今年で結婚15周年で、ハリウッドのおしどり夫婦として知られるニコール・キッドマンとキース・アーバン。今でこそラブラブなエピソードが絶えない二人ですが、交際に発展するまでの道のりは実はとてもじれったく、親近感がわくエピソードばかり。

そこで今回は、ニコールとキースのほっこりとする馴れ初めを、<グッド・ハウスキーピング>からご紹介します♡

初対面で謝罪!?

出会いは遡ること16年前の2005年1月、ロサンゼルスで開催された毎年恒例のイベント「G'Day USAガラ」でのことだったんだとか。

キースはニコールと初めて出会った瞬間を、『オプラ・ウィンフリー・ショー』で次のように振り返りました。

「ニコールがスッと部屋を横切ったんです。あまりにも滑らかで、この世のものとは思えませんでした」
「彼女の周りに人がいなくなった瞬間、勇気を出して声をかけてみたんです。内心はびくびくしていましたが、クールに装ったのを覚えています」

しかし、無事に自己紹介はできたものの、その後の言葉につまり、すぐに別れを告げてその場を去ったのだとか。あまりにも早く離れてしまったため、「もっと何か話すべきだった…」と瞬時に間違いを犯したことに気づいたそう。

「後から友人に、『ニコールはもっと君と話をしたかったと思うよ』と諭され、『なぜ自分なんかと…?』と疑いつつも、彼女のところに戻って謝ったんです。その後は打ち解けて、すぐに意気投合しました」
 
Jeff Kravitz//Getty Images

お互いに片思いだと思っていた!

一方のニコールは、2017年に『エレンの部屋』に出演した際に、キースに一目惚れをしたことや、脈ナシだと思い込んでいた当時の心境を告白。

「一目惚れしていたけれど、彼から興味を持ってもらえずにいました。本当ですよ。実は初めてあってから、キースからの電話を4カ月間も待っていたんです」

2018年、オーストラリアのトークショーのインタビューで、当時ニコールに電話をかけなかった理由を聞かれたキースは、「彼女は完全に高値の花だと思っていた」とコメント。

「誰かが彼女の電話番号を(紙に書いて)僕に渡してくれたのですが、しばらくポケットにしまっていたんです。番号と睨めっこをしながら、電話をかけようかずっと悩んでいました」
「もし発信ボタンを押せば、彼女と繋がってしまいますよね。何を話せばいいのかわからなかったんです。当時はあまり健康的な人生を送れていなかったので、僕のような人が彼女の眼中に入るとは到底思っていませんでした」
「でもある時、勇気を出して電話をかけたんです。彼女と繋がり、二人でとにかくたくさん話をしました。すごく楽だったんです」
 
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運命の人だと思った瞬間

一本の電話が実を結び、二人の関係はとんとん拍子に発展! 最初の電話からわずか1カ月後、ニコールはキースが運命の人であると悟ったエピソードを、2019年の『ピープル』誌とのインタビューで振り返りました。

「あれは私の38歳の誕生日のことでした。午前5時、ニューヨークにある私の自宅の前で、彼がクチナシの花を持って外に立っていたんです」

キースはその後、ニコールをバイクに乗せて、ニューヨーク北部の伝説的な音楽祭「ウッドストック・フェスティバル」の会場地へ連れて行ったそう。

「かなり強烈な思い出です。この時点で、彼が運命の人だと思いました。私がロマンチストだからなのか、女優であるからなのか、運命を信じているからなのかわかりませんが、『あぁ、この人だ』とわかったんです」
nicole kidman
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それから1年後の2006年6月25日、二人はオーストラリアのマンリーで正式に夫婦に。キースは2016年5月、『CBSニュース』に、「(ニコールとの)出会いと結婚は、人生を変えるものではなく、人生の始まりそのものだった」と語りました。

いきなり結婚生活を脅かす試練が!

フランス領ポリネシアでの新婚旅行を楽しんだ4カ月後、二人は夫婦として最初の試練に直面することに。キースはアルコール依存症治療のためにリハビリ施設に入院することになり、ニコールは全力でサポートしたのだとか。

キースは2016年、『ローリング・ストーン』誌に、当時のニコールへの感謝の気持ちを語っています。

「僕が抱えていた爆弾は、新鮮な結婚生活を脅かしてしまいました。無事に乗り越えることができたのは奇跡的です。ニコールによって新しい自分が目覚めたような、悟りを開いたような感覚です。人生で初めて、中毒という束縛を振り払うことができました」

また、キースは<ザ・ブート>に、「彼女は僕の人生を変えました。それどころか、僕に人生を与えてくれたと言っても過言ではありません。彼女と出会う前の人生は、今とは無関係のようにも思えます。彼女が僕のためにしてくれたすべてのことに、深い愛情と感謝の気持ちを持っています」とコメントする場面も。

abc's coverage of the 50th annual cma awards
Image Group LA//Getty Images

風邪をひいたニコールの看病のために、キースがグラミー賞から急いで家に帰るなど、ラブラブなエピソードが絶えない二人。そんな二人の絆は一本の電話から始まっただなんて、ロマンチック…♡

※この翻訳は抄訳です。

Translation:YUUMI IKEUCHI

Good Housekeeping