性の多様化が広まりつつある今、自分のセクシュアリティについて認識するきっかけや出来事は、人それぞれ。

コスモポリタン アメリカ版から、16人の女の子による「自分がLGBTだと気づいたとき」の体験談をお届け。

1.「中学生のときのこと。自分がテイラー・スウィフトを好きなのは、"彼女になりたいから"ではなく、"彼女を恋愛の対象として見ていたから"だって気づいたの。そしてこの感情を、同じ学校の女の子にも抱くようになった。同性の子まで恋愛対象だなんて、なぜそれまで気が付かなかったんだろう。バイセクシュアルなった今となっては、不思議な感覚」(ミミ/17歳)

2.「自分でもちょっと違うな、と思ってた。男の子とデートするときには特にね。しっくりこなかったの。大学2年生のとき、女友達が踊っているのを見て『そうなんだ』と確信したわ」(ヘイリー/22歳)

3.「子供時代から"兆候"はあったの。だけど初めて自分のセクシュアリティを自覚したのは、ミュージカル『Fun Home』を観たときだった。『Changing my Major(直訳:自分の"専攻"を変える)』という、自分がレズビアンだと気づく歌があって、女の子がカミングアウトしてたの。私もそのときに、ハッとしたわ」(ケリー/17歳)

4.「中学1年生のとき、1人の女の子を好きになったの。そのときは理由が分からなかったんだけど、彼女と落ち着いて話ができなかった。その子を恋愛の対象として見ていたんだって気づいたのは、数年後のこと。高校に入ってすぐにコンサートである女の子と出会い、意気投合したことがきっかけ。私はバイセクシュアルだけど、どちらかというと女の子のほうが好きみたい」(メグ/16歳)

5.「大学2年生で、18歳だった。英語のクラスで、とにかく気になる子がいたの。彼女とは友達以上になりたいんだってわかった。こんなの初めてだったから、怖かったし、これでいいのかとも悩んだわ。他人からどう思われるか不安で、1人でたくさん泣いた」(アンバー/21歳)

6.「幼い頃から、男性にも女性にも魅力を感じていた。女友達のことも好きになったし、バービー人形で遊んでいるときは、ケンとバービーではなく、バービー同士のカップルを作ってた」(ハンナ/18歳)

7.「中学2年生のときだった。初めて心から好きになったのが、親友の1人だったの。彼女も女の子の方が好きだってことは知っていたから、うまく行く予感がして、自分は男の子だけでなく女の子も好きなんだとわかった。でももっと幼い頃から、その兆候はあったと思う」(ジョセフィー/18歳)

8.「『うわ、私って同性愛者なんだ』と思ったのは、16歳のとき。映画『インディ・ジョーンズ』シリーズを見ていたんだけど、特にお気に入りはシリーズ第3弾だった。主役のハリソン・フォードではなく、女性のヒロインに惹かれていたのよ」(キャサリン/21歳)

9.「私はバイセクシュアル。小学校4年生のときに、女の子を好きになった。その子に手紙を書いたし、友達は彼女との話し方をあれこれ考えてくれた。音楽のクラスでは彼女のための曲を作ったの。とはいえ、当時の自分はまだ女の子が好きだって自覚がなかった。だから友達になりたいだけだ、と思っていたの。でも今は、少なくとも自分を"異性愛者"だと言うつもりはない。それからある日、友達が『あなたの(彼女への)気持ちは、プラトニック以上のものだと思う。それでもいいんだよ』って言ってくれた。彼女やLGBTQA(※)の友達のサポートもあって、自分のアイデンティティを受け入れやすくなったわ」(ザラ/17歳)

※LGBTQA…レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスセクシュアル、クィア/クエスチョニング(性的指向がまだはっきりとしていないこと)、アセクシュアル(他者に性的欲求を覚えないこと)/アライ(LGBT支援者)を指す言葉。

10.「中学時代の私は、親友に友達以上の感情を抱いていた。だけど相手は同じようには思っていないと気づいたの。『自分は男の子が好き。女の子は恋愛対象じゃない』って、自分に言い聞かせていた時期もあった。だけど18歳になるまでには、自分の感情を抑えるのが難しくなっていたの。そんな自分を受け入れ、20歳で初めて友達にカミングアウトしたわ」(ケイト/21歳)

11.「子供の頃から、自分は"同性愛者"だって自覚してた。だけど当時は理解力も語彙も不足していたのよね。幼稚園のときに『女の子と結婚したい』って言って、両親をひどく驚かせたの」(リヴィア/20歳)

12.「幼稚園児のときだったかな。パパと一緒に『007/ロシアより愛をこめて』の女優ダニエラ・ビアンキを見ていた。彼女はバービー人形みたいなスタイルの持ち主で、女性の体を意識したのはそれが初めてだったと思う。そのスタイルをうらやましく思うのと、女性を意識するのがごっちゃになっていたのかも。11歳か12歳になって、『タイタニック』でケイト・ウィンスレットのおっぱいが見えるシーンを何度も再生したとき、自分は女性らしい体つきを求めてるんじゃないんだと確信した。私はバイセクシュアルだった」(ジジ/22歳)

13.「私はバイセクシュアルで、自認するジェンダー(性別)は流動的。6年生のときのサマーキャンプで、初めて女の子を意識した。それから数年後は、女の子っぽかったり、男の子っぽかったりと、揺れ動いていた。高校でLGBTのコミュニティと関わり、自分のセクシュアリティについてオープンになれたの。自分のアイデンティティが説明できるのは、ワクワクする出来事だった」(エイリン/17歳)

14.「新入生の頃、親友を恋愛の対象として見るようになった。彼女はレズビアンで、"自分のことが好きな人"の話をしてたんだけど、その1人が私だってことに気付いたの」(ジュリア/17歳)

15.「9歳のとき、女の子の友達と"イチャイチャ"してた。だけどその意味の重大さがわかったのは、後になってから。『あれ、これっておかしいんじゃない?』って思った。それが悪いことだとは思わないけど、親の反応が心配。彼らは敬虔なクリスチャンだから。8歳か9歳のころは男の子になりたかったけど、今は流動的というか、中性って感じかな」(マッケイラ/17歳)

16.「これまでずっと、自分はどこか違うのではと思ってきた。男の子よりも、女の子ともっと親密になりたいと願っていた。中学2年生のとき、友達の1人がバイセクシュアルだと告白したの。それについて彼女が教えてくれたことは、自分が抱えていた感情と同じだった。私は男性セレブに憧れたことも、白馬の王子様を夢見たこともなかった。男の子ともデートしたけど、うまくいかなかった。彼らは素晴らしい人たちだったけれど、恋愛の対象にはならない。私はレズビアンなの」(ジェン/21歳)

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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