映画『All the Money in the World』の撮り直しに参加したマーク・ウォールバーグとミシェル・ウィリアムズ。再撮影でのマークの報酬が150万ドル(約1億6680万円)だったのに対し、ミシェルの報酬はたったの1000ドル(約11万円)だったと報じられた2人。でも実際のところ、マークに500万ドル(約5億5390万円)、ミシェルに62万5000ドル(約6923万円)のギャラが支払われていたことが明らかに。

米『ハリウッド・リポーター』誌によると、マークとミシェルの間には1500倍ではなく8倍の賃金格差があったそう。ただミシェルはアカデミー賞に過去4回ノミネートされ、今年のゴールデングローブ賞でも主演女優賞にノミネートされた実力派女優。ミシェルとマークは同じエージェンシーに所属していながら、これだけの格差があるのはやっぱりおかしいとの見方を示した。

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そうした問題を受け、セクハラ被害者を支援する「Time's Up」ではSNSを通じて給与を公開するよう女性たちに呼びかけている。非営利団体ウィメン・アンド・ハリウッドの創設者で、アテナ映画祭のディレクターを務めるメリッサ・シルバースタイン氏も同誌に「ハリウッドは、女性たちを孤立させ、お互いに対立させるシステムの上で成り立っている」「賃金を公開することで、女性の権力を取り戻すことができると思います」とコメント。 賃金や給与の透明化は今後、新たなムーブメントとしてハリウッドや一般の職場に浸透するのか、今後の動きを見守りたい。

この翻訳は、抄訳です。

TranslationReiko Kuwabara

FromHarper's BAZAAR UK