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Shoko Takayasu

冬でもコートがいらないカリフォルニア育ちで、寒いのは大の苦手! いまだに日本の冬の寒さに慣れず、いつも冬ってどうやって過ごすんだろう? と頭を悩ませているというメロディーさん。とにかくあったかくしたい! という自分の気持ちに正直な、メロディーさんらしい冬のビューティティップスを教えてもらいました。

【メロディー洋子PROFILE

1988年7月30日生まれ、アメリカカリフォルニア州出身。モデルとして、さまざまな女性ファッション誌、広告、テレビやCM、MV、ファッションショーで活躍中。 青い空と青い海に囲まれて育った天真爛漫でアクティブなCalifornia Girl。現在ARTISTIC & CO.社「THE VEGAS (美顔器)」、festaria(ジュエリー)のイメージモデルを務めている。

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――冬に向けて、美容でいちばん意識することってなんですか?

いわゆるビューティでは考えたことがないかもしれない(笑)。ずっとカリフォルニアに住んでいたので、日本みたいな冬がなかったんですよ。エキノックス(秋分の日)が終わって、冬が近づいてくると、また1年が終わるということを意識し始めて、この1年間を振り返って、いろいろなことを考えますね。メンタルや感情の面で自分と向き合うというか、自分が今年どこまでやれたか、何がまだ終わってないか、心の中を整理することが美容的にはいちばん大きいかもしれないです。もちろん1年中ずっとやっていることではあるんですけど、1年の大部分が終わって、11月くらいからは来年に向けてのことも考え始めます。12月だとギリギリになっちゃうけど、11月ならまだ少し余裕を持って、やり残したことをやろうとか、できることもあると思うので。これがアメリカだと、ホリデーシーズンがもうすぐなので、ちょっとリラックスな気持ちになるんですけどね。10月はハロウィン、11月はサンクスギビングでお休みもあるし、12月はクリスマスだから、10月くらいからもう1年も終わりだなって、ホリデー気分に入っちゃうんです!

――ホリデーシーズンはイベントも多いと思いますが、そのための特別なケアはしますか?

ホリデーに向けての美容は大事ですよね。サロンやエステに行くのは12月に入ると混んでいて予約も大変なので、11月がいちばんいいのかも。この時期、髪の毛がいちばん乾燥すると思うので、ヘアサロンでトリートメントしたり、ヘッドスパに行ったり、11月はメンテナンスの1カ月にするのもいいかもしれないですよね。私も定期的にヘアケアには行っていて、特にどこのサロンというわけでなく、家の近所でも、どこでも行きます! 髪の毛を洗うのが冬になるとすごく大変じゃないですか、長い髪だと。だから誰か洗ってくれないかなって(笑)。私は季節によって、普段と特にお手入れを変えるわけではないんですけど、冬はスチーマーをすごく使いますね。家で簡単にできるし、あのあったかい空気がちょっとクセになっちゃうんですよね。あ~、気持ちいい~、ずっとこうしていたいみたいな(笑)。クリームを塗ったりしてベタベタするのが苦手な人は、あったかいスチームだけでも、乾燥対策になると思いますよ。あとはARTISTIC & Co.の美顔器を使ったり。たぶん夏よりも冬のほうが、家でゆっくりする時間が長いと思うので、そういうときにちょこっと美容をやってみるのもいいかもしれませんね。

――寒い時期のパーティやイベントなどでは、夏とはメイクを変えたりしますか?

冬と夏でいちばん変えるのはメイクかもしれないですね。夏はバカンスをとったばかりみたいなちょっと日焼けした肌にハイライトをするくらいの、ナチュラルな感じに。クリスマスあたりのホリデーの時期は、もうちょっと夜のメイクに近いというか、肌は明るめで、リップはダークにしたり。冬は赤みのある色が似合うと思うので、ファイヤーが燃えるような赤だったり、血の色みたいな情熱的な赤だったり、ワインレッドだったり、ちょっとインパクトが強い色を使うのが好きです。

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Shoko Takayasu

――メイクでいちばんこだわっているポイントはどこですか?

リップですね。リップの色ひとつで、すぐに印象が変わるから。それに誰でも簡単につけられるし、そんなに間違いもないメイクアイテムですよね。いろいろな新しい色を試したり、自分で遊んでみるのもおもしろいし、リップをつけてチュウすると何にでもリップの跡がつくのも、スタンプがついているみたいでかわいい♡ ナプキンでもチュってすると自分の唇がついていたり、そういうロマンティックな楽しみもあって、テンションが上がります。私の場合、冬のファッションはとにかくあったかければ、なんでもいいや! ってなっちゃうから、メイクが重要。あったかい洋服を着て、リップが赤だったりすると、すごくホリデー気分になってきます。仕事ではプロの皆さんにメイクしてもらっているので、普段自分でやるときはコンシーラーとマスカラあれば十分なんですけど、お出かけのときはちょっと赤いリップにしてみたり。リップを1本プラスするだけで、これでOKってすぐにキマって、ポケットに入れて出かけられる。それはたぶんいちばんラクで、簡単でおしゃれに見える方法ですよね。リップって本当に便利です。

――リップ好きのメロディーさん、冬のお気に入りカラーはありますか?

