2016年7月15日に、Netflixで配信がスタートした『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。2022年にはシーズン4が配信され、早くも続きが気になっている人も多いのでは？
そこで本記事では、最後のシーズンになると言われている『ストレンジャー・シングス』シーズン5について、現段階で分かっていることをお届け！
シーズン5の制作が決定したのはいつ？
同作品の製作総指揮を務めるダファー兄弟は、2022年2月にNetflixを通じて、シーズン5の制作が決定していることを発表。
しかし喜びも束の間、シーズン5で同作品が終了することも明らかになりました。そして、ダファー兄弟は＜Hollywood Reporter＞のなかでファンに宛てた手紙を公開。そこには次のように綴られていました。
「7年前、私たちは『ストレンジャー・シングス』のストーリーラインを作りました」
「当時の時点で、ストーリーは4〜5シーズン続くと予想していたんです。しかし実際は、ストーリーが大きくなりすぎてシーズン4で完結とはなりませんでした。もうすぐみなさんにも見てもらえると思いますが、現在物語はフィナーレに向かって突き進んでいます」
またNetflixは、同作品の最終シーズンを示唆しているかのような、「Every ending has a beginning（すべての終わりは始まり）」と書かれた逆さまの看板を設置し、話題に。
シーズン5のストーリーは？
内容が気になるものの、シーズン5の全貌が明らかになるのはもう少し先になりそう。
とはいうものの、ダファー兄弟は「『ストレンジャー・シングス』の世界には、まだまだたくさんのエキサイティングなストーリーがある」と語っており、シーズン5に注目が集まっています。
「イレブンという名のパワーを持った少女とその勇敢な友人たち、突き進む警察署長と恐れ知らずで気丈な母、ホーキンスと呼ばれる小さな町、そして“裏側の世界”とだけ知られている異次元のこの物語の最後を、みなさんが見届けてくれるのを願っています」
またダファー兄弟は、シーズン5のフィナーレについても語り、「結末はもう決まっている」と明かしました。
「エンディングが変わる可能性があっても、それがあり得ないと思えるのは、この結末が相応しいと思っているからです。ある意味、必然的であると思います（マット・ダファー）」
シーズン5の出演者は？
引き続き、シーズン4のキャストたちが出演してくれることに期待が寄せられています。もし今のキャラクターのまま物語が進めば、以下のキャストが出演するはず！
- ミリー・ボビー・ブラウン（イレブン、エル）
- フィン・ウルフハード（マイク・ウィーラー）
- ノア・シュナップ（ウィル・バイヤーズ）
- ゲイテン・マタラッツォ（ダスティン・ヘンダーソン）
- ケイレブ・マクラフリン（ルーカス・シンクレア）
- セイディー・シンク（マキシーン・メイフィールド）
- ナタリア・ダイアー（ナンシー・ウィーラー）
- ジョー・キーリー（スティーブ・ハリントン）
- プリア・ファーガソン（エリカ・シンクレア）
- ウィノナ・ライダー（ジョイス・バイヤーズ）…など
シーズン5に加わる人は？
2023年6月に開催されたNetflix最大のグローバルイベント「Tudum 2023」で、リンダ・ハミルトンがシーズン5から新たにキャストとして加わることが発表されました。 リンダは『ターミネーター』シリーズに出演しており、同シリーズで共演していたアーノルド・シュワルツェネッガーが、今回の出演について明かしました。
そして、リンダから『ストレンジャー・シングス』ファンに向けたビデオメッセージも公開されています。
まだ、どんな役を演じるのかは謎に包まれていますが、きっと重要な役割を果たすに違いないはず！
シーズン5では何が起こる？
ストーリに関してはまだ明かされていないことが多いものの、ダファー兄弟は「ストーリーを完結させるためには、前作から時間を超えて“タイムトラベル”することが必要になるかもしれない」と明かしました。
製作総指揮を務めるダファー兄弟のロスは、撮影の方法について＜TV Line＞で次のように語っています。
「理想を言えばシーズン4から5にかけてを立て続けて撮影がしたかったんです。ですが、それを実現できる方法がありませんでした」
シーズン4では、様々な場所を舞台に描かれてきましたが、ダファー兄弟は『ハッピー・サッド・コンフューズド』のポッドキャストで、シーズン5は、インディアナ州の架空の町「ホーキンス」だけを舞台にして展開されることも明かしています。
また、人気の登場人物がシーズン1に原点回帰するそう。これについて、 ダファー兄弟のマットは＜エンターテインメント・ウィークリー＞次のように話しました。
「（シーズン5では）シーズン1で描いたことにつなげていきたいんです。一周回って、シーズン1で描かれたキャラクターたちの集団や組み合わせを魅力的に思っています」
