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Shoko Takayasu

2018年、いよいよ30歳になるメロディー洋子さん。家族への思いや人生の目標など、モデルとしてだけでなく、ひとりの女性として、30代を目前に控えた今の心境を語ってくれました。さらにこれまでを振り返って、仕事や人生について悩んだり、迷ったりしたパーソナルな部分のお話も。明るく、ポジティブなメロディー洋子さんの、いつもとは違う一面に迫ります!

【メロディー洋子PROFILE

1988年7月30日生まれ、アメリカカリフォルニア州出身。モデルとして、さまざまな女性ファッション誌、広告、テレビやCM、MV、ファッションショーで活躍中。 青い空と青い海に囲まれて育った天真爛漫でアクティブなCalifornia Girl。現在ARTISTIC & CO.社「THE VEGAS (美顔器)」、festaria(ジュエリー)のイメージモデルを務めている。

Official blog/メロディー洋子公式ブログ Twitter/@melodyyoko Instagram/@melody.yoko.reilly Facebook/メロディー洋子公式Facebook

――メロディーさんは2018年、どんな1年にしたいですか?

Oh my gosh! 私、今年30歳になるんです。だから2、3カ月前から感じていたのは、もう20代ではいられないってこと。ちょっとプレッシャーじゃないんですけど、自分の中ではもう子供じゃないということをすごく感じていたんですね。ちょうど2017年はトランジションステージ(転換期)と言うか、変わっていってる時期で、11年間モデルをやってきて、次のチャレンジ、次のステップとして、何をしたいのかすごく考えていたんです。そこで何を考えていたかという話だと思うんですけど、もういっぱい考えすぎちゃって(笑)。たぶん2018年のいちばん大きな目標は、これまで考えてきたこと、プランニングしていたことをアクションに移すことだと思うんですよね。

――具体的に2018年、やろうと思っていることを教えてください。

今言うと緊張しちゃう! できなかったらヤバい!って思ってしまうんですけど、2018年は映画に出たいですね。映画じゃなくても、映像か何かに。自分でプロデュースして、誰かに出演してもらう形でもいいし。モデルとしての仕事だと、全部が写真で、1セカンド、1秒だけのモーメントだったから、次のステップはもうちょっと動きがあることにチャレンジしたいと思っています。これまでもずっとやりたいと思っていたんですけど、なかなかチャンスがなかったんですよね。CMの経験はあるけれど、もっと長く演じられることが。今までずっと私を見てくれていた人たちにも新しいメロディーを知ってもらえるように、映像の中でもっと長く見てもらえるようにしたいです。モデルの仕事もある意味、演じていることなんですけど、今だとカメラの前に立って、それで仕事が終わっちゃうから。2018年はカメラの前だけじゃなく、イベントとか、映像とか、演技とか、後で長く見られるものを作って、もっと長くみんなと一緒に過ごせる時間を作りたいなと。クリエイティブな面で、今までずっと自分の中で作ってきた世界をみんなに見せたいなって思っていますね。もっとメロディーズ・ワールドに入ってきてほしいし、みんなのワールドと一緒になって、私達のアワー ワールドとして世界観をシェアしたいです。コスモポリタンでこの1年間、カバーガールを務めて、インタビューを受けてきたことで、私の考え方や視点をよく知ってもらえるようになったこともワンステップだと思っています。次はもっとヴィジュアル的なことで、みなさんと一緒に楽しいことができるようにしたいですね。まだ具体的には決まってはいないですけど、自分がやりたいと信じていることだから、きっと実現できると思っています。

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Shoko Takayasu

――2017年にやり残したことで、2018年頑張ろうと思っていることはありますか?

2017年は自分のパーパス(目的)、自分がどうしてこの地球にきたのか、なぜこの地球に必要なのかってことをずっと考えていて、探していたの。周りにはいろんな人がいて、デザイナーとか、自分で何かを作る職業だったり、小さい頃からずっとやりたいと思っていた仕事についていたり。私にはそれがなかったから、ずっと自分の中で疑問に思っていたんです。(編集部:見つかりましたか?)見つかる途中かな。まだちゃんと見つかってはいなくて、これからいろんなことを経験しながら見つけていければいいなと思っているんですけど、私が地球上にいる1番ベーシックでシンプルな理由は、愛するためだって自分で決めたんです。人を愛することだけで、もう十分存在する理由があるって。大きな目的じゃなくても、細かい目標じゃなくてもいい。まだマイ・トゥルー・パーパス(人間として生きることの真の目的)は見つかってないけど、愛することは今すぐできるし、毎日できること。人生には困難や苦労もあるけれど、それを超えて、どれだけ愛することができるかですよね。自分への愛、周りの人への愛、家族への愛、物への愛、地球への愛。アンコンディショナル ラブ(無償の愛)はたぶん人生の中でいちばん大きなチャレンジだと思っています。でも今から始めれば、人生の最後に頑張ったって感じられると思うんですよね。実は私はずっと細かいことばかり考えて、すごく困っていたの。これじゃない、あれじゃないって、考えても考えても、答えが見つからなくて、ちょっと悲しかったんです。周りの人たちは自分の力で立って、自分で生きて、ちゃんと自分を表現できるようになっていくのに、私は何が目的なんだろうって。そんなとき、私にもできることで、それができればOKだと思えたのが、愛するってこと。簡単だと思っていたけど、実はいちばん難しい人生の目標です!

