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意外なスターが勢ぞろい!「アカデミー賞」受賞歴がない俳優15人

ロバート・ダウニー・Jr.やトム・クルーズなど、惜しくもいまだ受賞にいたっていない俳優たちをご紹介。

俳優のキャリアで最も名誉があるとされるアカデミー賞。何度もノミネートされているにもかかわらず、まだオスカー像を手にしたことのない俳優や、数々の名作に出演し、その演技力が高く評価され、熱狂的なファンを抱えながらも、いまだ受賞に至っていない俳優もいます。今回は、アカデミー賞を受賞したことのない意外な俳優15人をご紹介。
コスモポリタン編集部/Getty Images

ハリウッドのアワードシーズンのなかでも、最高峰に君臨する米国アカデミー賞。同賞を受賞することは、その俳優のキャリアのピークになることもあります。しかし、才能がありながら、受賞したこともノミネートされたこともない俳優が多数存在するのも事実。

一方で、何度もノミネートされた経験があるにもかかわらず、まだオスカー像を手にしたことのない俳優もたくさんいます。あるいは、数々の名作に出演し、その演技力が高く評価され、熱狂的なファンを抱えながらも、いまだ受賞に至っていない俳優も。ここでは、アカデミー賞を受賞したことのない意外な俳優15人をご紹介。

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ロバート・ダウニー・Jr.

"oppenheimer" uk premiere vip access
Gareth Cattermole//Getty Images

ロバート・ダウニー・Jr.は、アカデミー賞に2度ノミネートされていながら受賞に至っていない人気俳優の1人。

彼は1992年に『チャーリー』で主演男優賞にノミネートされ、2009年には『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』で助演男優賞にノミネートされましたが、どちらも他の俳優が受賞しました。

ただ、2023年の『オッペンハイマー』で演じたルイス・シュトラウス役が賞レースで話題を集めているため、受賞の可能性はまだ残されています。

エイミー・アダムス

disney's "disenchanted" premiere arrivals
Axelle/Bauer-Griffin//Getty Images

エイミー・アダムスは、批評家から絶賛された数々の映画に出演し、その才能を何度も披露してきました。しかし、これまでに6度もアカデミー賞にノミネートされながら、1度も受賞したことがありません。

アダムズは2006年に映画『ジューンバッグ』で初めて助演女優賞にノミネートされて以来、2009年に『ダウト〜あるカトリック学校で〜』、2011年に『ザ・ファイター』、2013年に『ザ・マスター』、2019年に『バイス』でも同賞にノミネートされました。さらに、2014年には『アメリカン・ハッスル』で主演女優賞にノミネートされています。

トム・クルーズ

"mission impossible dead reckoning part one" new york premiere
Mike Coppola//Getty Images

どんな役柄においてもハリウッドに欠かせないトム・クルーズは、アカデミー賞を受賞していてもおかしくないはず。しかし、これまで4度ノミネートされているのにもかかわらず、未だ受賞には至っていません。

1990年に『7月4日に生まれて』、1997年に『ザ・エージェント』で主演男優賞にノミネートされたクルーズは、2000年に『マグノリア』で助演男優賞に、2023年の『トップガン マーヴェリック』ではプロデューサーとして作品賞にノミネートされました。

2023年は『トップガン マーヴェリック』で注目を集めるも受賞には至らず、彼は授賞式にも出席しませんでした。

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ミシェル・ウィリアムズ

the 76th annual tony awards arrivals
Kevin Mazur//Getty Images

ミシェル・ウィリアムズはアカデミー賞に5度ノミネートされていますが、これまでに数々の高名な役柄を演じてきたことを考えれば、当然のことかもしれません。

彼女は2006年に『ブロークバック・マウンテン』、2017年に『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で助演女優賞にノミネートされました。

残りの3回は、2011年に『ブルーバレンタイン』、2012年に『マリリン 7日間の恋』、2023年に『フェイブルマンズ』で主演女優賞にノミネートされています。

サミュエル・L・ジャクソン

marvel studios' new series "secret invasion" launch event arrivals
Kevin Winter//Getty Images

素晴らしい役を数えきれないほど演じてきたサミュエル・L・ジャクソンは、ハリウッドを代表する俳優と言っても過言ではありません。

そのため、彼が自身のキャリアを通じて1度しかアカデミー賞にノミネートされたことがないのはかなり意外と言えます。その1度というのは1995年のことで、このときは『パルプ・フィクション』で助演男優賞にノミネートされるも、『エド・ウッド』のマーティン・ランドーに破れました。

彼は2023年の<Vulture>のインタビューで、1996年公開の『評決のとき』でカットされたシーンがもし残されていたら、オスカーを獲得できただろうと明かしています。

「あの映画の初日に撮ったシーンで、ある俳優と一緒に演技をしたんだけど、そのシーンを撮り終えた頃には撮影現場にいたスタッフ全員が涙していた。けれど、私が『よし、やったぞ』と感じたシーンがこの映画に入っていなかったんだ」

彼は2022年に、生涯の功績を称えるアカデミー名誉賞を獲得し、TVでは放映されなかったガバナーズ賞授賞式で友人のデンゼル・ワシントンから同賞を授与されました。

スタンリー・トゥッチ

women's prize for fiction 2023 winner ceremony
David M. Benett//Getty Images

記憶に残る数々の作品に出演してきた人気俳優スタンリー・トゥッチ。それだけに、アカデミー賞受賞歴がないだけでなく、ノミネートも1度きりというのは信じ難いこと。

トゥッチは2010年に『ラブリーボーン』で助演男優賞にノミネートされましたが、彼はそれが「恐ろしい」役柄で、「つらい経験だった」と振り返っています。

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ミシェル・ファイファー

marvel studios' “ant man and the wasp quantumania" arrivals
Jon Kopaloff//Getty Images

