今年は春のトレンドとしても大注目の花柄は、ヨーロッパ王室の女性陣にとっても、ドレスアップスタイルに欠かせないお気に入りモチーフ。上品オーラたっぷりに、色とりどりの花柄ドレスを着こなすロイヤルレディたちは、ひときわ優雅で、フェミニンで、華やかさ満開!ロマンティック系からゴージャス系まで、各国クイーン&プリンセスの個性あふれる花柄ドレスルックを、うっとりと観賞して❤
キャサリン妃/イギリス
キャサリン妃が取り組む活動のひとつ「バック・トゥー・ネイチャー・ガーデン」のイベントで披露したのは、お気に入りの英国発ブランド、エミリア・ウィックステッドのベルテッドワンピ。
ラブリーなピンクのブーケプリントも、さわやかなパステルブルー地で甘すぎないのが、好感度抜群なロイヤルファッショニスタ、キャサリン妃らしいチョイス。ほどよくカジュアル感をプラスするのは、公務でもたびたびリピートしているベージュのエスパドリーユウェッジ。こちらはロンドン発ブランド、モンスーンのもので、なんと日本円で7,600円というプチプラ!
エリザベス女王/イギリス
ビビッドカラーの印象が強いものの、コートの下は花柄ドレスということも多いエリザベス女王。2019年夏、バッキンガム宮殿で行われたヴィクトリア女王生誕200周年を記念した特別展覧会には、フェミニンなパステルピンクの花柄ドレスで登場。御年93歳とは思えない、少女のような可憐さにほっこり♡
ちなみに女王は、御用達デザイナーのアンジェラ・ケリーまたはロイヤルクチュリエのスチュワート・パルヴィンのカスタムメイドがお決まりで、よく着回ししていることでも有名。このドレスも2011年10月、メルボルンを訪問したときにも着ていたもの。
レティシア王妃/スペイン
毎年夏のホリデーは、マヨルカ島で過ごすスペイン王室。レティシア王妃のバカンスで見せるカジュアルなファッションを楽しみにしているファンも多いんだとか! 2019年の恒例のフォトコールでは、大柄なフラワープリントのサマードレスをお披露目。
フィット&フレアの上品デザインながらも背中がかなり深V開きで、後ろから見ると実はセクシーな1着は、スペイン人デザイナー、アドルフォ・ドミンゲスによるもの。足元はミント&ローズのエスパドリーユで、リゾート感たっぷり!ママと花柄でリンクした、未来の国王レオノール王女のマッシモ・ドゥッティのジャンプスーツもとってもキュート。
マキシマ王妃/オランダ
2019年10月、ウィレム・アレクサンダー国王とインドを訪問したマキシマ王妃。大統領官邸で行われた公式晩餐会に民族衣装のサリーをイメージした、華麗な花柄刺しゅうのオフショルドレスで出席。
スウィートなピンク地にびっしりと花々が散りばめられた、あでやかなデザインは、王妃が絶大な信頼を寄せるオランダ人デザイナー、ヤン・タミニオによるもの。クラッチはピンクでなじませた分、ゴージャスすぎるジュエリーに目がくぎ付け❤大粒ダイヤがずらりと並ぶティアラやこぼれ落ちそうなドロップピアスが、華のあるマキシマ王妃にぴったり!
マデレーン王女/スウェーデン
スウェーデン国王カール16世グスタフの次女で、美人プリンセスとして有名なマデレーン王女。2018年6月に行われた第三子アドリアンネ王女の洗礼式で披露した、気品あふれるロマンチックな花柄ドレスは、セレブ御用達デザイナー、ジャンバティスタ・ヴァリのもの。
トラディショナルな花冠もあまりにもお似合いで、リアルプリンセスのオーラ全開! 長女レオノール王女も、胸元にデイジーが刺しゅうされたイタリアブランド、ラ・ストゥペンデリアの白ワンピで花柄リンク。厳かな儀式の場でもかまわず裸足なのが、おてんばな彼女らしい!
ソフィア王女/スウェーデン
マデレーン王女の兄で、ヨーロッパ王室きってのイケメン、カール・フィリップ王子と結婚した元モデルのソフィア王女。姪っこにあたるアドリアンネ王女の洗礼式には、ブロンドのカーリーヘアがかわいい長男アレクサンダーくんと手をつないで参加。
クリームカラーにクラシカルな花柄がドラマティックにプリントされた、ほんのりベルスリーブのドレスは、ストックホルムを拠点とするIda Lantoのビスポーク。ソフィア王女がビッグイベントで頼りにする若手女性クチュールデザイナーなんだそう。ドレスの色と揃えたパンプスで品よく、ふんわりシニヨンにしたヘアに映える大きなコサージュもアクセントに。
エステル王女/スウェーデン
スウェーデン王室の長女で次期国王ヴィクトリア王太子と、民間人出身のダニエル王子(写真左)の娘で、王位継承権第二位のエステル王女。2月に8歳になったチャーミングなリトルプリンセスは、袖に透け感のあるボンポワンの花柄ワンピでおめかしして、ロイヤルファミリー総出でコンサートにお出かけ。 ポムダピのメリージェーンシューズに白タイツを合わせた、THEお嬢さまなスタイリングが似合ってしまうのも、ロイヤルキッズならでは。未来のクイーンのお隣にいる叔母のソフィア王女(写真中央)のピンクワントーンにも注目! バレリーナみたいなチュールスカートは王室御用達ブランドIda Sjöstedtのもの。
メアリー王太子妃/デンマーク
デンマーク王室の長男フレデリック王太子とシドニーのバーで偶然出会い、結婚したというシンデレラストーリーでも有名なメアリー王太子妃は、オーストラリア・タスマニア島出身の元キャリアウーマン。
ファッションも知的でクリーンなメアリー王太子妃が2019年パリの公務で披露したのが、ホワイト×ブルーの花柄レースが洗練度抜群な、母国ブランド、モス・アンド・スパイのドレス。メリハリを作る細ベルトに合わせて、クラッチとジャンビト・ロッシのパンプスをブルーで統一。高めのお団子ヘアで、シックで大人な花柄ドレスルック完成!
マティルド王妃/ベルギー
言語聴覚士の資格を持つマルチリンガルな伯爵令嬢で、ベルギー王家初のベルギー出身クイーンとなったマティルド王妃。2019年の建国記念日、ブリュッセルで行われたクラシックコンサートに夫フィリップ国王と出かけた王妃は、シルクボイル地がふわっと広がるハイネックドレスで、エレガントなムード満載。
こちらはカナダ人デザイナーが手掛けるアーデムのもので、凝った花柄を得意とし、各国のロイヤルレディーに愛される人気ブランド。小物は主張控えめなスモーキートーンでまとめて、ピンクマキシドレスを主役に。
エリザベート王女/ベルギー
正装したフィリップ国王のお隣は、現在ウェールズのカレッジに留学中のエリザベート王女。国王とマティルド王妃の長女で、将来、国王となる19歳。2019年、建国記念日の記念式典に、柔らかな素材感のソフトタッチな花柄ドレスで登場。
ギャザーの入ったハイネックやシアーなバルーンスリーブが優雅な1着は、1930年設立のベルギーブランドMaison Natanのもの。この日は母娘揃って、国家行事にふさわしい老舗ブランドを着用したんだとか。エリザベート王女は柄の色とリンクさせた、ビビッドなブルー小物でフレッシュに仕上げ。