ロンドンへ旅行するとしたら、どこに行きたい? 新しいレストランやトレンドを意識したショップもたくさんあるけれど、せっかく行くのならイギリスならではの“伝統”に触れてみるのも良いのでは? ドラマ『ダウントン・アビー』の世界に迷い込んだような雰囲気のレストラン、モネの絵画がさりげなく飾られたホテルなど、ロンドンには「本物に触れることができる場所」がたくさんあることを実感するはず! 

そこで、ロンドン旅行のときにぜひ訪れてほしい名店を<Town & Country>からご紹介。ヒップなクラブも楽しいけれど、伝統店に足を踏み入れることで「大人になってよかった」と思えるかも。

1The Savoy(ホテル)

instagramView full post on Instagram

1889年にオープンした、ロンドンでもっとも古いラグジュアリー・ホテルの1つ。建物には19世紀後半の雰囲気が今も漂い、100年以上前に初めて設置されたときと、まったく同じインテリアを維持しているエレベーターもあるんだとか。客室はエドワード調またはアールデコのスタイル。クロード・モネはテムズ川の景色をこのホテルの部屋から描き、ココ・シャネルとアーネスト・ヘミングウェイも常客だったそう。

2.Rules(レストラン)

1798年に開店したこのお店はロンドン最古のレストランと言われており、開店当時から場所を移動していないそう。ジビエ(食肉用に捕獲された野生の鳥獣)、自家農場で飼育された肉のロースト、パイ、プディング(デザート)など、伝統的なイギリス料理が味わえるのだとか。

3.34 Mayfair(レストラン)

洗練された雰囲気のステーキが食べられるお店。ここで紹介する他のお店ほど歴史はないものの、イギリスらしい瀟洒な雰囲気を楽しめるはず。

4.Simpson’s in the Strand(レストラン)

ローストビーフの名店として世界的に有名なお店。銀製のカート(手押し車)に乗って肉の塊が登場し、目の前でうやうやしくスライスしてくれることでも知られています。チャーチル元首相のお気に入り「ビーフ・ウェリントン」は今も名物メニュー。ドラマ『ダウントン・アビー』の撮影にも使われたほど、100年以上前のイギリスの雰囲気がそのまま残っているんだとか。

5.The Wolseley(レストラン)

約15年前にオープンし、デカダンな雰囲気を醸し出すインテリアがたちまち話題に。ヨーロッパのカフェにインスパイアされたメニューに並ぶのは、イギリス、フランス、オーストリアの伝統料理など。加えて、サラダやサンドイッチなどの軽食も楽しめます。

6.The Beaufort Bar(バー)

The Savoy内にある、黒とゴールドのインテリアが特徴の、シックだけどラグジュアリーなバー。毎晩、ピアノの生演奏が雰囲気を盛り上げてくれるそう。数多くの有名人にも愛され、彼らからインスパイアされたカクテルも。

7.The Ship Tavern(パブ/レストラン)

1549年に開店し、1920年代に現在の場所に移転。観光地として知られるコヴェント・ガーデンから徒歩すぐの場所にある、昔ながらの雰囲気のパブ。2階のダイニングルーム(レストランスペース)では伝統的なイギリス料理を提供しています。

8.Dukes bar(バー)

マティーニで有名なこのバー。お酒を乗せたカートと共にバーテンダーがテーブルにやってきて、目の前でカクテルを作ってくれるのが習わし。

9.Mark’s Club(メンバーズクラブ)

選ばれた人しか入れないメンバーズクラブなので、もし知人にメンバーがいたらぜひ連れて行ってもらいましょう! 静かで心地よい空間で、特別な時間が楽しめるはず。著名なお客は故エリザベス皇太后、キャメロン元首相、ヴィクトリア・ベッカムなど多数。

10.The Grenadier(パブ)

ロンドン中心部ベルグラビア地区の小さな通りにあるこのパブは、トラディショナルな雰囲気満点! 有名人や王室のメンバーが頻繁に訪れていることで知られており、インテリアは何十年も変わらずそのままなんだとか。ビールがなみなみ注がれたパイントグラス(568 ml)を片手に、イギリス伝統のパイ料理を味わってみて!

11.James Smith & Sons Umbrellas(傘店)

1830年以来、高級傘を販売しているお店。ハンドメイドのハンドルは上質な木製で作られ、シックなタッセルがアクセントになっているものも。壊れても生涯保証が付いている商品も多いそう。

12.Fortnum & Mason(デパート)

紅茶で知られるこのお店だけれど、売っているのは高級食料品から雑貨まで幅広いラインナップ。おいしい食材が詰め込まれたピクニックバスケットは、入れ物であるバスケットも素敵!

13.Hancocks(宝飾店)

ロンドンでもっとも古い高級宝飾店の1つであり、カルティエ、アンドリュー・グリマなどのデザイナーによるヴィンテージ・ジュエリーを販売。高級ショッピング・アーケードとして知られる「バーリントン・アーケード」にあるので、雰囲気も楽しめそう。

14.Liberty London(デパート)

チューダー朝様式の建物内にあるこのデパートは、世界中で愛されるリバティオリジナルの花柄「リバティ・プリント」で作られた商品ももちろん豊富。他では見られない斬新な柄も、本拠地だからこそ手に入ります。

15.Selfridges(デパート)

リバティに比べると「巨大」な印象があるかも。荘厳な建物の中に、トレンドからラグジュアリーまで“ファッション”が詰まっています。ショッピング好きはここで1日過ごせそう。

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 宮田華子

TOWN & COUNTRY