ミシェル・ファイファーはこれまでに3度アカデミー賞にノミネートされています。1989年に『危険な関係』で助演女優賞に初ノミネートされ、その後、1990年の『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』と1993年の『ラブ・フィールド』で主演女優賞にノミネートされました。

この他にも、ファンや批評家たちがノミネートや受賞の可能性を感じた役柄を何度か演じていますが、いまだ受賞は実現していません。

アンジェラ・バセット

center theatre group presents opening night performance of "a transparent musical"
Emma McIntyre//Getty Images

アンジェラ・バセットもアカデミー賞で2度のノミネートを果たしたスターであり、アカデミー名誉賞も受賞しています。彼女は1994年に『TINA ティナ』で主演女優賞にノミネート、2023年には『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で助演女優賞にノミネートされました。

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』では、コミック本の映画化作品の演技で、初の有色人種、初の女性、初のマーベル・スタジオの俳優としてノミネートされました。

この年のアカデミー賞助演女優賞は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のジェイミー・リー・カーティスに贈られましたが、バセットは受賞に値すると多くの人が感じていました。彼女はその後、2023年のガバナー賞でアカデミー名誉賞を受賞しました。

ビル・マーレイ

29th annual screen actors guild awards arrivals
Frazer Harrison//Getty Images

コミカルな役柄や愉快な映画で知られるビル・マーレイは、アカデミー賞が注目するようなシリアスな役柄を演じることはあまりありません。

しかし、2004年に『ロスト・イン・トランスレーション』で主演男優賞にノミネートされたことがあります。このときはショーン・ペンに敗れ、それ以来ノミネートされていません。

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グレン・クローズ

the 2023 met gala celebrating "karl lagerfeld a line of beauty" red carpet
Kevin Mazur/MG23//Getty Images

アカデミー賞に8度ノミネートされた経験を持つグレン・クローズは、いまだ受賞には至っていないものの、もう少しで手の届きそうな場所に居続けています。

彼女は1983年の『ガープの世界』、1984年の『再会の時』、1985年の『ナチュラル』、2021年の『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』で、助演女優賞に4度ノミネートされています。

さらに、1988年の『危険な情事』、1989年の『危険な関係』、2012年の『アルバート氏の人生』、2019年の『天才作家の妻 40年目の真実』で主演女優賞に4度ノミネートされました。

クローズはアカデミー賞受賞歴がないことについて、自分が“敗者”だとは思わないとコメントしました。彼女は<AP通信>に対し、「あのカテゴリーで誰が敗者だっていうの? ノミネートされた5人は、全員が自分の成し遂げた仕事を仲間に讃えられているのだから、それほど素晴らしいことはありません」と述べています。

レイフ・ファインズ

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Taylor Hill//Getty Images

レイフ・ファインズは様々な賞にノミネートされ、受賞もしていますが、アカデミー賞はまだ獲得していません。1994年に『シンドラーのリスト』で助演男優賞にノミネートされ、1997年に『イングリッシュ・ペイシェント』で主演男優賞にノミネートされた経験をもちます。

イアン・マッケラン

park theatre 10th anniversary party
David M. Benett//Getty Images

イアン・マッケラン卿は、1999年に『ゴッド・アンド・モンスター』で初めてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。その後、2002年に『ロード・オブ・ザ・リング』で2度目の助演男優賞にノミネート。

受賞には至りませんでしたが、彼はゲイであることを公表している男性俳優として1999年に初めてアカデミー賞にノミネートされたことで、同賞の記録を塗り替えました。

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エドワード・ノートン

premiere of "glass onion a knives out mystery" arrivals
Jon Kopaloff//Getty Images

エドワード・ノートンはアカデミー賞に3度ノミネートされていますが、まだ一度も受賞していません。

1997年には『真実の行方』で助演男優賞に、1999年には『アメリカン・ヒストリーX』で主演男優賞に、そして2015年には『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で再び助演男優賞にノミネートされました。

ノートンは初めてアカデミー賞にノミネートされた『真実の行方』でブレイクしましたが、同作での役柄は非常に印象的でした。

アネット・ベニング

aarp annual movies for grownups awards red carpet
Michael Kovac//Getty Images

アネット・ベニングはBAFTA(英国アカデミー賞)を1度、ゴールデングローブ賞を2度受賞していますが、アカデミー賞はまだ受賞していません。

彼女はこれまで4度アカデミー賞にノミネートされています。その皮切りとなったのが1990年公開の『グリフターズ/詐欺師たち』で、初めて助演女優賞にノミネートされました。

その後、2000年に『アメリカン・ビューティー』で、2005年に『華麗なる恋の舞台で』で、2011年には『キッズ・オールライト』で主演女優賞にノミネートされています。

シガニー・ウィーバー

2023 vanity fair oscar party hosted by radhika jones arrivals
Steve Granitz//Getty Images

アカデミー賞に3度ノミネートされたシガニー・ウィーバーも、オスカー受賞歴のない意外な俳優の1人です。

彼女は1987年に『エイリアン2』で主演女優賞にノミネート。その後、1989年には『愛は霧のかなたに』で主演女優賞、『ワーキング・ガール』で助演女優賞という2部門でノミネートされました。受賞には至っていませんが、まだチャンスはあります。


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