「オネエ」という便利な言葉からこぼれ落ちるもの

人気女装家、ブルボンヌが奥深き性の世界へご案内♡

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コスモポリタン読者の皆さん、はじめまして~。女装のゲイおじさん、ブルボンヌです。

先日、新宿2丁目のアタシが手がけるミックスバー「Campy!bar」に、コスモポリタンの美人編集長がいらっしゃいましてね。ロングヘア―をブワサァーッとかき上げる、80年代の浅野温子ねえさんのようなバブり感と、読者女子が元気に輝ける記事を発信したいという想いに感動して、特殊な立ち位置のアタシなりの「性にまつわるエッセイ」を担当することになった次第です。今年45歳のババアなんでお若い皆さんと話が合うのか心配だけど、ちょっと派手で毛深いお母さんだと思って受け入れてみて…(無理め)。

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ところで「コスモポリタン」の意味、分かっててこのサイトを読んでるかしら? 「国籍などにはこだわらず、全世界を自国と考えている人。世界主義者」「世界を股(また)にかけ、外国(人)と交際の広い人。国際人」てな意味なんですよ。「うちにこもる」スタイルが目立って、ナショナリズム絡みの怖い出来事も続くご時勢ですけど、コスモポリタンという言霊が示すのは、世界基準の開かれたイイ女を目指そうってこと。仕事もラブ&セックスも、日本に根強く残るオッサン価値観から解き放たれて、輝いてくよー!…ってアタシもオッサンの一人なんだけどね。

そもそも、ここ数年は「オネエ」っていう便利用語でざっくりまとめられがちだけど、性の少数者にはいろーんなタイプがいるのよ。まず、性自認(自分自身が思う性別)、と性指向(恋したりヤリたいと思う性別)は別物だってこと。たとえば、「女性への性別適合手術を受けて、女性と愛し合うレズビアンになった元男性」なんて方もいるわけ。アタシも、お仕事で女装はしてるし、割とナヨナヨしてるけど、自分自身の体を女性化したい願望は全くないから、「女っぽさを芸風にしてお仕事をしてる、同性愛者のおじさん」ってこと。ややこしく聞こえるかもしれないけど、結局、男・女もグラデーションで、いろんな組み合わせのパターンがあるのよね。

 ほら、皆さんも、デートや合コンの時は「気持ち」も「振るまい」「装い」もオンナ度の水増ししてやがるでしょ? でもって、女子友の前や実家ではガサツなオッサン化したり。実はみんな、自分の中の女性性と男性性は揺れ動いてたり、操作してるじゃない。最近では若い世代を中心に男・女を明確にしない「Xジェンダー」って自認も増えてるし、まさに「性」は多様性の世界なのよね。

恋愛や性のあり方が、人によってさまざまなんだってことが理解できれば、楽になれることも多いはず。「あのユルフワ女みたいにはなれないからモテない」「おっぱい小さい」「アタシが好きな男って生活力がない」なんて戸惑いも、男女観の思い込みに縛られてるから、悪く考えちゃう。強気なお姉さんや貧乳好きもいるし、働く女とパート主夫の組み合わせだってアリなのに。そしてむしろ希少価値がマッチングした時の引力こそ強かったりするの。

何でもかんでもお決まりの価値観に押し込めようとするから、その型からのズレが気になるし、型をやぶってる他人を叩いちゃう。今年大人気の不倫スキャンダルも、裏切られた相手が罵ったり引っぱたくなら分かるんだけど、赤の他人がなーに目くじら立てて叩いてんだって思うのよ。日本の企業の男女格差も、いまだに先進国としては遅れまくってるわけだし、窮屈な男女の「型」に縛られ過ぎるのって、メンタル的にも、創造性・生産性としても、デメリットのほうが見えてきてるんじゃないのってね。

そう、地理だけじゃなく、性の世界でも「コスモポリタン」になりましょうよ。アタシもね、20代の頃に貯めた金をパーッと世界一周旅行に使って、まさに世界を股にかけてヤリましたよ!(そういう話じゃない) 自分の心の中の、男女観へのこだわり・思い込みをほぐして、性のいろんなカタチを知ることで、きっと気負いも減って、新しい発想が出てくるんじゃないかしら。アタシも、ど派手リメイクしたCAユニフォームを着てる気分で、「コスモポリタン」読者の皆さんを、性の世界旅行にお連れしますわ。よろしくお願いしますね。

HAVE A GOOD FLIGHT!

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