌のインタビューに「ドレスを提供してもらえなかったから、昨年のMETガラを仕方なく欠席した」と告白したばかり。だけど、実は他にも同じような体験をしたセレブが大勢いるという。そこで、デザイナーにドレスの着用を拒否されたハリウッドセレブ9人の体験談をご紹介。
※この翻訳は、妙訳です。
Translation: Reiko Kuwabara
From: Harper's Bazaar UK
ビヨンセ
クイーンビーのためなら、どのデザイナーも喜んでレッドカーペットドレスやステージ衣装を提供するだろう。でもデスティニー・チャイルド時代は、いくらブランドに問い合わせても衣装を貨してもらえなかったという。
ニュース番組『ABCニュース』によると、昨年開催されたCFDAアワード2016でファッションアイコン賞を受賞したビヨンセは、スピーチで「デスティニー・チャイルドの頃、田舎から出てきたカーヴィな女の子4人に服を着てもらいたいと思うラグジュアリーブランドはなかった。それに私たちもオートクチュールや好きなブランドのドレスを買うお金もなかった」と激白。母ティナがニューヨークのショールームを回っても、断られ続けたのだそう。
そこで救ってくれたのがビヨンセの祖母。「裁縫のスキルとクリエイティブなマインドで私たちに夢を与えてくれた。デビュー当時のコスチュームは、全て母と叔父が作ってくれたもの。衣装に散りばめられたクリスタルとパールは一つ一つ手縫いで付けられているのよ。全てのディテールにおいて、情熱と愛情が込められていたわ」
そしてスピーチの最後に「デザイナーたちも人々にインスピレーションと勇気を与えるよう意識を変えて欲しい。私たちの内側にある強さや真の美しさ、欠点などにも目を向けて」とメッセージを残した。
オクタヴィア・スペンサー
アカデミー賞女優のオクタヴィア・スペンサーは、2012年のゴールデングローブ賞で助演女優賞を受賞したにも関わらず、レッドカーペットドレスを貸してくれるデザイナーを見つけるのに苦労したと話している。
『ピープル』誌によれば、パームスプリングス国際映画祭に出席したオクタヴィアは「私は背が低しぽっちゃりしているから、華やかな場に着ていくドレスを探すのにいつも一苦労。どのデザイナーからも声がかからない」と記者に打ち明けた。
最終的に2012年のゴールデングローブ賞で彼女が着用したのは、タダシ ショージのこのドレス。「もう少し早めビーナッツバターを断ち、ダイエットしておけばよかったわね」
メリッサ・マッカーシー
映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』でブレイクし、助演女優賞にノミネートされたメリッサ・マッカーシー。彼女も2012年のアカデミー賞の授賞式に着て行くドレスがなかったという。
「5、6人のデザイナーに問い合わせてみたけど、全て断られた。レッドカーペットでよく見る有名なラグジュアリーブランドだったけど、全員答えはNO」と『レッドブック』誌に告白。
結局、彼女が着用したのはプラスサイズブランド、マリナ リナルディのこのドレス。この体験から、メリッサは自らブランドを立ち上げることを決意。以前NYファッション工科大学(FIT)に通っていた彼女は、「女性たちが自分を好きでいられる」服をデザインすることに。