そうだったの!?実は役をクビになっていたセレブ11人
あの大物俳優も作品をクビになっていたらしい…
映画やドラマでメインの役に選ばれるのは名誉なこと。でも普通の仕事と違い、一度役が与えられたからといって、最後まで保証されているわけではないようで…実際は撮影が始まる前、撮影の最中、もしくは撮影が終わった後に、クビになったり代役を立てられてしまったりすることもあるよう。
監督の気が変わったり、俳優・女優がセットの中で(もしくは舞台裏で)トラブルを起こしたりと、理由は様々。コスモポリタン イギリス版では、悲しいことに一度オファーされた役から降ろされてしまった人気セレブを特集しました。
アン・ハサウェイ
クビになった作品:『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』(2007年)
2007年の映画『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』でキャサリン・ハイグルが演じた役は、もともとはアンにオファーされていたんだとか。が、撮影が始まる前にアンは降板。アンとジャド・アパトー監督の間で、出産シーンについての考えに埋めがたい隔たりがあったのだそう。
2012年に<Allure>のインタビューで、アンは次のようにコメント。「出産シーンを入れたいというジャドの考えは正しかったと思うわ。反対はしなかった。問題は、私自身が母親になった経験がないということ。だから出産後、どんな感情が沸くかがわからなかったの」
チャーリー・シーン
クビになった作品:『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』(2003年~2011年)
人気TVシリーズだった『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』だけど、肝心の主演男優チャーリー・シーンが薬物中毒のリハビリに失敗し、スタジオで主に監督に暴言を吐いたりしたことから、ついにプロデューサーは意を決してチャーリーをクビに。その際、制作側はいかに彼が病んでいるかを11ページに渡る手紙に書き、それをチャーリーの弁護士に送ることで認めさせたのだとか。
手紙には、「まず、これだけははっきりさせておこう。あなたのクライアント(チャーリー)は危険な自己破壊行為を行っており、大変病んでいるとしか思えない」と書かれていたそう。
チャーリーが降板したのちには、アシュトン・カッチャーが新キャラクターのウォルデン・シュミットとして主役を務めることに。
ライアン・ゴズリング
クビになった作品:『ラブリーボーン』(2009年)
『ラブリーボーン』で娘を殺された父親ジャック・サーモンを演じたのはマーク・ウォルバーグだったけど、実は元々この役はライアン・ゴズリングにオファーされていたそう。なぜか勝手に「父親は太っているはず」と思い込んだライアンは、喉が渇いた時に溶かしたハーゲン・ダッツを飲んで27キロの増量に成功。
ところがライアンと監督のピーター・ジャクソンは、前もって役についての話し合いをしていなかったため、ライアン曰く「セットに現れるや否や、僕は間違いを犯した(と気付いた)…そして太った失業者になったのさ」。
セルマ・ブレア
クビになった作品:TVドラマ『アンガー・マネジメント(原題)』(2013年)
セルマ・ブレアは映画『N.Y.式ハッピー・セラピー』をTV化したシリーズで、チャーリー・シーンのガールフレンドであるケイト・ウェールズ役を演じていた…が、チャーリーが台本を覚えてこず、控え室で台本の読み込みをして撮影の進行を妨げているのに苦情を言った結果、2013年の6月に不当な契約解除となったそう。その後、セルマはチャーリーと制作会社ライオンズゲート・エンターテイメントを相手取り、120万ドル(約1億2千万円)の損害賠償請求を起こすことに。ちなみにこの金額は、彼女が本来もらえるはずだったギャラに相当するのだとか。
シャナン・ドハーティ
クビになった作品:『ビバリーヒルズ高校白書』(1993年)
元々暴れて手を出すことで知られていたシャナン・ドハーティは、番組の企画者兼プロデューサーであるアーロン・スペリングの娘で、共演者のトリ・スペリングと喧嘩になり、彼女を殴ってしまったそう! トリは父親に電話し、シャナンをクビにするよう圧力をかけたのだとか。アーロン・スペリングは娘からの要求を呑み、素行の悪さを理由にシャナンをクビに。
コリン・ファース
クビになった作品:『パディントン』(2014年)
あのコリン・ファースがクビ?と意外に思うけど、実は映画『パディントン』でクマのパディントン役を演じる予定だったのはコリンで、事実最後まで収録を終えていたそう。が、プロデューサーによる、コリンの「成熟した大人の声が若く無垢なクマには合わない」という一言でボツになってしまったのだとか。結局代役にはベン・ウィショーが選ばれることに。
スチュアート・タウンゼント
クビになった作品:『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』(2001年)
大ヒット作『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで、本来アラゴルンを演じる予定だったのはスチュアート・タウンゼント。が、ピーター・ジャクソン監督は今ひとつスチュアートに満足がいかなかったようで、彼が何週間にもわたる厳しいトレーニングを受けていたにもかかわらず、さしたる理由もなく撮影1日前にクビに。かなりトラウマになりそうな首の切られ方…。結局アラゴルンを演じたのはヴィゴ・モーテンセンで、この映画がきっかけで大スターの仲間入りを果たすことに。
シルベスター・スタローン
クビになった作品:『ビバリーヒルズ・コップ』(1984年)
エディ・マーフィーが主役のアクセル・フォーリーを演じて大ヒットし、彼が大スターになるきっかけを作った本作だけど、元々役をオファーされていたのはシルベルター・スタローンだったそう。しかしスタローンは役のキャラクターを演じるのを拒んで、脚本を書き換えようとしたんだとか。製作側はそれが気に食わなかったよう。
『ビバリーヒルズ・コップ』は興行収入2億3,400万ドル(現在のレートで約255億円)を記録する大ヒットに。スタローンはせっかくの機会を逃してしまったようですね…。