両親が超有名なハリウッドスターであれば、自分の足跡（特に、口座残高の数字を増やすこと）を残さなければならないというプレッシャーはなかなかに大きいはず。
ウィロー・スミスは、明らかにそのチャレンジに取り組んでいる。確かに、経済的な面で両親に追いつくまでの道のりは長いけれど、大スターの父ウィル・スミスの想定資産額が約3億5000万ドル（約390億円）であることを考えると、それは決して恥ずべきことではない。
ウィローの資産額を知る前に、その収入源についてここで少しおさらい。
デビューシングル『Whip My Hair』が大ヒット
さかのぼること2010年、まだ9歳だったウィローは、『Whip My Hair』でエンターテイナーとしてデビュー。この曲はビルボードホット100チャートで11位までのぼり詰め、彼女はビヨンセの夫ジェイ・Zが代表を務めるレコードレーベル「ロック・ネイション」と契約を結んでいる（同レーベルと契約した最年少アーティストとなったことでも有名）。
一部の報道によると、彼女はこの曲で、2011年までに400万ドル（約4億5000万円）を稼いだそう。
かつては自身の『Whip My Hair』時代のキャリアを「後悔していた」とも語っていたウィローだが、今では完全に受け入れられるようになったそう。
2021年の『ロフィシェル』誌のインタビューで、「私の曲の内容は、常に自己愛、世界、人類の神聖な道のりに重きを置き、また自分を表現し、堂々とした態度でいることだと気付いた」と説明している。
「少し前に、何年かぶりに『Whip My Hair』を聴いたとき、この曲のメッセージも同じだと気付いた。自分の価値観に反することを言っていないどころか、むしろ合ったことを言っている。だから、人生のこの側面を非難しちゃいけないと思った」
「なぜなら、この曲が自分の土台となり、プラットフォームとなり、私が歩んできたクレイジーでめちゃくちゃな旅路を通して私の側にいてくれた、数多くの愛すべき人たちのファンベースを与えてくれたから。だから今は、この時代を取り消したいなんて思うことは決してない」
以降、音楽をリリースし続けている
ウィローといえば、一部のファンの間では『Whip My Hair』が永遠の記憶として残っているかもしれないが、彼女のミュージシャンとしてのキャリアは同曲がリリースされてからの10年間で発展し、変化を遂げている。
2015年12月にデビューアルバム『Ardipithecus』をリリースした後も、『The 1st』（2017）、『Willow』（2019）、『Lately I Feel Everything』（2021）の3枚のアルバムを発表してきている。
両親の後を継ぎ、女優としても活躍
音楽のキャリアに加え“ファミリービジネス”にも着手しており、女優としての仕事もしている（主には、2007年に大ヒットした父親の主演作『アイ・アム・レジェンド』での端役と、『マダガスカル2』の声優）。
また近年では、『アドベンチャー・タイム』の2018年のエピソードに登場しており、ベスの声を務めている。
『レッド・テーブル・トーク』にも出演
ミュージシャンと女優以外においては、母親であるジェイダ・ピンケット・スミスのトーク番組『レッド・テーブル・トーク』の共同司会者としても活躍中のウィロー。同番組はこの夏、レッド・テーブル・トーク・オーディオ・ネットワーク（Red Table Talk Audio Network）に拡大し、アイハートメディア（iHeartMedia）と包括的な契約を結んだが、ウィローがいくら稼いでいるかは明らかになっていない。
しかし、この番組がフェイスブックウォッチ（Facebook Watch）のオリジナルシリーズのなかでも最も人気があるとされていることから、それなりの金額であると予想できる。
では結局、ウィローの純資産は？
セレブの想定資産額を発信しているサイト「セレブリティ・ネットワース（Celebrity Net Worth）」によれば、ウィローの多大なる情熱とプロジェクトから生み出された収入を合計すると、その純資産は約600万ドル（約6億8000万円）になるそう。
今後もさらに大きく羽ばたいていくであろうウィローから、ますます目が離せない！
Translation: Masayo Fukaya From COSMOPOLITAN US
