フランスで起きたショッキングなニュースが、コスモポリタン イギリス版に掲載されている。

満員電車の中で女学生が見知らぬ男にレイプされ、しかも、それを乗客の誰1人として止めようとせず、実質見殺しにしたというのだ。

情報誌『Le Parisien』が報じた内容によると、女性が電車を待ちながらホームでタバコを吸っていたとき、見知らぬ男が近付いてきたという。彼女は無視したが、それにもかかわらず男は電車の中にまでついてきて、隣の席に堂々と座った。そして扉が閉まり発車すると、男は彼女の身体を触り始めた

監視カメラの映像では、男が女性の耳元で囁いているように見えたそうだが、実際は首や頬にキスをしていたらしい。女性は全力で抵抗したが、男は力ずくで彼女に迫り、強引に下着に手を入れ、そしてそのままレイプするに至ったというのだ。

さらに最悪なのは、その間、車両の乗客全員がその事態を見て見ぬ振りをしていたということ。

女性は次の停車駅で降り、必死で逃げたが、それでも男は執拗に彼女を追いかけ、2度目の襲撃を試みようとしたという。男をどうにか振り払い、顔中あざだらけで両親の元へ帰宅した彼女は、恐怖とショックに震え、何一つ答えられなかったそうだ。レイプされただけでなく、電車内での乗客たちの無関心さを目の当たりにしたことが、彼女のショックを倍増させたに違いない。

数日後、友人たちに促されようやく彼女が警察へ届け出ると、間もなく38歳の男が逮捕されたとのこと。

人々の「勇気の欠如」が浮き彫りになったこの事件。悪しき犯罪に声を上げ、行動に移せる人が増えることで、このような事件が二度と起こらないことを願うばかり。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

COSMOPOLITAN UK