交通事故で両方の前足を失った7歳のプードルミックスのコラ。カリフォルニア州のシェルターで保護された彼女が元気に生き続け、走り回る姿が感動的だとネット上で称賛の嵐!

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コラの飼い主ザック・スコーはカルフォルニア州で非営利動物保護団体「Marley’s Mutts」を運営。ザックが動物シェルターからコラを保護したときには、彼女はすでに前の片足を失い、もう片足は骨髄炎に。さらに骨盤も折れてしまっていて、痛みでほとんど動けない状態だったという。

生き延びるには前両足の切断と手術が必要で、動物シェルターも彼女を救うのが正しい選択なのか悩むほどだったそう。けれど可能性にかけたザック。10,000ドル(約108万円)に及ぶ治療費をかけ、コラを救出!

手術後は専用の車椅子で動き出すまでに、2ヶ月かかったそう。けれど7ヶ月後には、元気に二本足で駆け回る姿も♡ だんだんと後ろ足が強くなり、立って尻尾も振れるように。

ザックによると、コラは毎日をまるで人生最後の日かのように全力で生きているのだとか。晴れの日でも雪の日でも嬉しそうに走り回る姿は愛らしい!

そんなコラを見て、彼女が人々にポジティブな影響を与えていることに気づいたザック。

「彼女はシンプルに明るい輝く光のようなものなんだ。暗闇にも希望をもたらせるような力を持っているよ」

コラはザックと「Pawsitive Change Program」受刑者プログラムにも参加。このブログラムの目的は受刑者たちと保護犬の交流を通して、お互いにリハビリすること。

コラはみんなから「ミラクルガール」と呼ばれていて、彼女の明るい振る舞いを見て、人々はどんな困難も乗り越えられると学ぶそう。

コラの命を助けたのはザックだったけれど、実は彼もコラを含めた動物たちに助けられている。

彼自身、過去に肝臓の病気を患い、肝臓を移植しなければならない状態に。体重が20キロも減って、鏡を見ても自分とわからないぐらい老いてしまい、自殺する方法も考えたという。

「ある日嗚咽しながら泣いていて、後ろを見たら犬たちが僕を見ていたんだ」
「僕はまだこのグループのリーダーなんだって気付かされたんだ。彼らはまだ僕を見てくれているって」

その後、どこに行くにも犬と行動し、散歩をたくさんしたこともあり体調は回復。そして6ヶ月後には移植も不要に!

「僕が犬たちを助けてるのではなく、犬たちが僕を助けてくれている」とザックが言うように、ともに困難を乗り越えた2人の絆は強い! どんなときでもポジティブなコラは、私たちにパワーを与えてくれるはず。