ロンドン市内の病院で「予定されていた腹部の手術」を受けたキャサリン皇太子妃について、スペインのメディアが「手術後、(治療のため)人工的な昏睡状態に置かれていた」と報じたことについて、ウィリアム皇太子夫妻の公務を取りまとめるケンジントン宮殿の関係者は、その内容を「完全に否定」している。

『タイムズ』紙によると、スペインのジャーナリスト、コンチャ・カジェハ氏は、キャサリン妃が入院していたロンドン・クリニックから退院した前日の1月28日(現地時間)、次のように伝えたという。

「手術後に起きた合併症のため、医師たちは思い切った決断を下さなければなりませんでした……それは、キャサリン皇太子妃を医療的昏睡状態に置くことでした」

「手術は成功しており、医師らは重症の合併症が起きることを予想していませんでした」

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さらにカジェハ氏は、皇太子妃は手術後、「命に危険がある状態だった」と伝えている。

これらについて、カジェハ氏はある王室関係者から「極秘情報」として話を聞いたとみられている。だが、『タイムズ』紙の取材に応じたケンジントン宮殿の関係者は、その主張を全面的に否定。「まったくばかげた話」だと切り捨てている。

「そのジャーナリストは伝えていることのいずれについても、王室関係者の誰にも事実確認をしていません。根本的に、完全なでっち上げです。あえて丁寧な言葉を選んで言います――完全に、事実無根です」

ケンジントン宮殿は1月17日、「キャサリン皇太子妃が“予定されていた”とおり(手術を受けるために)入院したことを明らかにする声明を発表。同時に「手術は“成功した”」と説明していた。

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キャサリン皇太子妃の退院後には、王室専門誌『マジェスティ』のイングリッド・スワード編集長が『ピープル』誌に対し、「すっかり消耗しているに違いありませんが、順調に回復するでしょう」と語っていた。

また、ケンジントン宮殿は皇太子妃の退院後にも声明を発表。自宅であるウィンザーのアデレード・コテージに戻ったことを明らかにするとともに、次のように述べている。

「キャサリン皇太子妃は、順調に回復しています」「皇太子夫妻は、手厚い看護をしてくださったスタッフの皆さんをはじめ、ロンドン・クリニックの医療チームのメンバーすべての方々に、深く感謝しています」

ちなみに、バッキンガム宮殿のこうした反応を受け、カジェハ氏は自らの入手した情報が「正しいと確信している」と繰り返し主張しているという。

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