脳からの指示で割れ目はできる!
(【前編】はこちら)
ボディビルダーのような6パックは目指さないにしても、腹筋の割れ感を強調するためには、筋肉を大きくさせる必要もでてきます。筋肥大は、ウェイトトレーニングのような負荷をかける運動をしないと起きません。
が、ここでもまた関わってくるのが神経系の話。
たとえば皆さん、腹筋を出そうとするときって、自分でお腹に力を入れて自分で収縮させますよね? というか、そうしないと"割れ感"は出せないはず。
それってつまり、筋肉が肥大できて強くなったとしても、脳が「収縮」のシグナルを送っていない限り割れないってこと。だからEMSマシンで脳を通さず筋肉を直接動かすことは、そこまで見た目に効果があるとは、私には思えないのです。
脂肪を刺激しても無意味
またこの記事でも書いたように、筋肉の上にのっている脂肪が多いと、割れ目を出すのは難しい。問題が脂肪なら、トレーニングもしつつ、地道に食事を改善するしかありません。脂肪を刺激したからって、筋肉にはなりませんよ!
腹筋だけに限らず、ちゃんとした使える筋肉をつけていきたいなら、近道は残念ながらなし。
自分で鍛えてください(苦笑)! そこがお腹だろうと、二の腕だろうと、お尻だろうと同じです。どんなにお金と時間があっても筋肉をつけていくということは、地道に自分で鍛えていくしかないんです。だから私は運動をライフスタイルに取り入れてほしいのです。
じゃあなぜ、いまだにEMSベルトは売れ続けているのか?って話ですが……それは【後編】で。
【後編】につづく
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