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名誉の影に…!スターの波乱万丈な人生を描いた名作6選

意外な素顔も垣間見れる、珠玉の6作をリストアップ!

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レネー・ゼルウィガーがアカデミー賞主演女優賞を受賞した『ジュディ 虹の彼方に』の公開を記念して、『ボヘミアン・ラプソディ』『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』など、波乱万丈な人生を送ったスターたちにスポットを当てた傑作映画を集めてみました!
Instagram @bohemianrhapsodymovie//Aflo

輝かしいスポットライトを浴びて、私たちを夢中にさせてくれるスターたち。けれど、彼らだって人間。その栄誉と引き換えに苦悩や涙で満ちた人生を送った人も少なくありません。

今年のアカデミー賞でレネー・ゼルウィガーが主演女優賞を受賞した『ジュディ 虹の彼方に』で演じたジュディ・ガーランドもその1人。子役として一躍スターダムを駆け上がるも、薬物に依存せざるをえなかった彼女の半生は衝撃でもあり、感動でもあり。

『ジュディ 虹の彼方に』を含め、そんな波乱の人生を送ったスターを描いた映画6本をピックアップ。意外な素顔や知られざるエピソードなど、あのスターの新たな一面を発見できるはず!

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1

『ジュディ 虹の彼方に』(2019年)

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【公式】『ジュディ 虹の彼方に』3.6公開/本予告
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『オズの魔法使』(1939)や『スタア誕生』(1954)など、ハリウッド黄金期を代表するジュディ・ガーランドの晩年にスポットを当て、2人の子どもへの深い愛情、最後の夫となった(彼女は計5回結婚している)ミッキー・ディーンズとの関係、自らの才能と、ステージへの葛藤と想いを丁寧に描いた一作。

幼い頃から映画会社MGMの上層部と、母親からダイエット薬としてアンフェタミン(覚せい剤)などの薬物を投与されていたことがきっかけで、不眠症や神経症を患い、精神不安に陥った彼女が大きな問題を抱えていたのは広く知られた事実だけれど、改めて栄光の陰に隠されたハリウッドの闇に震えてしまいます。47歳という若さで彼女がこの世を去った理由の一端は、子どもだった彼女の周りにいた“大人”たちにもあるはず。

レネーはどうしようもない孤独とイラ立ちに苛まれる不安定さや、子どもを愛する母としての人間味を体現。さらに類まれな歌唱力で今年のアカデミー賞主演女優賞を下馬評通り獲得。

特にラストの「オーバー・ザ・レインボー」は必聴で、彼女がたとえ不遇の晩年を送ったのだとしても、この透明感ある歌声は永遠に人々の心を掴んで離さないのだと思わされます。

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2

『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)

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映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!
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一昨年日本でも大ヒットを記録した、イギリスのロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーを主人公にした音楽映画。ペルシャ系移民のフレディがブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコンと共にバンドを結成、紆余曲折を経て、今や伝説となったウェンブリー・スタジアムでのライヴエイド出演までを綴ります。

移民というアイデンティティやゲイというセクシャリティに向き合い、周囲と衝突しながら、「ボヘミアン・ラプソディ」をはじめ今も色褪せない数々の名曲が生まれていく過程は感動もので、クイーンのことをよく知らなかったとしても、観終わったらサントラを買いたくなること間違いナシ。

そして何といっても、クライマックスのライヴエイドのシーンが圧巻! 本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックは、フレディのパフォーマンスを完コピ。役作りで義歯をつけ、フレディの出っ歯気味の口元を再現しているそう。

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3

『コントロール』(2007年)

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Control, The Movie - Official Trailer
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UKロックものからもう1本。本作は現在も活動している「ニュー・オーダー」の前身バンド、「ジョイ・ディヴィジョン」のボーカル、イアン・カーティスの物語。

「ジョイ・ディヴィジョン」は1976年に活動をスタートし、1980年にイアンが自殺するまで、ポストパンクを代表するバンドとして70年代後半のムーブメントを牽引していた存在。きっと「Love Will Tear Us Apart」を聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。

映画はバンドとして成功していく裏側で、持病のてんかんを抱え、高校卒業後すぐに結婚した妻と娘、イベンターの愛人との狭間で苦しむイアン本人の内面に迫ります。ロックスターのごとく破天荒に生きるのではなく、ごく普通で真面目であったがゆえに追い詰められていき、短い命を散らしたイアン。

演じたサム・ライリーはイアンの独特のパフォーマンスと低音ボイスはもちろん、内省的な詞の世界を象徴するような繊細な表情などを完璧に演じて絶賛されました。

メガホンを執ったのは本作が長編監督デビューとなった写真家アントン・コービンで、モノクロで映し出される映像にはハッとする美しい瞬間が多数。彼の監督作でジェームズ・ディーンを見つめた『ディーン、君がいた瞬間』(2015)もおすすめです。

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4

『Ray/レイ』(2004年)

