アカデミー賞にノミネートされた「注目映画」をCHECK!！

日本では、2020年1月10日に公開されたばかりの映画『フォードvsフェラーリ』。1966年の「ル・マン24時間耐久レース」をめぐる実話を映画化したもので、マット・デイモンとクリスチャン・ベールが、W主演で初共演という話題作。劇中に登場するレーシングカーは全て本物を使用し、白熱するレーシングシーンをリアルに描いている。逆境からの逆転劇や男のアツい友情、絆が胸を打つ、グッとくるストーリーに注目！

ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシというオスカー俳優三人が出演し、マーティン・スコセッシが監督を務めた、Netflixの大作映画。第二次世界大戦後のアメリカ裏社会を生きた無法者たちの暗躍を、デ・ニーロ演じる殺し屋、フランク・“アイリッシュマン”・シーランの目線で描く。最新のデジタル技術により、50年にも及ぶ期間を代役なしで演じたことでも話題に。若返ったデ・ニーロも見どころ！

2020年1月17日に公開する映画『ジョジョ・ラビット』は、第二次世界大戦時のドイツに生きる人々の姿を、ユーモアとともに描いた作品。主人公の母親役をスカーレット・ヨハンソンが演じ、助演女優賞の他、脚色賞、編集賞、美術賞、衣裳デザイン賞にもノミネート。オスカー前哨戦とも言われるトロント国際映画祭では、最高賞の「観客賞」を受賞し、アカデミー賞大本命の一本として話題に。

主演男優賞、作品賞、監督賞などを含めた最多11部門にノミネートされた、ホアキン・フェニックス主演のDC映画『ジョーカー』。R指定映画として、初めて世界興行収入10億ドル（約1,100億円）を突破するなど、社会現象的な大ヒットを記録。バットマンの悪役であるジョーカーがいかにして誕生したか、DCコミックスにはない、映画オリジナルのストーリーで描いている。

世界的ベストセラー小説『若草物語』を映画化した本作。長女のメグ役にエマ・ワトソンが、本作品で主人公となる次女のジョー役にシアーシャ・ローナン、三女のベス役はエリザ・スカンレン、末っ子エイミー役を期待の新人フローレンス・ピューが演じる。予告編には、「世界に通⽤する作家になる」と強く決意し、夢を追いかけるジョーが恋人にプロポーズされ、「⼥の幸せが結婚だけなんておかしい」と涙ながらに語る、胸が熱くなるシーンも。2020年3月27日公開予定。

Netflixからもう一作品がノミネート。2019年11月29日に公開された『マリッジ・ストーリー』は、結婚生活に葛藤を抱え、子を持つ親としてのこれからに悩む夫婦の姿を描いたもの。また、夫を演じるアダム・ドライバーが主演男優賞、妻を演じるスカーレット・ヨハンソンが、主演女優賞にノミネートされている。離婚を描いた作品なのに、見終わった後には結婚っていいものだと思わせてくれる感動作品！

『007 スペクター』や『レボリューショナリー・ロード　燃え尽きるまで』を手掛けた巨匠サム・メンデスが監督。日本では2020年2月14日公開だけれど、先に公開されている北米市場では1月13日時点で推計3650万ドル（約40億円）の興行収入をあげ、興収成績首位に輝いた、第一次世界大戦を舞台に描いた戦争ドラマ。ワンカットで撮影したという、戦場を駆け抜けるシーンも見どころ！

2019年8月30日に公開された本作は、クエンティン・タランティーノが監督賞と脚本賞、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞、ブラッド・ピットが助演男優賞にノミネート。また、レオ様とブラピが初共演したことでも話題に。1969年ハリウッド黄金時代の光と闇を描き、落ちぶれた俳優とそのスタントマンの二人の友情と絆を描いたストーリー。また、全米を震撼させた「シャロン・テート殺人事件」も出てくるので、見る前に予習しておくのがベスト！

2020年1月10日に公開された、韓国映画界の旗手ポン・ジュノ監督による衝撃作。カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドール賞を、ゴールデン・グローブ賞で外国語作品賞を獲得。またアカデミー賞には、韓国映画として初めて作品賞にノミネートされ、注目を集めている。ストーリーは、全員無職で半地下の家で暮らす、ギテク一家が徐々に裕福なパク家に入り込み、寄生していく様子を描いたブラックコメディ。リアルな怖さが後を引く、期待の作品！