寝る前に時間をかけてヘアケアをしたのに、朝起きたら台無しになっていた…なんて経験はありませんか？ そんな人におすすめしたいのが、かぶって眠るだけで髪の毛へのダメージを防げる「シルクナイトキャップ」。
本記事では、ヘアケアの専門家がアドバイスする「シルクナイトキャップのすすめ」を＜グッド・ハウスキーピング＞からお届けします。
【INDEX】
シルクナイトキャップとは？
シルクナイトキャップとは、就寝中の髪を保護し、スタイルを維持するためにシルクの布やターバンで髪をラッピング（巻く／覆う）すること。
「就寝中、研磨剤の入ったベッドリネンに逆らって寝返りを打つと、髪の毛が傷んだり、水分が失われたりします」と語るのは、ヘアスタイリストのシャーロット・メンサさん。
「シルクのスカーフ（または既製のターバン）で髪を包むと、より健康的で艶やかな髪に近づけますよ」
シルクナイトキャップの装着法
ヘアスタイリストであり「SILKE London」の共同創業者者であるマリア・ソティロウさんは「シルクの表面はとても滑らか。髪のキューティクルを保護してくれます」と説明。
「加えて、シルクは他の素材よりも吸収性が低く、コットンや合成サテンのように髪の毛から自然に分泌されたオイルを奪いません。ラップの中に留めておいてくれます」
装着方は簡単。寝る前に髪をシルクのスカーフやターバンの内側にまとめるだけ。翌朝目が覚めたとき、髪の毛にハリとツヤが感じられ、髪が絡まっていることもありません。
シルクナイトキャップのメリットとは？
どんなに上質なコットン製の枕カバーでも表面はザラザラしており、寝ている間に髪の毛に摩擦を与えてしまうもの。髪の毛を研磨するだけでなく、キューティクルを傷つけ、縮れや切れ毛の原因に。
さらに、コットンは吸収性のある素材なので、頭についた油分を吸い取り、それが肌に伝わって吹き出物の原因になることもあるのだとか。
コットンからシルクの枕カバーにグレードアップするのも良い方法だけど、シルクナイトキャップを使うとさらにたくさんのメリットがあるとのこと。
「シルクの枕カバーを使うこともおすすめですが、持続性の面ではシルクナイトキャップの方が効果的だという考えもあります」
「ナイトキャップは髪の毛を包み込むので、頭皮から自然に生まれたオイルを枕に移しません。オイルは毛髪の軸に沿って再分配され、寝ている間に自然に栄養を与える“コンディショニングトリートメント”として機能するんです」
シルクナイトキャップを使うべき髪質
メンサさんによると、シルクナイトキャップは、一晩で簡単にクセがついてしまうタイプの髪質に効果があるそう。
「髪を柔らかくして潤いを与えるので、カーリーヘアの人には特に適しています。そのため、遺伝的にカーリーヘアが多い黒人女性から支持が高いアイテムでもあるんです」
シルクナイトキャップの恩恵を受けるのは、くせ毛の人だけに限らないそう。
「ブロー＆ドライした後に使うのもいいですね、髪質に関わらず、スタイルを長持ちさせることができるはずです」
就寝中に髪に栄養を与える方法
「ドライヘア」「髪に艶がない」「ダメージヘア」などに悩む場合には、シルクナイトキャップを活用して栄養補給効果を高めることも可能です。
「週に一度、栄養価の高いヘアオイルを髪全体にまんべんなくなじませてください。そしてシルクのスカーフやターバンに巻いて就寝してみてください。髪の毛が柔らかくなって、艶が出ていることに気づくはずです」
SILKE London ヘアラップ
Slip ピュア シルク ターバン
Omahit 天然シルク100％ ナイトキャップ
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 宮田華子
GOOD HOUSEKEEPING
