「あなたが書いた記事が出た時には、私はまだ結婚していましたから、それが事実でも、王女との関係を認めることはできませんでした。でも、離婚した今ならお話できます」
クロスはその後、1984年に『サン』紙のライバル紙である『ニュース・オブ・ザ・ワールド』紙に、王女との不倫関係についての話を“売って”いる。
アン王女とマーク・フィリップス大佐の結婚生活は、このスキャンダルが明らかになった後も続いた。だが王女はその後、新たにティモシー・ローレンス海軍中佐(写真左)と不倫。それが明らかになると、1992年に大佐とは離婚し、その後すぐにローレンス中佐と再婚している。
エリザベス女王は1992年、即位40周年の記念スピーチのなかでこの1年を、子どもたちの離婚と別居の発表が相次いだ「ひどい年(Annus horribilis、アナス・ホリビリス)」だったと振り返っている。チャールズ皇太子とダイアナ妃、弟のアンドルー王子とセーラ妃が相次いで別居を発表したのも、この年のことだった。
※この翻訳は抄訳です。
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