今週は、レシピというよりは、こんな楽しみ方、どうですか?という、提案です。

時々、どうしても恋しくなるのがファーストフード。特に私はハンバーガーが好きで、しばらく食べないと、あの強烈にジャンクな刺激が恋しくなってくる。お昼の時間になると、仕事を放り出して車に飛び乗り、ファーストフード店に行くことも数カ月に一回ぐらいはあるのだ。

いつも、ムシャムシャと食べながら考える。なんでこんなに中毒性があるんだろう、なぜこんなにパンチの効いた味なんだろう。パテの味付けがかなり強めであることはわかる。たっぷり塩も入っているし、こしょうも入っているし、ナツメグの香りも強い。ふむふむ。それから、パテの薄さもおいしさに一役買っているように思う。ハンバーグとは違う、あの薄さ。丸いバンズの隅々までパテが行き渡り、満足感が増すのかもしれないなあと思いつつ、ああうまいと堪能して家に戻ることになる。

週末や、長期休暇には、ハンバーガーを作る機会が増える。「あの味」を再現したくて、粘りが出るまで練ったミンチ肉を、なるべく丸く、薄く、大きく成型して、焦げ目がつくぐらい、しっかりと焼き上げる。わが家は常に20枚ほどのパテを作るが、1枚を約50グラムで計算して、ミンチ肉を準備するようにしている。また、塩こしょうも、ナツメグも多めに入れるのがポイントだ。

人によって使いたいソースも違うだろうと、わが家では、セルフサービスのハンバーガーがメインだ。パテや具材は大皿やバットに並べて、各自が好きなようにハンバーガーを作る。バンズはこんがりと焼かれた、いわゆる普通のハンバーガーに使われるタイプのものがあれば理想だが、もちろん、手に入る範囲のパンで十分おいしいと思う。

写真の中には、最低限、これだけ準備すれば十分おいしいハンバーガーになるという具材を並べている。アボカドとトマトは薄くスライスするのがおすすめ。薄くスライスしたものをたっぷり乗せると、食べやすい。この他にも、スライスチーズ、ベーコン、サルサソースなどなど、お好みでいくらでも追加できる。わが家では、マスタードも数種準備するし、ケチャップ、マヨネーズも使う。

人が集まる食事会などでは、とても好評だ。子供から大人まで、ワイワイガヤガヤと楽しく食べることができる。自分の好きなように作ることができるし、パテを何枚重ねても、笑いはおきても、叱る人なんて誰もいないしね! 片付けが簡単に済むものおすすめのポイントです。

GWにどうですか? 是非!

材料 (4人前)

ミンチ肉 1kg

卵 1個

パン粉 適宜

ナツメグ 適宜

スライスチーズ 適宜

アボカド 1個

玉ねぎ 1/2個

トマト 1個

レタス 1/2個

ピクルス 適宜

ベーコン お好みで

マスタード 適宜

ケチャップ 適宜

マヨネーズ 適宜

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