――究極の目標ですね! 20代を振り返って、今、思うことはありますか?

実はあまり目標を立てるタイプじゃなくて、今までは流れに乗っていた人なんです。これはかなり前の話なんですけど、流されて、流され続けて、行き着いた私が好きじゃなくなっちゃったんです。鏡を見ても、この人だーれ?って思うことがあって。そのときに本当の自分に戻るためにはどうすればいいのか、どういうステップをとれば自分を愛することができるのかを考えるようになったんです。流されることをやめて、瞑想したり、ヨガしたり、好きな自分を探して、探して、2年くらいかけて探しましたね。本当の自分にフェイス・ユアセルフ、見つめ直して、またいいポジションに入ってきたところです。1回リセットして、やっと自分の中でいちばん好きな自分になれたから、これからその私をどうやってみんなに見せていくか。私のことを知ってもらうことが、みんなにも自分自身を知るきっかけになってもらえればいいなと思っています。それから幸せな人生に向けて、みんなと一緒に頑張っていけるといいですね。みんなに幸せになってほしいと思うから、そのためには自分が幸せにならないと。外からは何も変わらなくて、全部自分からスタートだから。(編集部:今、幸せですか?)幸せ! 悲しいときもたくさんあったから、そこには戻りたくないと思って、ここまですごいスピードで、すごくエネルギーを使って頑張ってきたんです。戻らないって決めたからには、前に進むしかないと思っています。

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Shoko Takayasu

――いよいよ30代ですが、今の心境を聞かせてください。

30歳になったからって、何かが変わるかどうかはわからないんだけど、少なくとも2から3へ数字は変わるから、イメージ的には大人の気分になってきますよね。大人ってなんだろう、子供との違いってなんだろうと考え始めました。大人になると、お金を払うことが増えてくるとか(笑)、健康のことを考えるとか、いちばん大きいのは家族について考えるようになったことかもしれません。誰よりも私のことを知ってくれている人達だから、家族といれば迷ったときも自分のルーツに戻れるし、本当のリアルな自分になれる。これまでも辛いときに助けてくれたし、家族の愛があるから頑張れてきたんだと思うんです。そこはすごく感謝しているし、その感謝を返したい。私も年をとってきて(笑)、いずれ新しい家族をスタートすることを考えると、今、家族と一緒にいられる時間を作ることも大事だなって感じています。これから頑張っていく上でも家族が支えですが、もう子供ではないので、やりたいことを自分で決めて、自分でやる。本当の意味でインディペンデント(自立)する時期だと思っていますね。今までも自分で暮らして、仕事をして、自立していたと思っていたけど、もっとレベルアップできるようにしたいです。とはいえまだ30歳になっていないし、あと半年は20代でいられるから、今しかできないことをやる。未来のことを考えながら、今を大切にすることもすごく大事だなって思っています!

――30歳になる2018年、メロディーさんはどんな大人を目指したいですか?

もちろんお母さんみたいになりたいですよ。でももうなっている部分もありますね。お母さんに似ているところがすごくわかるようになってきたし、お父さんに似ているところもあるし、でもその上で、両親もインスパイアできるような大人になりたいと思います。実は私、大人って大嫌いなんです(笑)。でも自分がその大嫌いな大人にならないように、好きな大人になりたい。愛が大きい、心が大きい大人になれればいいなと思っています。今はいっぱい目標があって大変だから、目標って言いたくないんですけど(笑)、言葉にすればウィッシュが実現するかもしれないですね! 100%できなかったとしても、自分で頑張ったって思えるところまで頑張れたら、十分なのかな。2018年はみんなと一緒に変わりたいし、成長したいです。今、私の人生って1週間でも変わっていくから、その変化を恐れずに、楽しみたいと思っています。2018年どころか、明日も何をしているかわからないけど(笑)、もっと楽しく、明るく、心から幸せに、中からキラキラしていけることが目標ですね。

「モデルとかタレントとか、そういうことをなしにしたら、みんな同じ人間だから。みんながそう思えば、すごく素敵な世界になっていくと思うの」と、自分を好きになれない時期があったことや人生の目的がなかなか見つからなかった心の葛藤などを、オープンに打ち明けてくれたメロディー洋子さん。悩んでいたのは自分だけじゃないんだと勇気づけられますね!

撮影/Shoko Takayasu ヘア&メイク/堀紘輔(プラスナイン) スタイリスト/町野泉美 モデル /メロディー洋子(DIVINE) 取材・文/江口暁子

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