ヒュー・ヘフナーから息子のクーパー・ヘフナーへ受け継がれてからというもの、時代に合わせた進化を遂げている『プレイボーイ』誌。約2年間封印していたヌードが解禁されたかと思えば、数十年前のアイコニックな表紙をプレイメイト本人たちが再現、トランスジェンダー女性やプラスサイズモデルを起用するなど、わずか約1年の間に様々なことを成し遂げてきた。そして最近、元ボンドガールである67歳の女優を起用したことで、新たに話題になっている。

登場したのはジェーン・シーモア。1973年の映画『007/死ぬのは奴らだ』でメインのボンドガールを演じた彼女は、過去に2回『プレイボーイ』に登場しているけれど、それは70年代と80年代のこと。それから30年ほど経ったジェーンは、当時より現在の方が「自分をセクシーだと感じる」と話した

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「若かった頃と比べると、今の方が断然セクシーだと感じるわ。昔は、『セクシーって何? どうやったらセクシーになれるの?』って困惑していたから。でも、歳を重ねることで自由を感じられるようになったの。父がよく言っていた言葉なんだけど、『ありのままの姿に満足する』ってことね」

さらに、年下の男性にも声をかけられることが多いのだそう。

「そんなときは、『あら、来世で出会いましょうね』と言うのよ。すごく嬉しいことだわ。若い頃っていつも注目を浴びようとしているじゃない? 今はそうじゃないのにね」

他にも、仕事で辛いことにぶち当たったとき、どのように乗り越えるのかを語った。

「私をフェニックス(不死鳥)のようだと言う人がいるの。でも、そうじゃない。私には、母という強いお手本がいたのよ。彼女にはこう教えられた。『誰でも難題に直面する。きっとそんなとき、心を閉じたくなり、結果その難題に潰されるでしょう。だから、誰かを助けることをするのよ。それは、あなたを癒すでしょう。そして、ホタルの光のようになるでしょう』」

そんな母からの言葉を胸に、女優として成功し、さらに60代でも堂々とスリップドレスを着こなしているジェーン・シーモア。彼女の美しさは、ありのままに人生を謳歌している人間性から裏付けられたものに違いない。