ドラマ『グッド・プレイス』や、ディズニープラスで8月から配信が開始されたマーベルの『シー・ハルク:ザ・アトーニー』などに出演している、役者でアクティビストの一面も持つジャミーラ・ジャミル。

パキスタン出身の母とインド出身の父を持つ彼女は、SNSがもたらす悪影響やダイエット食品に対する批判など、これまでにも多くのメッセージを発信してきた。そんなジャミーラが新たに明かしたのは、「写真修正を断固として拒否する理由」。

女優ドリュー・バリモアがホストを務めるトーク番組「The Drew Barrymore Show」にゲスト出演したジャミーラ。そこでドリューが、セルフィー(自撮り)に満足できない人々の心理について綴っている<InStyle>の記事を取り上げ、このように話した。

ドリュー・バリモア:「セルフィーを撮ったはいいけど、写真映りが気に入らないことってない? 撮る瞬間は完璧な仕上がりを想像をしているのに、その後に写真を見るときには欠点が目について悲しくなるからなんだって。でも数日後に見ると、当初みたいに細かいところまで気にならないという傾向があるらしいよ」

その後、この現象についてどう思うか聞かれたジャミーラ。そこで彼女が強調したのが、写真修正によるメンタルヘルスへの悪影響だった。

「写真修正・写真加工が当たり前になったからだと思う。ハリウッドなどの業界が、非現実的なフォトショップされた写真を出してきたから、みんなも写真を修正をしたくなったんでしょう。今は簡単にアプリでできちゃうから」

仕事でも、写真修正はお断り!

そしてジャミーラ自身は、たとえ仕事でも断固として写真修正を受け入れないスタンスであることを告白。

「私は絶対にフォトショップはしません。プライベートでも仕事でもそうで、マーベルのポスターももちろん一切手を加えていません」
「その理由は、決して自分のことを“完璧”だと満足しているからじゃないんです。修正された、欠点のない写真を見た後に鏡に映る自分の姿を見ると、精神に悪い影響が出るから。人間らしくないその完璧な写真と同じようにならなきゃと思ってしまって落ち込むんですよ」
「実は、ドラマ『グッド・プレイス』に出演していたときのポスター撮影で、背中の脂肪を写真修正で消されたことがありました。だから、元に戻してほしいことを強くお願いしたんです。チューブトップを着ると背中にも谷間ができるし、腕を振れば二の腕がプルプルします。でも、修正してほしくない。だって、現実世界ではこの体と共に生きていかなくちゃいけないんだから。一時的にでも消してしまうと、本当の自分が嫌いになってしまうんですよ」

ジャミーラの発言に対し、動画のコメント欄では「フィルターや画像修正が当たり前の世の中に疲れた」といった共感の声や、「ジャミーラがテレビの前で二の腕の脂肪を振る姿が最高。彼女みたいに自信を持ちたいな」といったコメントが寄せられている。

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