アメリカ・バーモント州在住のオリビア・クロプチンさんは、脈管奇形と言われる疾患とともに生きる18歳の女性。

脈管奇形とは、毛細血管、静脈、動脈、リンパ管奇形を含む疾患概念のこと。オリビアさんの場合は、片腕が腫れアザのように見えるのだという。SNSなどで心無い言葉をかけられることもあると明かす彼女が、伝えたいメッセージとは――。

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生まれてから肘の内側にアザのようなものがあると家族が気が付き、生後2カ月で脈管奇形だと診断されたというオリビアさん。

彼女の場合は血管が以上に発達しているため、患部の皮膚の色が変わってしまったり、腫れあがったりするものの、完全に機能しているという。

現在TikTokで26万人以上のフォロワーを誇るオリビアさんは、日常生活や身体に関する動画を投稿。<NeedToKnow.online>のインタビューで、TikTokで発信をし始めた理由についてこう話している。

「これまで、自分のような人をネット上で見たことがありませんでした」
「私が表に出ることで、同じような症状を抱える人が『自分みたい』『私と同じなんだ』と言えるようにしたかったんです」
これはtiktokの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

ポジティブなコメントが多い一方、「その腕がないほうが素敵」「義手にしてみたら?」といった心無い言葉や過激な意見も。

「インターネット上での否定的な意見は、多くの人を傷つけてきました。でも、私はそうはさせないと決めたのです」
「良いと思ってやったり、やりたいことをしたりするだけなのに、ネガティブな人々に影響されるのはおかしいと感じたのです。知らない人のコメントに邪魔されたくはありません」
これはtiktokの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

オリビアさんは、時々腕に痛みを感じることがあると言うものの、“マイナス”なことだとは思っていないという。

「ありがたいことに、自分の腕を人生でネガティブに思ったことはありません。痛みに関しても、マイナスだと思わないようにしています」

さまざまな意見があるなかで、自分の軸を貫き続けるオリビアさん。彼女のメッセージは多くの人に影響を与えたはず――。