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Ray (2004) Official Trailer - Jamie Foxx, Kerry Washington Movie HD
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2004年に亡くなった盲目のミュージシャン、レイ・チャールズの伝記映画。

視力を失うというハンデを背負いながらも、ミュージシャンとしての道を切り拓いていったレイ。しかし近しい仲間に裏切られたり、二番煎じと軽んじられたり、神聖なゴスペルを汚していると批判されたり…、多くの苦労と挫折を重ねてきた彼の人生はまさに波乱万丈。

さらに薬物依存で入院したり、愛人関係で揉めたりと、プライベートでの問題児っぷりもしっかり描かれているのがまさに“スターの光と影”。聖人君子でない人間味を感じさせてくれるのも本作の魅力です。

主演のジェイミー・フォックスは歌い方やクセ、細かな表情などを研究しつくし、レイが乗り移っているのでは!? と言われるほどの演技で、アカデミー賞主演男優賞を受賞するなど高く評価されました。実在の人物を演じるとアカデミー賞で有利と言われているけれど、これは誰もが納得の熱演!

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5

『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(2014年)

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グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 本予告
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ハリウッドからモナコ公国の公妃へ。誰もが憧れるシンデレラストーリーの主人公といえば、やっぱりクールビューティーの代表グレース・ケリー。

ちなみにグレースとジュディ・ガーランドは同時期に活躍していて、第27回アカデミー賞では受賞が確実視されていた『スタア誕生』のジュディを抑えて、『喝采』のグレースが主演女優賞をさらったという因縁も。

余談はさておき、本作はそんなグレース・ケリーのモナコでのある時期にフォーカス。華々しく女優を引退したものの、慣れない外国で疎外感に苛まれていたグレースが、ヒッチコックに乞われて女優復帰を考えていたまさにその時、モナコがフランスに併合されるかもしれないという国家存続の危機に直面。その時の彼女の知られざる活躍を描きます。

見失っていた公妃としての誇り、家族への愛情、そして何よりもハリウッドで培ってきたスターオーラと“女優魂”の発揮。ニコール・キッドマンの堂々たる演技に惹きつけられる!

グレースといえば、ケリーバッグの“生みの親”でもあるわけで。公式の場でのゴージャスなドレスから、王宮での日常コーディネートまで、衣装にも注目です。

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6

『アイム・ノット・ゼア』(2007年)

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アイム・ノット・ゼア
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「風に吹かれて」「ライク・ア・ローリング・ストーン」などなど数々の名曲を生み出した生けるレジェンド、ボブ・ディラン。

アカデミー賞やグラミー賞はもちろん、ノーベル文学賞まで授与されるという偉業を成し遂げた彼に迫る本作は伝記としてはちょっと変わり種。メディアに出ることが少なく私生活があまり知られていない彼を、時代ごとに6人の俳優に演じさせて多角的なアプローチをしているのです。

幼少時代は「ウディ」(マーカス・カール・フランクリン)、青年時代は「アルチュール」(ベン・ウィショー)、福音派に改宗してゴスペルを歌っていた時期を「ジョン“牧師”」(クリスチャン・ベール)、交際の噂があったジョーン・バエズらしき女性を愛した男は「ロビー」(ヒース・レジャー)、フォークを捨てて“裏切り者”とされる男は「ジュード」(ケイト・ブランシェット)、初老に差しかかった男は「ビリー」(リチャード・ギア)。

中でも唯一の女性、ケイト・ブランシェットの演技が素晴らしい!

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アカデミー賞

俳優のキャリアで最も名誉があるとされるアカデミー賞。何度もノミネートされているにもかかわらず、まだオスカー像を手にしたことのない俳優や、数々の名作に出演し、その演技力が高く評価され、熱狂的なファンを抱えながらも、いまだ受賞に至っていない俳優もいます。今回は、アカデミー賞を受賞したことのない意外な俳優15人をご紹介。

意外なスターが勢ぞろい!「アカデミー賞」受賞歴がない俳優15人

2023年アカデミー賞授賞式が開催され、ミシェル・ヨーがアジア系の女優として初めて主演女優賞を受賞。そのほかインド映画『rrr』の挿入歌が「テルグ語」の歌として初めて受賞するなど、95回目を迎えた今年の授賞式では、「史上初」となる7つの出来事がありました。以下、それらのすべてをご紹介します。

感動的な名言も!2023年アカデミー賞授賞式の「歴史的な出来事」7

授賞式 アカデミー賞 bafta賞 グラミー賞 mtv sagアワード

アカデミー賞などの授賞式、会場の席次はどう決まる?関係者が明かす内幕

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』では、3月12日に開催されたアカデミー賞で助演男優賞を受賞した、キー・ホイ・クァン。仕事欲しさに本名を名乗らなくなった時期があったという彼が、復帰に伴って、本名に戻した理由とは?

英語名だった時期も…キー・ホイ・クァンが「本名」で呼ばれる喜びを吐露

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