イギリスに住むチャーリー・ハマートンさん(25歳)は、かつてイギリス空軍に勤務していた男性。しかし、2017年に起きたある出来事をきっかけに、安定した仕事を辞め、“バンディット”と名付けたペットのフェレットを連れて、旅に出ることを決めたそう。

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アラビアのバンディット。

FOX News>によると、チャーリーさんが旅の移動手段に使ったのはキャンピングカー。彼はこれを購入するため、3台の車を含めた私財のほとんどを売り払い、資金を調達。そしてバンディットと共に、北極圏から南イタリアまで、合わせて11か国25都市を訪問。実に8カ月以上にも及ぶ旅を続けたのだとか。

#フランス #エッフェル塔
チェコ共和国。

People>によると、彼が旅に出るのを決めた“出来事”とは、たった1年の間に、友人と実母、養母の3人を亡くしてしまったこと。悲嘆に暮れる日々を送っていたチャーリーさんは、「いつか行きたい」と夢見ていた旅の計画を先延ばしにするのをやめ、すぐに実行することを決意。

スウェーデン。
バンディットと一緒に、(スペインの)ベニドルムへ。

「旅は僕の人生において、とてつもなく自由で、最も素晴らしい経験だったよ。太陽を追いかけながら世界のあちこちを周り、素敵な場所で星空の下キャンプをしたんだ。親友(バンディット)と共に過ごした旅は、本当に美しかった」と語るチャーリーさん。「お金は減ったけど、人としては前よりずっと豊かになったよ」とも付け加えています。

皆から、どうやってバンディットの体温調節をしているのか聞かれるんだけど、彼は保冷バッグの中で眠るから、外に出かけるときはそのまま運ぶんだ。氷を食べたり舐めたりするのも大好きだよ!
バチカン市国に入ったフェレットって、初めてじゃない?

とはいえもちろん、旅に出発する前は、かなりの勇気が必要だったそう。

「旅に出るのはとても勇気がいることだったよ。当時僕は良いマンションに住んで、良い仕事に恵まれ、車も3台持っていたからね。貯金もあったし、生活も安定している、とてもラッキーな人間だった」

しかし今は、考え方がかなり変わった様子。

「それらはただの“モノ”に過ぎず、僕にとっては何の意味もなかったんだ」とチャーリーさん。

#ローマ #イタリア

ちなみにバンディットとの出会いは2015年、チャーリーさんが彼を保護したことがきっかけ。以来、バンディットはチャーリーさんにとって親友となり、家族や友人を失った悲しみを乗り越える手助けをしてくれたそう。

その後イギリスに戻った彼らは、現在国内を旅しながら、子供たちに自信を育む方法や、キャンプ生活の技術などを教えているとのこと。

僕らがバルセロナに行った時の話、バンディットから聞いた?

写真を見れば見るほど、可愛いバンディットの表情に癒されますね♡ チャーリーさんとバンディットの友情が、これからも末永く続きますように。