さらにダファー兄弟は＜Collider＞で、シーズン4のように長いエピソードであったとしても、物語の展開はテンポよく進んでいくことも明らかにしました。
「シーズン5の冒頭シーンはすでに計画済み。それをそのまま映像化するかは分かりませんが、相当派手なものになるでしょう。最初から最後まで非常に激しい展開になると思います」
ストライキの影響は？
最低賃金率の引き上げや制作におけるAIの規制を求めて2023年5月から行われていた、ハリウッドでのストライキ。『ストレンジャー・シングス』シーズン5の製作にはどのような影響があるのでしょうか？
＜Variety＞誌によると、製作陣はストライキ中にシーズン5の概要をまとめてNetflixに売り込んでいたものの、脚本の執筆はかなり遅れていたもよう。
また、アメリカ脚本家組合のストライキが始まって以来、他のいくつかの番組が制作を停止しているため、ファンはその影響があるかどうかについて不安を抱いていました。しかし、『ストレンジャー・シングス』の脚本家たちは、問題が解決するまでは制作を始めないことを2023年5月6日に明らかにしました。
ダファー兄弟はX（旧Twitter）で次のように心境を綴りました。
「ダファー兄弟です。撮影が始まっても執筆は続きます。素晴らしいキャストとクルーとともに制作を始めることを楽しみにしていますが、ストライキ中はそれは不可能です。公平な合意が早く達成され、皆が仕事に戻れることを願っています」
「それまでは… #WGAStrong」
このように綴り、ツイートの最後には、脚本家組合との連帯のハッシュタグ「#WGAstrong」をつけています。
アメリカ脚本家組合は、ついに公平な合意に同意したのち、2023年9月27日にストライキが正式に終了したと発表。直後、脚本家たちはX（旧Twitter）にて仕事に戻ったことも明かしています。
一方で俳優組合（SAG-AFTRA）は現在もストライキを続けており、声優やモーションキャプチャー俳優、スタントパフォーマーにもストライキを拡大しようとしています。直接的にはこの拡大による影響はないとされていますが、俳優組合（SAG-AFTRA）が直ちにストライキを辞めるつもりはないとのこと。
脚本について明らかになっていることは？
2022年8月3日、本作の脚本家たちはシーズン5の執筆を開始したことを明らかにしました。
その後目立った情報は伝えられていませんが、現在は物語を細かく修正する段階へと進み、配信に向けて順調に進んでいるそう。
公式X（旧Twitter）に投稿された画像から、シーズン5では少なくとも8つのエピソードが配信されると見られます。この画像を見たファンは、写真のエピソード4と5の間にある“謎の二重線”について疑問に思っている様子。
また、脚本家たちの別の投稿から、前シリーズからタイムスリップしないことが判明。しかしこの投稿は別の何かを意味する可能性もあり、もしかしたらシーズン5を分割して公開するのかもしれません。
2022年の「ストレンジャー・シングス・デー」※に脚本家たちはシーズン5の最初のエピソードのタイトルが「The Crawl（ザ・クロール）」であることを明らかにしました。ファンの間では、「Crawl（クロール）」の意味である「這う」にちなんで、「誰が這うの？」「何が這うの？」と、話題を呼んでいます。
※ファンが作品への愛を分かち合う特別な日
シリーズ5はどのくらいの長さになる？
具体的なストーリーの長さまでは発表されていませんが、シーズン4はかなり長かったこともあり、シーズン5はそれを上回るのか気になっている人も多いはず。
今までのシリーズを踏まえて考えてみると、前作よりもスケールの大きい物語を制作することには間違いは無さそう。
その他に明らかになっていることは？
すでにSNSなどで見たことがある人もいるかもしれませんが、Netflixは本作についての発表や宣伝をするときに、ファンをわくわくさせるための工夫を凝らしています。
今回、『ストレンジャー・シングス』の公式のInstagramアカウントは、劇中に登場するアイスクリーム店「スクープス・アホイ」が破壊されている謎めいたビデオを投稿。これがファンたちの間で話題に。
また、その投稿に「something sweet is coming.（甘いものがやってくる）」というキャプションが添えられていることから、「何らかの特別な発表が控えているのでは？」とファンの期待は膨らむばかり。
それが何を意味するのかはまだわかりませんが、この謎を解明するためにもシーズン5は必ずチェックしたい！
※本記事は、Hearst Magazinesが所有するメディアの記事を翻訳したものです。元記事に関連する文化的背景や文脈を踏まえたうえで、補足を含む編集や構成の変更等を行う場合があります。
Translation：NANA KIKUCHI,Reika Shimura
Cosmopolitan UK
Cosmopolitan US
Digital Spy UK
