原作本と映画で設定に違いも！『ハリー・ポッター』の豆知識17選
ハリーの傷の位置は原作本と映画では違う!? キャスティングの裏話やお蔵入りしたシナリオなど、ハリポタの知られざるトリビアをお届け！
第1作目の公開から20年以上経った現在も愛され続ける名作『ハリー・ポッター』シリーズ。本記事では、ハリポタファンも知らないような トリビアをご紹介。 J・K・ローリングが密かに考えていたあらすじ、出演陣のキャスティングや製作の裏話など、誰かに話したくなる逸話ばかり！
原作とは違う、ハリーの瞳の色
本の中でのハリーは、母リリーから受け継いだ緑色の瞳が特徴と言及されていますが、映画では主演のダニエル・ラドクリフ本人の瞳の色である青色。
製作陣は当初、カラーコンタクトレンズを用意していましたが、ダニエルがアレルギー反応を示したため、瞳の色を変えることを諦め、後にリリー・ポッター役を起用する際にダニエルの瞳の色に合わせた女優を起用したという逸話も。
エディー・レッドメインは、トム・リドルを演じたかった
『ファンタスティック・ビースト』シリーズでは、主役であるニュート・スキャマンダー役を演じている人気俳優のエディー・レッドメイン。
実は、『ハリー・ポッター』シリーズに登場する、学生時代のヴォルデモートであるトム・リドル役のオーディションを受け、惜しくも逃してしまったという過去が。
ㇽパート・グリント自身も蜘蛛が苦手
ロン・ウィーズリーが“クモ恐怖症”であることは、よく知られている設定。でも実は、同役を演じたルーパー・グリントも、役柄と同じように蜘蛛が大の苦手。
巨大な蜘蛛が登場するシーンは見ないようにしていると語っています。
最初に決まったのは、ハグリッド役
「ハリー・ポッター」シリーズの主要キャストの中でも、ルビウス・ハグリッド役として故ロビー・コルトレーンが一番最初にキャスティングされたのだそう！
ルシウス・マルフォイ役のキャスティング秘話
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』からドラコ・マルフォイの父ルシウス・マルフォイを演じたジェイソン・アイザックス。元々は、同作で「闇の魔術に対する防衛術」を教えるナルシストな魔法使いギルデロイ・ロックハート役のオーディションを受けていたんだそう。
しかしロックハート役ではなく、冷徹で計算高いマルフォイ家の家長役をオファーされました。
ロンは命を落とす予定だった？
シリーズの著者J・K・ローリングは過去のインタビューで、ハリー・ポッターの相棒ロン・ウィーズリーが命を落とすあらすじを考えていたことを明らかに。
また、シリーズの愛されキャラであるホグワーツの鍵と森の番人ハグリッドが悲惨な最期を遂げるというアイデアも考えていたことを告白しました。
マイケル・ジャクソンがミュージカル化を提案
J・K・ローリングは「オプラ・ウィンフリー・ショー」でのインタビューで、「キング・オブ・ポップ」ことマイケル・ジャクソンがハリー・ポッターの本をミュージカル化する提案を持ちかけてきたことを明かしています。
ローリングは彼の提案を断ることになったものの、その後ハリー・ポッターの世界は2016年に『ハリー・ポッターと呪いの子』として舞台化されることに。
ハリーの傷の位置には諸説あり!?
ハリーの象徴である稲妻の傷跡は、映画だと右眉のすぐ上に位置していますが、原作本のカバーによっては傷の位置が違うケースも。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では眉間あたりに傷があります。
原作本では傷の位置について「額に稲妻型の傷がある」としか記述されておらず、そのために傷の位置には諸説あるよう。
エマに人口の歯を装着させたかった…⁉
本では、“大きめの前歯”がハーマイオニーのチャームポイント。そこで製作陣は当初、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンに人工の前歯を装着させようとしたものの、とても話しにくそうだったことから、本の設定を再現することを諦めたとのこと。
「夜の騎士バス」の車掌の名前の由来
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』に登場する夜の騎士バス。車掌がスタン・シャンパイク、運転手がアーニー・プラングという名前ですが、これはJ・K・ローリングの実の祖父の名前に由来しているんだそう。
勉強シーンでは、本当に宿題をしていた
子役が多かったため、スタジオ内に学校があったことで知られる映画『ハリー・ポッター』の撮影現場。ハリー、ロン、ハーマイオニーが学校の宿題をするシーンの撮影では、3人は実際に学校で出された宿題に取り組んでいたんだとか。
ヘドウィグ役に、7羽のフクロウが起用された
ハリーの相棒フクロウ・ヘドウィグ役には、 スウープス、オーオー、バンディット、ウーップス、ギズモ、キャスパーの7羽のフクロウがキャスティングされていたんだそう。
吸魂鬼（ディメンター）の誕生秘話
人間の幸福を餌にし、“接吻”によって人間の魂を奪う「吸魂鬼（ディメンター）」。最悪の場合には、昏睡状態にも陥るとされています。
このディメンターは、作者であるJ・K・ローリング自身がうつ病を患った経験をもとに生まれた表現なんだそう。
ダンブルドアの杖の素材の意味は…
作者J・K・ローリングは、ダンブルドアの杖の素材についてファンに知られることを恐れていたと言います。
最終的にはニワトコの木であることが分かりますが、このニワトコの木には、民間伝承では“死”を連想させるものだという逸話が。そのため、ダンブルドアの運命を読者に知られることを避けたかったそう。
2作目でダニエルはすね毛を剃っていた
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の終盤で、ハリーが靴下を脱ぎドビーを解放するシーンは有名。
靴下を履いていない脚を見せる動作をしますが、そのシーンのためにダニエルはすね毛を剃っていたことを後に明かしています。同作でのハリーは12歳の設定のため、より幼く見せるために脚の毛を剃る必要があったそう。
ホグワーツには、かつてトイレが存在しなかった
『ハリー・ポッター』シリーズの公式ウェブサイト＜魔法ワールド（Wizarding World）＞がTwitterで明かしたのは、18世紀にマグルの技術を導入するまで、ホグワーツ魔法学校にはトイレがなかったということ！
その代わりに魔法使いたちは、その場で用を足して、“痕跡”を魔法で消していたんだとか。
ハリーとヴォルデモートは遠い親戚
劇中に登場し、死の秘宝のヒントとなる『三人兄弟の物語』。この話は、魔法界に実在するペベレル家の三人兄弟がモデルになっていると言われています。
実は、そのうちイグノタス（三男）がポッター家の祖先であり、カドマス（次男）がヴォルデモートの祖先であることが家系図などから判明。二人は宿敵ではあるものの、遠い親戚であることが明らかになっています。
※この翻訳は抄訳です。
Translation：Ari Kim（p1-15）、Yuumi Ikeuchi（p16-17）
Redbook（p1-15）、Digital Spy（p16-17）
