今年、ボディコンドレスが間違いなく夏のトレンドに復活する予感。
「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」や「シャネル(Chanel)」、「ジバンシィ(Givenchy)」「ステラ マッカートニー(Stella McCartney)」といったそうそうたるブランドのコレクションに登場し、ベラ・ハディッドやカイア・ガーバー、デュア・リパといった鍛え上げられたボディをもつセレブたちが着用したことで、ボディコンドレスがストリートで流行することになりそう。
数カ月間にわたるロックダウン中は、スウェットやジョガーパンツといった快適なアイテムが人気を博していました。しかし最近のランウェイを見ると、今夏は(サイクリングショーツやレギンスのような)伸縮性のある生地を使ったミニドレスにトレンドがシフトする模様。
2007年頃に「トップショップ(Topshop)」で売っていたようなバンデージドレスを持っているなら、イメージしやすいかもしれません。けれど、2021年のボディコンは、2000年代のものよりもずっと美しくしっかりとした構造で、精神面でもスタイル面でも、1980年代のルーツに戻りつつ、モダンにアレンジされたものに。
幸いなことに、最近のデザイナーたちは、ボディコンの先駆者であるアズディン・アライアを参考にしているそう。女性の姿を彫刻としてとらえることにこだわり、1980年代に理想的なボディコンドレスを生み出した人物として名高いアライア。
2020年代のボディコンドレスで特筆すべき点は、単純なミニドレスではないということ。その代わりに、大胆な切り込みや綿毛のようなディテールを取り入れたデザインや、ベラ・ハディッドのお気に入りブランド「ネンシ ドジョカ(Nensi Dojaka)」のスタイルに代表される、ストレッチ素材のニットやシルクを用いたドレスが生み出されています。
2021春夏には「セリーヌ」や「ボッテガ・ヴェネタ」が、2021年秋冬には「ステラ マッカートニー」や「シャネル」が、新解釈によるボディコンドレスを発表。2シーズンにわたって登場したということは、ボディコンが決して一過性のトレンドではないことを証明しています。
しかし、私たちがかつて着ていたバンデージドレスと違うのは、デザインだけではなく、どのように着こなすべきかという点!
今年っぽさを出すなら、ストラップのついた細身のヒール(ヒールもトレンドに復活するので、準備しておきたい)やフラットサンダル、スポーティなスニーカー、厚底ブーツ、ひねりを効かせたヒールなど、少し意外性のあるシューズと組み合わせてみて。
ボディコンが復活するからには、あわせてアンダーウエアなどもきちんと見直しておきたいところ。この夏は、ちょっぴり大胆なこのトレンドにトライしてみては?
※この翻訳は抄訳です。
Translation: Masayo Fukaya