かつて、18世紀のイギリスで、上流階級の子女が社交界デビューを果たした「デビュタント・ボール」。このイベントを現代のテイストに合わせ、1992年からパリで毎年開催しているのが、「ル・バル」です。
そこでは、オートクチュールのドレスを身に纏った子女たちが、キャバリエと呼ばれる上流階級の若い男性にエスコートされ、ダンスを披露する――まるでおとぎ話のような光景が、毎年パリで実現しています。
チャリティにも貢献!
現代の「ル・バル」では、チャリティ団体への寄付もこのイベントの大きな要素です。 今年は、10代の母親のメンタルヘルスをサポートする「Seleni Institute」と、東南アジアの女の子の教育を支援する「Enfants d’Asie」の2つの団体への募金を募りました。
また、イベントは完全招待制。これまでの「ル・バル」の参加者には、元米大統領ジョージ・W・ブッシュの姪のローレン・ブッシュ、アメリカ版VOGUE編集長アナ・ウィンターの娘のビー・ウィンター、クリント・イーストウッドの娘、フランチェスカ・イーストウッド、リリー・コリンズなどが名を連ねており、王室や政界、実業家、セレブリティの子女などが集う場となっています。