出会いを求めながらも、億劫になったり、いいなと思っても声をかけられなかったり。それは、もしかして今の自分に自信が持ててないからかも? マネごとじゃない"自分に似合う"がわかれば、自分に似合う人も、惹きつけられるんです。(4回連載)

キャラ立ちすることの大切さ

最近のトレンドに「おそ松さんブーム」があります。

イケメンでなく、決して素晴らしい人格ともいえない個性の強い6人の主人公たちが、あれほどのファンを集めブームメントを起こす理由は一体なぜでしょうか?

それは「キャラクターがちゃんと立っている」ということに理由があります。

ヒットするドラマやアニメでもみんながイケメンや美女で優秀なキャラクターでなく、欠点が目立つ主人公や、独特な背景のあるヒロイン、味のあるサブキャラクターなど、色んな個性がちらばり魅力的な作品を構成しています。

完璧とは、抜け目なく整った状態を指す言葉ですが、人間は完璧なものには惹かれません

どこかに癖や特徴があるからこそ愛着を持ち、惹かれていくものです。

けれど、特に女性はたくさんのコスメを駆使して完璧な外見を再現しようとしがちです。

二重にして、黒目の大きくなるカラーコンタクトを付けて、肌の状態がわからないほどファンデーションをつけて、頬に過度なチークを塗ってしまいます。

自分が持って生まれた人との違いを否定して、世間がキレイと定義する見た目になろうと必死になるのも若いうちはいいもの。とはいえ、年齢を重ねていけば、見た目の衰えも加わってきます。

年齢に抗って20代前半の見た目を保とうとした結果が美魔女と言われる「その年齢には到底見えない女性」です。

いつまでも若い外見をキープするため努力する姿勢は素晴らしいですが、一般的な女性がマネるには無理が生じる状態です。

完璧なキレイを求め続けると女性は幸せとは言えないかもしれません。

生きる限り歳は重なり、衰えていくことが自然であり、若さをキレイと定義してしまえば、必然的に時間の流れと逆のベクトルに努力しなくてはならなくなります。

美容家として、美だけに向き合う立場ならできたとしても普通の女性には難しいかもしれません。

そこで気づいてほしいのがキャラクターの魅力です。

人間は完璧なものには惹かれないと言いました。

つまり、求めるべきは若さや不備のないキレイでなく、自分のキャラクター、つまり個性です。

完璧なキレイを求め続ける不幸【出会いの第一印象】pinterest

こちらの座標は「88診断」という個性の分析に使用される種類です。

22のテイストに分かれていて、曲線のシルエットやヴィヴィッド配色が合う「キュート」や爽やかなマリンスタイルの似合う「クリアスポーティ」、柄と柄を掛け合わせる「カジュアル」などそれぞれのテイストによって個性の特徴が分かれています。

この座標を基に分析しそれぞれの似合う服と、その人の個性を見つけるサービスを提供しています。

自分の個性を外見と調和させることができれば、出会った人が自分のことを覚えてくれます。

欠点があったとしても、それを持ち味と捉えてもらうことができ、たくさんの人に埋もれることがなくなります。

自分の個性は似合う外見(見た目)と繋がり、その個性を自覚し、向き合う事ができれば、あなたは自ら望まなくても「自然体で好かれる人」になっていきます

人と初めて出会うときの第一印象と、強く結びつく見た目を意識することが大事なのです。

今回のコラムを読んでくださった女性たちがオシャレやトレンドでなく、シンプルに「私」を伝える手段として、「似合うファッションやメイク」に興味を抱き、少しずつ「自分らしさ」と向き合えるきっかけになれたら嬉しいです。