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アルパカが草を食べる動画が最近のお気に入りで、暇があればよく見ている。

アルパカはかわいいんだか、そうでないんだかよく分からない動物だ。一生懸命草を食む顔は、まるで老人のよう。煮物をツマミに熱燗飲んでうれしそうにしているおじいちゃんみたいだよね、フフフ……。と、ここまで考えて、そういえば私も野菜たっぷりの煮物と熱燗のコンビが最近好きになったと気づいて呆然とした。

味覚がすっかりアルパカ系になってしまった私でも、時々猛烈に食べたくなるのが牛肉の煮込み料理だ。牛肉と言っても、できればこってりとした脂分の多い部位をグツグツ煮込みたい。強烈なパンチのある食べ物が欲しい時がアルパカにもあるのだろう。今週はそんなグツグツ煮込む系のわが家の定番、牛すじ肉のトマト煮込みを紹介する。

すじ肉ってハードルが高く感じるもの。だって、下処理がとにかく面倒だから。生の牛すじ肉がいつもスーパーにあるとも限らない。ただ、高めのハードルを越えて出来上がったものは100%美味しいし、酒好きの心を妙に刺激するんです! 牛すじとかモツはね!

面倒くさいことが大嫌いな私だから、すじ肉の下処理もそこまで熱心ではない。生姜を入れたたっぷりのお湯で3分、2回茹でるだけ。2回茹でたら水で洗いつつ、余分な脂分をキッチンバサミで切り落とす。これで終了。

油を引いた鍋に処理したすじ肉と野菜を入れ軽く炒めたら、潰したトマト缶、赤ワイン、月桂樹の葉を加えて煮込みはじめる。沸騰したら弱火にし、途中煮汁が少なくなったら赤ワインを足してみる。2時間ほど煮込んで肉が柔らかくなったところで、塩胡椒、ケチャップ、ウスターソースで味を調える。少し時間はかかるし手間もかかるけれど、満足度は高い。仕上げにバターを落としたら、見事なデブメニューの完成だ!

材料 (4人分)

牛すじ肉 500g 

にんじん 1/2

たまねぎ 1個

マッシュルーム 1パック

にんにく  一片

トマトの水煮缶 1缶(ホールの場合は潰してスープごと入れる)

赤ワイン 200cc

塩・胡椒 適宜

ケチャップ 適宜

ウスターソース 適宜

サラダ油 適宜

月桂樹の葉 2~3枚

作り方のポイント

マッシュルーム以外の野菜はみじん切りで。マッシュルームはスライスで。フランスパンがあれば、尚よし。

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