私はレッドが大好きだから、けっこうつけているんですけど、シチュエーションによってはちょっと難しいときもありますよね。普段着に赤のリップだと、たまにトゥーマッチになったり。そんなときはダークブラウンやベージュブラウンにしたり、ワインレッドやちょっと紫がかった赤みたいなリッチな色にしたり。もちろん好きな色がいちばんなので、自分が反応する、いいなって思う色でいいと思うんですけど、たまにはお友達と買い物に行って、勧められた色にしてみるのも、自分が選ばない色になっていいかもしれないですよね。ちょうど10月からロレアルパリのリップのキャンペーンに出てるんですけど、私がいちばんおもしろかったのがブランドのホームページにあるリップカラー診断。すごく簡単なアンケートで、自分に似合うリップの色をオススメしてくれるわけなの。ビューティものでウェブのアンケートはあまりしないんですけど、その色は買いに行ってみたんです。そしたら本当にすごくいい色だったから、ウェブでこんなにいい色をオススメしてくれるんだってビックリして。マネージャーさんやスタイリストさんもやってみたら、自分で選ばない色なんだけど、いいかもと言っていましたね。ナチュラルでかっこよくて、今いちばん使っているお気に入りの色に、ウェブで出会えたなんて進化しているんだなってすごく驚いています!

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Shoko Takayasu

――普段から食にこだわっていると思いますが、冬だから気をつけることはありますか?

寒くなってきたら、しょうがとか、ちょっとスパイスが入っているものが好きで、カラダを温めるものを自然ととっています。白湯は一年中飲んでいるんですけど、冬だとスープとか、ホットチョコレートとか、スパイスワインとか、ホットなものを飲みますね。日本の冬って、食べものがおいしくなる季節だと思うんですよ。秋冬のほうが野菜もお魚もおいしいじゃないですか。海鮮がすごくおいしいですよね。一度仕事で、冬の北海道に行ったことがあって、雪の中で撮影したんですけど、そのときに食べた海鮮鍋がおいしくて! 寒がりなので、冬に関してはノーコメントになっちゃうんですけど(笑)、それは冬のいい思い出です。

――カラダを温めることが大事だということですね。ほかに何かオススメはありますか?

最近やっと、あったかいコートがいちばん必要かなってわかってきたんですけど(笑)、寒くなるともともと大好きな温泉や溶岩浴に、いつも以上に行きたくなりますね。お友達と車を借りて温泉に行ったり、大きなスーパー銭湯で1日中遊んだり、大江戸温泉にも行ったことありますよ。気持ち的にもあったかくなるし、カラダにも絶対にいいと思うし、温泉は大好きです! 先日初めて泥のお風呂みたいな専門店に行ったんですけど、温泉とはまた全然違って、すごくよかったですね。裸で入って、きれいな女性が泥をかけてくれて、泥の中にカラダが埋まるんですよ。すごく新鮮でおもしろかったですね。土からエネルギーがもらえるので、中から温まる感じで、すごく暑いんです。都内にいると泥にふれることもないから、終わったあとに子供に戻った気分でわざと泥だらけしたのも楽しかった! あとはこれも1年中やっていることなんですけど、お家でもキャンドルを灯したり、お風呂で過ごすのが大好きです。バスソルトを入れて、浄化するお風呂にも入ったりしますよ。

――では最後に、寒い冬を健康に過ごすためのアドバイスがあれば教えてください。

冬はカラダが硬くなりやすいので、それだけは気をつけたほうがいいですね。寒いとつい動かなくなって、硬くなるんだけど、ヨガをしたり、ストレッチしたり、ゆっくり動かすだけでもいいから、忘れないほうがいいかな。夏みたいにガンガンする運動じゃなくて、ゆっくり、やさしめでも動いたほうが、カラダには絶対いいと思います。激しいスポーツではなく、夏よりちょっとトーンダウンする感じで、前屈してみるとか、カラダを横に曲げてみるとか、冬はほんのちょっとの動きでもカラダにとってはいいと思う。私も冬は寒くて、運動をやる気持ちがなくなっちゃうんですよ。家でずっと食べていたいなって。クマみたいに、ちょっと太って、お家でずっと寝て、春になったらまた起きるっていうのだとうれしいんだけど、残念ながら人間はそういうシステムじゃないから、クマが本当にうらやましいです(笑)。

今年も気がつけばあと少しで、仕事やプライベートの忙しさで、ついバタバタと過ごしがち。そんなときこそ、1年を振り返ったり、やりたかったことを整理したり、自分を見つめ直すことで内面をキレイにする、メロディーさんらしい心の美容法、ぜひお手本にしたいですね!

撮影/Shoko Takayasu ヘア&メイク/堀紘輔(プラスナイン) スタイリスト/山王丸久美子 モデル /メロディー洋子(DIVINE) 取材・文/江口暁子

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