30年にも渡り、多くの女優にセクハラ被害を加えてきたとしてハリウッドで今大問題となっている大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによるセクハラ問題。連日、過去に被害を受けた多くのセレブが怒りの声をあげる中、<コスモポリタン イギリス版>によればSNS上で「#Me too」というハッシュタグが話題になっている。

この投稿をしたのが、映画『コマンドー』でアーノルド・シュワルツェネッガーの娘役でブレイクした、米女優のアリッサ・ミラノ

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

もし、セクハラや性的暴行の被害を受けたことがあれば、このツイートに"Me too(私も)"と返信してください。私たちみんなが立ち上がれば、この問題がどれだけ深刻か世界に伝わるかもしれない。

この発信がきっかけとなり、一般の女性も次々とセクハラ被害にあったことを「#Metoo(私も)」と投稿。<NBC Washington>によれば、投稿から24時間以内にFacebookでは1200万に及ぶ投稿やコメント、リアクションがあり、Twitterには50万以上のツイートがなされ、さらに広がりを見せている。参加者の中には、レディー・ガガや女優のジェイミー・キングなどのセレブも。

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もしあなたが性的暴行を受けた被害者であれば「#MeToo」と返信、もしくはシェアしてください。私も長年、被害を受けてきた1人で隠さずに経験を共有してきました。でも簡単なことではないの。もしあなたが共有する準備ができたときで大丈夫。シェアすることで、私たちは語り合えるし、知識を持てる、1人ではないってことがわかるわ。立ち上がって、お互いに助け合い、癒やし合うことで変わることができるわ。世間を恐れて黙っている日々はもう終わり。性的、言葉、感情的に襲われる、そんなことはもう必要ないの。みんなのこと、愛しているわ。誇りに思うし、尊敬してる。ジェイミーより。#metoo

発信元となった女優のアレッサは、批判されているハーヴェイ・ワインスタインの元妻(セクハラ行為発覚後に離婚)で「マルケッサ」のデザインー、ジョージナ・チャップマンと過去に「Project Runway All Stars」 で共演していた1人。複雑な立場ながらにも、セクハラ被害について、先週「PatriotNotPartisan.com」というウェブサイトで以下のように投稿。

職場でのセクハラ行為や性的暴行は、ハーヴェイ・ワインスタインの件に限ったことではありません。私たちでこの世界を変えなければいけません。世界中の女性たちのために、私たちが良くしていかなければいけないんです。

過去30人以上の女性から性的被害で訴えられたことでハーヴェイ・ワインスタインは、今月14日にアカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)から追放されたばかり。

海外だけではなく、日本でもツイートしている人が徐々に増えているこのハッシュタグ。どんなセクハラを受けたのか細かく語る必要はなく、ただ「#Metoo」と呟くだけでも大丈夫。

「自分も被害者」であることを、形にして声を上げていくのは、被害者の心の癒しに繋がると同時に「嫌なことに対して、私たちは嫌と言っていい」というメッセージを広めることにも繋がる、力強いムーブメントになるはず。