ジェンダーの垣根を超えた自己表現が、少しずつ広まりつつある現代。

ところがそんな中、ある3歳の男の子と、パリのディズニーランドの間で起きた出来事が、海外でちょっとしたニュースになっているよう。

今年の8月、ヘイリー・マクリーン=グラスさんは、<スパークルズ&ストレッチマークス>というタイトルのブログの中で、自身の息子について「ノアは世界一と言っていいくらいの大のエルサ(『アナと雪の女王』)ファン」と記述。しかし、実は3歳になるノア君がパリのディズニーランドでプリンセス体験ができる「プリンセス・フォー・ア・デイ」への参加を申込んだところ、断られてしまったそう。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Frozen-obsessed boy told he can't be 'princess for a day'
Frozen-obsessed boy told he can't be 'princess for a day' thumnail
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ディズニーランド・パリのウェブサイトでは、その体験プログラムについて、このように記載。「本物のプリンセスと同じメイクとヘアスタイルが体験できる、すべての少女の夢を叶えるとっておきの機会です。おとぎ話さながらの変身体験は一生の思い出になるでしょう」。

しかし、ディズニーランドからマクリーン=グラスさんの下に届いたのは、「現時点で、男の子によるプリンセス・フォー・ア・デイの予約は受け付け致しかねます」という返事。

彼女は<ITVニュース>に対し、ノアくんは"興奮して居ても立ってもいられない"状態から一転、参加を拒否されたことによってひどくがっかりしてしまったと語ります。

「ただただ、ショックでした。私はノアの母親であり、私自身、彼がプリンセス体験をすることに異存はありません。それを拒否するなんて…」

後日、ディズニーランド・パリは、このような事態が二度と起こらないように取り組むとの声明を発表したとのこと。その内容は、「言うまでもなく、男の子も女の子もプリンセス・フォー・ア・デイをはじめ、その他のあらゆる特別アクティビティにご参加いただけます」というもの。

今回ニュースで取り上げられたことをきっかけに、すべての子どもたちが、性別に関係なく好きなことを楽しめる世の中になりますように。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Rubicon Solutions, Inc.

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