オーストラリアの風景写真家であるデイル・シャープさんは、1度目のプロポーズ作戦で大失敗。今度こそは記憶に残るプロポーズをしようと決意したところ、絶好のタイミングに恵まれ、世にも美しいプロポーズ写真を撮ることに成功したのだとか。今、世界中で話題になっているという2人の素敵な婚約秘話をコスモポリタン アメリカ版から。

シャープさん(34)が同じく風景写真家である恋人のカーリー・ラッセルさん(29)にオーロラの下でプロポーズしたのは、2人がつきあい始めて7年目のこと。

もっとも、最初にプロポーズを試みたのは、その9カ月前。旅行先のアイスランドでプロポーズしようと、ハンドクリームのボトルに指輪を隠しておいたところ、荷物がまさかの重量オーバーとなり、 4000ドル(約45万円)の指輪が入ったそのボトルはゴミ箱行きに…!

「僕がそれを知ったのはその約1週間後、指輪を出そうとあちこち探していたときでした」とシャープさん。「あのボトルはどこに置いたのかと彼女に聞いたら、空港で捨てたって」。

そうして、ロマンチックになる予定だったアイスランド旅行はあえなく失敗。でも、シャープさんは再び新しい指輪のためにお金を貯め、2カ月に及ぶ北極圏旅行に賭けたのだとか。当初の予定では交際7年目の記念日にプロポーズするつもりだったけど、見事なオーロラを前にして、予定を変更したそう。

その瞬間の写真がこちら。

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ノルウェー、ロフォーテン諸島――婚約しました! オーロラの下、北極圏の中心でプロポーズするほど最良の方法はないでしょう。計画には数年かかったけど、いつもこの瞬間を思い描いていたし、僕らは2人ともオーロラの撮影に情熱を持っている風景写真家だから、これがふさわしいと思いました。本当は去年アイスランドでプロポーズするつもりだったけど、僕がこっそり隠しておいた指輪をカーリーが捨ててしまったので(はい、実話です、笑。フェロー諸島に行く乗り継ぎ便で荷物の重量を減らそうとしたんです)。幸い、今回は僕の計画がうまくいき、今夜は今まで見た中でも最高の色合いでオーロラが輝いていました。僕は「セルフィーを撮るためにヘッドライトをつけよう」と言ってカーリーをだましました。いわゆる普通のセルフィーではなかったことに彼女は感動してくれたし、プロポーズにOKがもらえて、僕も感動しました! これはプロポーズの間に撮れた唯一の写真です。

「僕らが見た中でも最も美しい色合いのオーロラでした」とシャープさん。「このチャンスをフルに活かして、最高の瞬間にプロポーズしたいと思いました。で、そのタイミングがやってきて、やらない手はないと思ったんです」。

風景写真家としての経験により、どうしたらその瞬間を捉えられるかを熟知していたシャープさん。オーロラが輝き始めると、ヘッドライトを点け、オーロラを背にして2人が浮かび上がるように準備したのだとか。そして、カメラのタイマーをセットし、救急バッグから指輪をとり出したそう。

「皮肉なことに、僕らは風景写真家なのに、自分たちの写真は1枚も壁にかかっていないんです。だから、これは特別に大切な写真になりました」。

そんなカップルの美しい婚約写真は、今や世界中でシェアされています。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US