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祝・45歳！ シャーリーズ・セロンの半生を数字で徹底分析
ハリウッドをけん引するシャーリーズからは、一体どんな“数字”が浮かび上がる？
8月7日は、シャーリーズ・セロンの誕生日。その類い稀なプロポーションと美貌、演技力や知性で、いまや映画界に欠かせない存在となった彼女の、45年にわたる半生を“数字”を切り口に振り返ってみて。壮絶な生い立ちやプロ根性がほとばしる役作りのエピソードなどから、いろんな数が見えてくる！
Photos: Getty Images, Aflo, Courtesy of Netflix, Courtesy of Charlize Theron via Instagram
バレエを4歳でスタート
1975年8月7日、南アフリカ共和国の街ベノニにある農場の娘として生まれたシャーリーズ。4歳の頃からバレエを習っており、ずっとバレリーナとして生きていくつもりだったと語っている。
ちなみに、本来の名前の発音は「シャーリーズ・セロン」ではなく「シャルリズ・トゥロン」に近い。
身長は177cm
恵まれた長身×美脚×小顔で、どんな役柄もキマって見えるのはご存じのとおり。その身長は177cm。
15歳で母が父を殺害
アルコール依存症だった父チャールズから家庭内暴力を受けていたという、母ゲルダとシャーリーズ。彼女が15歳だったある晩、泥酔した父が2人に向かって発砲したため、命の危険を感じた母が逆に父を射殺（正当防衛が認められている）。
依存症や家庭内暴力といった問題にもっとスポットが当たるよう、この壮絶な体験をシャーリーズはオープンに話しており、また、演技の面でもこの体験が助けになっているとも語っている。
16歳でイタリアへ
地元で行われたモデルコンテストで優勝し、16歳で母とともにファッション大国イタリア・ミラノに移住。ヨーロッパを中心に1年ほどモデル業を続けたのち、さらにNYへ母と移る。
モデルも続けつつ、バレエの名門ジョフリー・バレエ・スクールに通っていたが、膝のケガで踊ることを断念せざるを得なくなってしまう。
財布にはたった300ドル
ダンサーになることしか考えていなかったシャーリーズは、絶望のどん底に。だが、母ゲルダの助言で女優を目指すことにし、1994年、映画の聖地ハリウッドに飛び込むことを決意。
なんとこの時の所持金はたった300ドルで、母が買ってくれた片道チケットを握りしめ、単身NYからLAへ飛んだそう。しばらくはモーテル暮らしをしていたが、幸運にも現地の銀行でエージェントにスカウトされ、女優の道へ。
13kgの増量
端役から知名度を上げていったシャーリーズの初期の代表作といえば、のちに『ワンダーウーマン』（2017）をメガヒットさせるパティ・ジェンキンス監督の『モンスター』（2003）。
約13kgの増量と特殊メイクで、実在する連続殺人犯アイリーン・ウォーノスになりきり、“セクシーなブロンド美人”のイメージを大きく覆した。その迫真の演技で多くの賞を総なめにし、南アフリカ人として初めてアカデミー賞を受賞することに。未見の人はぜひチェックを。
8人のトレーナー
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』（2015）での映画史に残る女傑フュリオサ役に続き、シャーリーズのハマり役のひとつとなったのが、『アトミック・ブロンド』（2017）の女スパイ、ロレーン。
この役を演じるにあたり、シャーリーズはなんと8人ものパーソナルトレーナーを雇っている。1日5～6時間、2カ月以上もハードな特訓を続け、さらに「撮影中に歯を食いしばりすぎて折った」というその“本気”なアクションは必見。
さらに23kgの増量
いっぽう『タリーと私の秘密の時間』（2018）では、3人の子の母として疲れやストレスに押し潰されそうになる母親を熱演。役のために3カ月で約23kgも増量し、大きな話題を呼んだ。その後は約1年半もかけて元の体重に戻したのだとか。
メイクアップに3時間
徹底的な役作りエピソードはまだまだ続く……！ 全米を驚愕させたセクハラ事件を映画した『スキャンダル』（2019）でも、ニュースキャスターのメーガン・ケリーに毎日3時間かけて変身し、そのソックリぶりもニュースに（メーガン本人も認める瓜二つぶり）。
付けまぶたや付けアゴ、鼻栓、ウィッグなどを駆使してシャーリーズらキャストを変身させたカズ・ヒロは、見事アカデミー賞を受賞。
歴代BFは6人
噂も含めると、シャーリーズがこれまでに交際してきた男性は6人。
アメリカ人俳優クレイグ・ビアーコ、ロックバンド「サード・アイ・ブラインド」のスティーブン・ジェンキンス、アイルランド人俳優スチュアート・タウンゼント（写真）、あのキアヌ・リーヴス、アレクサンダー・スカルスガルド、アカデミー俳優ショーン・ペンといった面々。スチュアートとの関係が最も長く約9年交際したが、「家族のようになってしまったから」と関係に終止符を打ったそう。
子供が2人
ジャクソンという男の子を2012年に、オーガストという女の子を2015年に、養子として故郷南アフリカから迎えている。2019年には、ジャクソンがトランスジェンダーであることを告白もしている。
タトゥーは2つ
シャーリーズの体に入っているタトゥーは、わかっている限りでは2つ。右足首に鯉のタトゥーを、そして右足の甲に花のタトゥーを施している。
4匹の愛犬
現在ペットは犬が4匹。シャーリーズがジョニーとバークリーという保護犬を飼っており、2019年には、2人の子供のクリスマスプレゼントとしてレオとクレオという2匹の仔犬を迎え入れたそう。
7200万回達成なるか？
2020年7月10日には、主演アクション映画『オールド・ガード』がNetflixで配信スタート。不死身の特殊部隊の姿を描いた本作は、配信開始からほどなくして各国で「1日の視聴世帯数」Top10入りを達成し、さらに黒人女性監督作品としては初めて同ランキング入りを果たしている。このままいけば、配信から4週後には7200万世帯で視聴されることになり、あのアカデミー賞ノミネート作『アイリッシュマン』なども大きく超えることになりそうとのこと。
Netflix映画『オールド・ガード』独占配信中
ノミネート3回＆受賞1回
米国アカデミー賞には、『モンスター』（2003）、『スタンドアップ』（2005）、『スキャンダル』（2019）で計3回ノミネート。うち、前述のとおり『モンスター』で1度受賞している。
賠償金に2000万ドル!?
スイスの高級腕時計ブランド、レイモンド・ウェイルの広告塔を務めていたこともあるシャーリーズ。契約期間中はここの時計しか着用しないという約束だったところ、あるイベントでうっかり別ブランドの時計をつけて登場したため、訴えられるという経験も実はしている。
ウェイル社は2000万ドル（約20億円）の賠償金を求めて訴訟を起こしていたが、2008年に示談で決着したそう。
2300万ドル稼いで第9位
近年もコンスタントに映画に出演し続けているシャーリーズ、2020年は2300万ドル（約24億円）を稼ぎ出し、「最も稼いだ女優ランキング」では9位にランクインしている。なお現在の1位は、5600万ドル（約59億円）を稼いだスカーレット・ヨハンソン。
総資産は1億1000万ドル
では、気になるシャーリーズの総資産は？ セレブの資産を推定している複数のサイトによると、映画の出演料だけでなく、前述のレイモンド・ウェイルやディオールといったブランドとの契約や、近年勢力的にこなしているプロデュース業などからの収入により、最低でも1億1000万ドル（約1160億円）に及ぶとみられている。
